kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

さてこの話で思うところを書いておこうか ―― 日大選手、反則は監督指示 大学は否定

この問題、かなり世間を騒がせたのですけど。
『なんか根本的なところで分かってない記事が多いなぁ』と、
私的には生温かい目で見てました。
テレビとかで、
アメフトの関係者をコメンテーターとして呼び出していろいろ話をさせていましたけど。
現場に立っている人と、
外部の人の受け取り方がズレている、というか。
外部の人は、反則の悪質さばかりを問題視して、そこを大きく取り上げたがるのですけど。
関西学院大学とか、
定期戦をボイコットしたほかの大学が問題視しているのは、そこじゃないんですよね。
反則、というか悪質なラフプレイが起きるのは、
スポーツの場では、有り得るんですよ。どれだけなくそうと思ってもゼロにはならない。
ただね、その後の対応で、
反則した訳ですから。物凄い大きなミスをしてわけですよ。
ルール上。
競技全体に大きなマイナス・ペナルティを付けてしまったわけです。
それをなんとか修復するように、
当事者、というか反則した側が努力しなくちゃならないわけで。
関学は当然、
日大のそう言う行動を待っていた、というか、
見守っていたわけですけど。
それがなかったので『それはちょっとおかしいんじゃないか』『日大にはルール遵守の精神はないのか』と、
大騒ぎになったわけです。


スポーツってのは、ルールを守るから暴力を振るうことが認められている世界なんですよ。
ルールの枠の中で暴力を振るうことが許されているんです。
一般人に路上でタックルかましたら普通に犯罪ですよね。
でもスポーツではそれを『ルール』という縛りで許容して、相互に認め合っているから、成り立っているんです。
そこからルールをとってしまったら、単なる『暴力行為』にしかならないんです。
今回の事件は最初からルール逸脱するつもりでやっているようにしか見えない、
けれどそれが日大の中で放置されているように見える、
だから大問題なんですよ。
今回の件が取り上げられるときに、必ずと言って良いほど『問題場面を撮した動画』が放映されるので、
どうしてもこの『動画場面』ばかりが問題視されますけど。
そもそも大問題になったのは、動画じゃ無くて。
対戦が予定されていた相手大学チームが一斉に試合を拒否したからです。
多分、この『一斉ボイコット』がなければ、
単なる『ハードなラフプレイ』の一つで片付いてしまった。と思います。
おそらく日大も最初はその程度の認識だったんだと思います。
そこを関学に問題視されて、騒ぎになったし。
ほかの大学も『日大の言っていることはおかしい』と関学の主張に共感して試合をボイコットした。

この試合拒否で
『日大とは同じルールの中で闘うことは不可能。日大がやっているのはアメフトではなく暴力行為』って、
ほかの大学が一斉に日大に突き付けたんですよね。
これをマスコミが大きく取り上げて、
だから大事になって後追いで動画が拡散したんですよね。
ラフプレイ自体は、
かなり特殊な内容ですけど。
その場で日大がルール遵守の精神で、選手と担当コーチとかを処分して、
チーム改善策=今後このようなラフプレイは二度と起こさないための改善策を持って、
相手チームと怪我をした選手のところへ謝罪に行っていれば、
単なる1ラフプレイとして片付けられて、
それで問題は解決して
こんな大騒ぎにならなかったはずです。
でも、日大はそれをしなかった。
だから関学は怒っているわけですね。
『日大はルールを守る気があるのか』と
それで、
反則プレイの内容を調べていくと、どうも色々とおかしな点が見つかる。
これはいったいどういうことだ? 分かるように説明して下さい。
となったわけです。



もう少し書いておくと,
関学が抗議文だして、
ほかの大学が試合拒否言い出したのは、その場で即じゃなくて1週間くらい経った後ですから。
その間に日大の方から反則に対する謝罪と改善策というか、
担当者(というか選手とか担当コーチ)の処分なり、
今後の改善策が示されていたら、
監督が出向いて謝罪して、それを伝えていたら、
ここまで大事にはなっていませんよ。
問題はここまで大きくなったのは、
試合後の日大の態度が、
どうみてもルール無視を選手に許容しているとしか見えないからですよ。
だから、ほかの大学チームからしたら、
『日大がやってるのは、スポーツじゃないだろ』って大騒ぎになったんですよ。
どうもマスコミはこの点をすっ飛ばして、
反則ファウルの悪質さだけを取り上げてますけど。
大問題なのは、試合後の日大の対応の方で。
ここが納得いかないから、
ほかの大学も日大に不信感を強めているのですよね。
これは、
現場にいた人というか、今も現場で活動している人達とかも含めて、
関係者はそういうコメントを出しているのですけど。
『信頼できない』みたいな発言は、そういう意図なのですが、
そこをマスコミは何故か無視するんですよね。
ファウルの悪質さばかりを取り上げます。
これには違和感を感じます。


