これ、
台風や地震の被害がなかったら。
テレビのトップニュースで新聞の一面飾っていた、だろう
大事件なのですよね。
マスコミはまったくとりあげませんけど。
一つ間違えて、
大量に保管されていた燃料に引火、爆発していたら、
福井の周辺一帯火の海だったところで。
実際、
工場の一部が爆発して、
周囲に刺激臭というか有毒ガスを拡散させながら、
丸一日以上燃え続けて。
煙などで農作物などにも被害が出ていたり。
現場付近の周囲の住人は一時避難したり。
かなりの大事だったのですけど。
大坂では、
空港が水没してタンカーが衝突して。
北海道では、
地震で大規模な地滑り発生したうえに全道停電。
なので、
これらと比べると
ニュースバリューとしては、
インパクトがないのは分かるのですけど。
だから、って。
ほとんど取り上げない、てのもねぇ。
9月6日午後1時20分ごろ発生した福井県敦賀市呉羽町の東洋紡(本社大阪市)工場の火災は、約28時間たった7日午後5時半ごろ、鎮火した。
9月6日午後1時20分ごろ、福井県敦賀市呉羽町の東洋紡(本社大阪市)敦賀事業所第二の敦賀機能材工場1階付近から出火。建物や内部の機器、ナイロンなどが焼けているとみられ、6日午後11時現在、隣接する工場にも延焼している。周辺の市街地は一時、煙に覆われたが、同社は「火災で発生したガスに危険性はないとみている」としている。事業所内にいた従業員ら約270人は避難し、けがはなかった。
同社によると、火災が起きた工場は鉄筋コンクリート5階建て、延べ床面積約4800平方メートル。車用エアバッグに使われるナイロン糸を製造している。
出火当時、現場では従業員7、8人が作業していたとみられる。工場が4日の台風21号の影響で停電したため5日は製造を休止、6日は再開に向けて機械の試運転を行っていた。
敦賀美方消防組合によると、ポンプ車などの車両延べ20台、隊員約70人が出動した。火災発生後に同事業所は操業を停止、工場排水の水質に影響はないことが確認された。県は周辺で大気環境測定を行った。
同社は6日夜に会見を開き、吉川徹・敦賀事業所長(57)が「近隣住民や関係者にご迷惑、ご心配をおかけしおわび申し上げる」と陳謝した。
約28時間にわたり燃え続けた東洋紡敦賀事業所第二の工場火災。工場内に燃えやすい油類やナイロンなどが大量にあったことに加え、工場の配置や複雑な内部構造が消火を妨げ、長期化したとみられる。
焼けた機能材工場は3棟が並んだ状態で配置され、北側からA、B、C工場と呼ばれる。火元はA工場の1階付近で、大量に置かれた界面活性剤などの油類やナイロンが火勢を一気に強めたもようだ。
A工場の炎を消そうとしても、B工場が隣接する南側からは消火できず、内部に所狭しと設置された機械が細部への放水を妨げた。7日未明、燃えさかるA工場の屋根が落ちると、空気が入り込んでさらに燃え上がり、B工場に延焼。段ボールなどに引火し、もうもうたる煙と熱風もあり、手に負えない状態が続いた。
C工場から50メートル離れた場所に液化天然ガス(LNG)タンクがあり、中に21万2千リットルが備蓄されている。火の手が及べば爆発の可能性もあり、B工場を取り囲むように消防士を重点的に配置し、なんとか食い止めた。