いよいよ大学本体にまで延焼し始めたので、
大きく燃え移る前に火元を切り離した。
と、
そういう事なんでしょう。
なんというか、
関学が要望書を出した時点で、
誠実に対応していれば……
ここまでグダグダ、というか。
酷い事にはならなかったわけで。
自業自得としか言い様がないわけですけど。
いまさら重い腰を上げたのは、
文科省から『行政指導』をチラつかされたからかなぁ。
日本の大学教育なんて、
『自治』とかエラそうなこと言って、
この程度の世界ですから。
自分達に都合の悪いことは
平気でもみ消しを謀ろうとするわけで。
それじゃあ、
政府に関与の隙も与えるわけです。
どうもならん話です。
ところで、
日本のメディア人は、もう飽きてしまったのか、
全然取り上げませんでしたね。
ニュースでサラッと流れておしまいです。
いや、今はW杯が関心を集めている時期ですから。
そっちの方に焦点が当たるのも分かるのですけど。
とくに
ポーランド戦は、他の試合以上にいろいろと話題になっていますし。
そういうメディアの反応を先読みして、
この時期に会見を開いたのなら、
なかなか、
小狡い智恵だけは働くのだなぁ、と呆れてしまいますけど。
そういう絡めてばかり使って、
本質から目を逸らして解決しないで済ませよう、とした結果が、
これだけの大騒動になったのですけどねぇ。
まだ、
その要点が分かってないのかな。
だとしたら、
本当に救われませんねぇ……
日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題をめぐり、日大の第三者委員会が29日に発表した中間報告は、危険なタックルの指示を否定する内田正人前監督らの主張をことごとく虚偽だと断じた。選手1人に責任をなすりつける体質やもみ消し工作が行われていた実態も判明。騒動から約1カ月半が過ぎ、異常とも言える監督と選手の関係性が改めて浮かび上がった。
第三者委の勝丸充啓(みつひろ)委員長らが発表した中間報告によると、内田氏は、危険なタックルがあった試合から8日が経過した5月14日、井上奨(つとむ)前コーチに指示し、東京・三軒茶屋のキャンパスに部員を集めた。すでに関西学院大の選手へのタックルの動画が拡散し、関学大が日大を批判するなど問題が表面化していた。
「バッシングを受けることになるよ」。集まった部員に日大関係者はこう発言し、暗に内田氏の関与を否定するよう口封じを図った。同16日の大学側の聴取の際も、日大職員が内田氏の指示を話さないよう要求。「不当な圧力でもみ消しを図ろうとした」(中間報告)とした。第三者委は聞き取りのほか、部員ら約150人にアンケートを実施し、約120人から回答があった。口封じの実態が明らかになったほか、反則行為の指示を否定する内田氏の証言が「正しい」と回答した部員らは一人もいなかった。勝丸委員長は「内田氏は平素から信頼されていなかったということだ」と話した。
中間報告は、悪質性の一端がのぞく状況にも言及。タックルの直後、審判は当該選手を強い口調でとがめたが、井上氏は内田氏に近寄り「やりましたね」と監督に“成果”を強調し、内田氏も「おお」と応じたという。内田氏は会見などで反則行為の瞬間を「見ていない」と話したが、第三者委は虚偽だと結論づけた。
普段から内田氏らに意見を言えないとした回答が9割を超え、試合に出す条件として危険なタックルを指示されたら従っていたかという問いには、約3分の2が「従っていた」と回答。こうした“圧制下”で反則行為を容認する指導が常態化していた疑いがあるといい、第三者委は「指導者として資質が決定的に欠けている」と指弾した。