サウジアラビアとかトルコとか、
中東方面で相変わらずゴタゴタとキナ臭い騒ぎが続いているのですが。
いったん手打ちになったか、と思わせて。
アメリカがそれをヒックリ返す、という。
まだまだ当分続きそうな勢いですね。
まあ、
それはそれとして、
私個人として気になっているのは、
こちらの方です。すぐお隣の紛争ですね。
北朝鮮としては、
完全にアテが外れた形なので、どうなるのか。と気になっておりました。
北朝鮮首脳部の当初のプランでは、
アメリカの中間選挙に当て込んで、
トランプ大統領の見栄っ張りな性格を利用して、
中間選挙前に大きなイベント成果として北朝鮮外交での、
何かしらの『平和』的な首脳会談を演出して、
アメリカ側の譲歩を少しでも引き出そう……と。
予定してところへ、
中東方面でアメリカとヨーロッパの人権派、マスコミ勢力を巻き込んだ、
大騒動が勃発してしまい。
アメリカとしては、
北朝鮮などに構っている余裕はなくなってしまいました。
そして、
北朝鮮の国連制裁は緩和されないまま、
どんどん時間が過ぎていく……という。
北朝鮮にとっては、
まさに「晴天の霹靂」というか、「泣きっ面に蜂」と言うべきか。
「なんで? どうなってんの?」と、
爆発したいような局面が発生したわけで。
このままで済むわけがないと思っていたのですけど。
やっぱり、
このままで済みませんでした。
それにしても、
ローマ教会……カトリックの総本山を引っ張り出しましたかぁ。
これはやはり、
後ろでロシアが糸を引いたのかなぁ。
アメリカの特別代表団が16日にロシアへ協議しに行ってますし。
ロシア正教会経由で、
ローマ・カトリックへ。
いう流れで動いたんでしょうね。
というわけで、
北朝鮮としては国際舞台の片隅になんとか踏みとどまって、
規制緩和へのロビー活動を続けるようです。
とか書いてみたのですけど、
日本のマスコミは、
こういうニュースに全く関心を示さず
見た目が派手なサウジアラビアの騒動ばかり追いかけて。
最近、
消費税増税が来年に迫ったためか
これを機に購読契約を切る人が増えているのか、
やたらと
『新聞読め!読め!』と騒がしいのですけど。
ヤジウマ的な視点で。
目立つ事件の噂話ばかり追いかける塵紙には
金払う価値はないと思うのですよ。
そんな事を思う、
今日この頃です。
アメリカと北朝鮮の2回目の首脳会談について、アメリカ政府高官は来年の早い時期に行われる可能性が高いという見通しを示しました。一方、アメリカのポンペイオ国務長官は、首脳会談に向けた調整を行うため近く北朝鮮側と協議を行いたいという意向を示しました。
アメリカのポンペイオ国務長官は今月7日、北朝鮮を訪れ、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と会談し、トランプ大統領とキム委員長の2回目の首脳会談をできるだけ早く開く方向で一致しました。
これについてアメリカ政府高官は19日、NHKに対して、2回目の米朝首脳会談は来年の早い時期に行われる可能性が高いという見通しを示しました。
一方、ポンペイオ長官は19日、訪問先のメキシコでアメリカメディアのインタビューに応じ「2回目の首脳会談が非核化に向けて進展を得る機会となるよう、北朝鮮側と次の1週間から2週間くらいの間に協議できることを願っている」と述べて、近く改めて協議を行いたいという意向を示しました。
「人類が愛するアンデルセンの童話は『そしていつまでも幸せに暮らしたとさ』という文章で終わる。私たちはそのような結末を望む」。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日間の欧州歴訪を終え21日帰国するのに先立ち、最後の訪問地であるデンマークのコペンハーゲンでした演説の最後の部分だ。文大統領は20日、P4Gサミットで基調演説を行い、ラスムセン首相との首脳会談を最後のスケジュールとして消化し、この日午後に帰国した。
文大統領はアンデルセンの童話を引用し、「いつまでも幸せに暮らした」という結末を望むと明らかにしたが、今回の歴訪で北朝鮮の非核化と関連した外交活動を見るとまだ越えるべき山は少なくないと評価される。
文大統領がローマ法王の訪朝の意思を確認し韓半島(朝鮮半島)の平和プロセス推進に対する支持を得たことは成果だ。ローマ法王の訪朝が実現すれば北朝鮮が閉鎖的な国というイメージからある程度抜け出すことができ国際社会の一員として乗り出すという意味がある。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「法王訪朝議論の糸口は開いたので北側が乗り出すとみている。北側の立場でも法王の訪朝意志をどのように扱っていくべきか悩むだろう」と話した。 しかし対北朝鮮制裁緩和を通じて北朝鮮の非核化を促進するという文大統領の構想に国際社会はむしろ北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を強調した。文大統領は国連安全保障理事会常任理事国である英国とフランスの首脳に会い制裁緩和過程での役割を求めたが、明示的な協力は引き出せなかった。
青瓦台関係者は「CVIDは国際的に慣例化された表現のため自分たちが先に変えることは難しかった。豊渓里(プンゲリ)核実験場視察団訪朝など北朝鮮が非核化と関連して肯定的な措置を取った時に制裁緩和世論をさらに喚起できないだろうか」と話した。文大統領は来月パプアニューギニアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議とアルゼンチンで開かれる主要20カ国(G20)首脳会議でもこうした声を出すものとみられる。
こうした中、2回目の米朝首脳会談と関連して「来年1月1日(the first of the year)以降になりそうだ」という米政権高位当局者の発言が報道され、文大統領が目標にする年内の終戦宣言に支障が出かねないとの観測も出ている。青瓦台関係者は「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の年内のソウル答礼訪問で非核化の契機が設けられるかもしれない」と話した。
文大統領はこれに先立ちデンマークのラスムセン首相との会談で「(北朝鮮の)非核化に対するプロセスとそれに対する米国の相応措置などのタイムテーブルを作ることが2回目の米朝首脳会談の主題になるものであり、十分な合意がなされることを期待する」と話した。