彼を祭り上げる人達は、『死力を尽くして良くやった』とか褒め称えるんでしょうけど。
とんでもない話です。
10月には辺野古埋め立ての前知事の承認を撤回する手続きを進める、
と言っていた矢先での出来事ですから。
それも、突発的な発病や負傷ではなくて、
治療中の持病が悪化しての出来事です。
体力については、
当然本人だって自覚があるわけで。
つい数日前に手続きをやると宣言したなら、
仕事を終えるまで何が何でも体を持たせるべきです。
それが出来ないなら、
とっとと後進に席を譲って、
手続きを進めればいいのです。
民意の支持があるなら、
後に続く人がいるでしょうし。
意志を継いだ次の人材を県民がもり立てるはずです。
闘病中で体力も万全でないことを自覚しながら
政策ブチ上げて、
それで昏倒するというのは、
『後は野となれ山となれ』としか見えません。
首長の立場でありながら、
無責任としか言えません。
死ぬまで励むのは、褒められることではありません。
死んでも、政策が滞りなく進捗するように整えるのが、
首長としての当然の責務です。
これができない、となると。
首長が倒れた途端に、
全てが止まってしまいます。
それが正しい姿ですか?
どうも、多くの人が『権力』に伴う『責任』を
勘違いしているように思います。
こういう権力を私物化して無責任に振る舞う厚顔無恥な人達が
日本の政治を腐らせていくんです。
本当に腹が立ちます。
膵(すい)がんを公表し、抗がん剤の治療を続けている沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事(67)が意識混濁の状態になっている、と謝花喜一郎(じゃはなきいちろう)副知事が8日記者会見し、発表した。7日から徐々に意思決定に支障を来す状況になっていたという。辞職は否定した。謝花副知事が12日まで職務代理を務め、13日からは富川盛武副知事が務める。
翁長知事は、4月に人間ドックを受けた際に精密検査が必要と医師から指摘されて検査入院。膵臓(すいぞう)に腫瘍(しゅよう)が見つかり、摘出手術を受けた。その後、再発を抑える治療を受けながら、県議会の6月定例会や、6月23日の沖縄全戦没者慰霊式典に出席。7月27日には、県庁で記者会見し、前知事による辺野古の埋め立て承認を撤回すると表明。手続きを進めていた。
一方で、出席を予定していた北海道での全国知事会議や、今月1日からの東京での予算要請を体調を理由に取りやめていた。
11月18日に予定されている知事選では、翁長知事の共産、社民などの県議会与党が、翁長氏本人の立候補を前提に準備を進めている。だが、体調面への不安が浮き彫りになった形で、候補者選考への影響は必至だ。