kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なぞナゾ謎、じゃないだろうなぁ。単なる『手抜き』 ―― 倒壊ブロック塀は積み増し、40年以上違法状態

いや、この事件、思っている以上に根が深そうです。
設置した当時の関係者から、
今までみんなグルになって危険性を放置してきたんじゃないですかね。


だってさぁ……
あの施行の仕方はどうみても日曜大工なんですけどね。
正規の業者というか、工務店に任せたら、あそこまで酷い作り方はしないと思いますよ。
……いや、予算値切られたら、怪しいですけど。
控え壁を抜きにしても、
あの場所は『ガケの端にブロック塀を建てている』ような状態です。
そんな現場で、基礎に30cm程度の『差し筋』打ち込んだだけで
1m以上のブロック塀本体を支えるのは、普通に考えて無謀です。
間違って外側に力が掛かったら、土台がブロック塀本体を支えきれず、
あっけなく倒れるのは簡単に予想できます。
多分、土台部分には別の鉄骨が入っているので、その上にブロック塀を積み増しするなら本来土台から作り直さなければならないところを、
そこまで大掛かりにしたくなかったので、
無理矢理上に載っけたのでしょう。
正規の業者なら、
あんな物作った工事記録に名前が残ったら、
後々問題化するのは分かってますので。引き受けません、って。
それが今から40年前だとしても、ね。
考えてみてください。
学校の屋上を1m60cmのブロック塀で囲います。
そのとき、
ブロック塀の土台となる学校の屋上の床には10cm程度の『差し筋』しか入れません。
そんな危険なブロック塀を作る工事を引き受ける業者がいると思いますか?
学校側が、
『屋上には誰も入れないから、塀に力が掛かることはないから』とか甘言を駆使しても、
まともな判断力のある業者はそんな工事引き受けません、って。
どう考えても無謀ですもの。
40年以上前の業者でも、ね。
そんな内容ですから、
設置当時から危険性は認識していたけど、
金がないので関係者全員で見て見ぬ振りしてきた可能性が高い、と思います。
中が見えないように囲うだけなら、元々あった鉄製フェンスに
ポリ塩化ビニールのシート貼り付けるだけでも事足りたんですけど。
応急的に設置して、金が貯まったらきちんと手当すればよいわけで。
隠すだけなら、大して強度もいりませんし。外部からの侵入を防ぐ目的なら強度もいりますけど。
そうじゃないですし。
変質者が小学校に乱入した事件とかあるので、そっちが影響したのかなぁ。
なんであんな構造物にしたのか、本当に謎です。



 大阪府北部を震源とする地震高槻市立寿栄じゅえい小のブロック塀が倒壊し、小学4年の女子児童(9)が死亡した問題で、この塀は遅くとも1977年度には現在の高さ(約3・5メートル)まで積み増しされていたことが、市教育委員会の調査でわかった。当時の建築基準法施行令が定める高さ制限は3メートルで、違法な状態が40年以上にわたって続いてきた可能性がある。
 市教委によると、同小の1977年度の卒業アルバムの写真を調べたところ、プールの脇に現在のブロック塀が写っているのが確認されたという。
 71年に改正された建築基準法施行令はブロック塀の高さを「3メートル以下」に制限。子供らがブロック塀の下敷きになって死亡した78年の宮城県沖地震を教訓に、81年に「2・2メートル以下」に厳格化された。


 大阪府北部で起きた地震で児童が下敷きとなって死亡した小学校のブロック塀について、高槻市教育委員会が学校の依頼を受けた調査で安全性に問題がないとしていましたが、調査した職員には建築士などの資格がなかったことを明らかにしました。
 小学4年の女子児童が下敷きとなって亡くなったブロック塀については、3年前、防災の専門家に指摘を受けた学校側が高槻市教委に調査を依頼。市教委はおととし2月、現地を調査した上で「安全性に問題はない」と判断していましたが、この調査は建築士などの資格を持たない職員2名による簡易な点検だったと明らかにしました。
 「(点検の)1つは目視です。もう一つは『打診棒』といって、こういった伸びる棒で叩いて音を確認する。(ブロック塀が)違法であるという認識は頭から無かった」(高槻市教委の会見)
 市教委は詳しい経緯を引き続き、調査するとしています。