私は、いま神奈川在住なので。
それほど大した被害はありませんでした。
雨もほとんど降らず……といっても、午前3時過ぎ頃には大雨になってましたけど。
それで、
雷も鳴っていましたが。
稲妻が光るところは見えなかったので、
落ちていたのはかなり遠くでした。
一日の大半は風がゴーゴー、唸っているだけで。
とは言っても、
それはとても外出できるような状況ではないのですけどね。
ヘタすれば、
隣の林の木がバキバキ折れてしまいそうな。
そんな勢いで、とても傘などさせる状況ではありませんし。
まあそれでも、
テレビの中に映っているような状況を見てると、
「助かったぁ」と思ってしまう。
そんな現実がテレビの向こうにありましたねぇ。
岸壁に乗り上げてしまったタンカーとか。
……とテレビでは中継してましたけど、
実際には、関西国際空港に繋がる連絡橋だとか。
水浸しになった空港とか。
コレ、多分設計ミスですよねぇ。
福島第一原発の津波を『想定外』としたのと、
同じレベルの話だと思います。
それを設計ミスと言って、いいのかどうか。
という問題は残りますけど。
それにしても、
最近の天気予報の精度、ものすごく上がりましたねぇ。
一昔前とは比べものにならない、というか。
信じられないほど細かい情報まで
時間的な降水量とか、
落雷とか、
竜巻の発生とか、
局地的な現象の予測まで。
的確に情報をハッしています。
その一方で、
そういう重要な情報が公表されているのに、
依然として危機感を持たずに被害に遭う人もいたりして。
なんというか、
日本人にとっては、
高度な情報技術というのは、
『ブタに真珠』というか
不要なものなのかもしれんね。
と思ったり。
近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号。関西の空の玄関口、関西国際空港も滑走路や空港施設が浸水し、タンカーが連絡橋に衝突する前代未聞の事態に見舞われた。復旧のメドは立っておらず、航空便への影響が長期化すれば、好調で推移する関西への外国人客の減少につながる恐れがある。
関空を運営する関西エアポートによると、平成29年度の総旅客数は2880万人と過去最高を更新。中国や韓国、東南アジア圏を中心とした訪日客が牽引(けんいん)。30年度は開港以来初めて3千万人を突破すると期待されていた。被害の全貌は明らかになっておらず、関西エアの関係者は「こんなことは初めて。信じられない」と呆然(ぼうぜん)。関空を拠点とし、訪日客の利用も多い格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションの担当者は「被害の正確な状況が分からないため、今後の運航への影響も見通せない」と話した。
「関空がダメになると関西の訪日客はほぼダメになる。今回の状況が続けば大打撃」と懸念するのは訪日客向け旅行会社、フリープラスの小西宏明取締役。さらに不安視するのは、冠水した滑走路の映像などが全世界に流れることで起こる可能性のある関空の風評被害だ。小西氏は「大阪北部地震の影響からようやく元通りになるところだった。イメージダウンがとても怖い」と指摘した。
アジア太平洋研究所の稲田義久数量経済分析センター長は「現在の関西経済を牽引しているのは、対アジアを中心にした輸出とともに訪日外国人客の消費」とした上で「被害の長期化は地元経済への不安要因。運営する関西エアにとっても大きな試練だが、最近はSNS(会員制交流サイト)などで訪日客への情報発信力もついてきており、そういった経験が事態の早期の終息につなげられれば」と話した。