たしかに今回のファウルは悪質だと思いますよ。
明らかに『壊し』に来てますから。
単なるルール無視じゃなくて、ルール無視して相手の選手生命確実に刈り取りにきてますから。
関学側からはそう見えるし。ほかの大学からもそう見えるでしょう。
これは、試合をする選手にとっては、すごく怖いです。
私はアメリカン・フットボールの経験無いですけど。
柔道ならやってました。結局昇段試験受けて帯びとるところまではしませんでしたけど。
段位持ちとも初段〜二段程度なら普通に試合できる程度まで、
趣味でやっていました。
だから関学とかほかの大学の監督達が何を怒っているのかわかる、というか共感できる点があります。
ルール無視して壊しに来たら人間簡単に殺せるんですよね。
『スポーツ』の中で、『試合』という形式で。
誤魔化そうと思えば、『事故』で誤魔化して罪に問われるかどうかあやふやにして殺すことできるんですよ。
ハードなフィジカルコンタクトのあるスポーツってそのくらい怖いものなんですよ。
柔道でも押さえ込みとか絞め技で、相手を殺すことは簡単です。
実力差が少しあると、簡単に相手を殺害できてしまいます。
でも、『ルールを守る』前提でお互い信頼関係を結ぶから試合として全力を尽くすことができるんですよ。
だからルール破ったら謝罪するし、
相手に申し訳ない。こんなことは二度としない、って誠意をみせます。
試合直後で選手は気が昂ぶってそんな気になれない所を監督なり指導者が率先して謝らせます。
じゃないと、次から遺恨試合で「殺し合い」になるから。
報復の応酬になるから。


で、多分、
というかなんでここまで問題大きくなったのか、
なんとなく想像できるところを以下に続けます。


たぶんね,一番の問題は
誠意ある対応を日大がみせなかったことに、被害を受けた選手の親がおこっているんだと思います。
刑事告訴も辞さない、と言っているみたいだけど。ここの感情のシコリが取れてないのが、一番の問題になっているのだと思います。
被害者の親が相手チームの責任者である監督の謝罪と、
どうしてこんなプレイをさせたのか、チームとして許したのかその説明を求めていたのに、
日大は監督を謝罪に出さず、監督から責任ある言葉を怪我させた選手と親に掛けようとしなかった。
それどころか、反則した選手を庇うようなコメントを試合直後にマスコミに向けて監督が出してしまいました。
あれでもう、今回の騒動が起きることが決まってしまった、とも言えます。
普通は出しませんよ。
相手に全治3週間の怪我させる反則した選手を庇うにしても、あの言い方はないです。
『いや、あのプレイは行き過ぎだった。もうしわけない。これからはそんな危険なプレイはさせないために指導徹底します』っていうのがルール遵守の中から当然でてくるべき言葉だけど。
それが『ウチではあれくらい当然』と開き直っちゃった。
さすがにこの経緯見たら、これ許しちゃったらダメだろ。と思うよ。
サッカーとかほかのスポーツでも、アメフトでも、
今回の件に限らずルール無視のファウルはあります。ルール内で大怪我させることだってありますよ。
だけど、全治3週間の怪我相手にさせといてそれを、
『アレは間違いじゃない。ウチでは問題ない。当然のプレイ』なんてマスコミの前で公言した監督はいませんよ。
W杯サッカーで代表監督がそんなこと言ったらサポーターと協会から干されるわ。
『ルールの中であっても、相手に怪我をさせる結果になってしまったのは残念だ。大変に遺憾です』くらいに収めますよ。
それを日大は今回、堂々と反則を開き直った発言を出しちゃった。
日大の内田監督本人にその意図は無かったのかも知れません。
けど、怪我をうけた側が聞いたらそうとしか聞こえないコメントを試合直後に出してしまいました。マスコミの前ではっきりと。
これが、もう大失敗。というか。
だから関西学院大学が沸騰しているし。ほかの大学チームも騒いでいるし。
それに私みたいに、
フィジカルコンタクトのスポーツ経験あるヤツなら、これは絶対認められませんよ。
だって、この風潮を許したら選手が簡単に死んじゃうのが分かるもの。
ルールを守らないのがアタリまえになったら、スポーツ出来なくなるんですよね。
今回の問題の根っこ、関西学院大学が問題視しているのはその部分。
被害者の謝罪にかたくなに応じない日大の監督からそういう空気を感じ取っているから。これだけ騒いでるんです。
多分、俺みたいにヤジウマで騒いでいる人もそういう所で騒いでいる人は多いと思うよ。
ただ、
テレビのコメンテーターとかはそこが全然分かってないようなコメントばかり垂れ流しているけどさ。


で、
アメフトの現役の監督とか、
今回の悪質なファウルについて、
『何が起きたのかわからない』『前代未聞』という言葉を繰り返していますけど。
たぶん、
これは嘘だと思う。薄々何が起きたのか、分かっていると思うよ。
だから、ここまでハッキリした行動を起こしているんだよね。
何かしらの『強い確証』がないと、普通はここまで思い切った行動にはでれないもの。
で、
私的には、なんとなく『そうじゃないかなぁ』と思いあたることがあるのですけど。
部員達からの『監督の指示』とか言う言葉が出てきている点について。
柔道部にいたときの経験からですけど。
それはまた次回。




 アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦で日大の選手が悪質な反則行為により関学大の選手を負傷させた問題で、日大の内田正人監督らが19日、関学大の鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターと会い、謝罪と事情説明を行う。
 関学大は17日に開いた記者会見で、内田監督が危険なプレーを選手に指示したことを否定する日大の文書による回答に疑念と不満を表明し、真相究明を求めていた。
 問題のプレーは6日の定期戦で起きた。日大の守備選手が、パスを試みた後で無防備だった関学大クオーターバックの背後から激しくタックルし、腰などを負傷させた。その後、会員制交流サイト(SNS)を通じて動画の拡散が続き、大きな社会問題に発展した。