kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

欧米の交渉術を学ぶ中国、学ばない韓国 ―― 尖閣沖 中国海警局の船4隻が一時 領海侵入

昼頃に飛び込んで来たニュースですが、
気になったのでブックマークを貼りました。
なんというか、
韓国が『徴用工判決』で実力行使を強行し、
『力による現状の変更』を強行している態度と対照的です。
とか書いたら、
『いやいやいやいや、中国だって力で侵略してきているじゃないか』
とか云われてしまいそうですけど。
それは、
違うと思うのですよ。
おそらく、
欧米もそうは見ないと思います。
中国の立場からすれば、
尖閣諸島』は中国も領有権を主張している、『紛争中の領土』ということになっているわけですから。
日本はそんな中国の主張は認めませんけど。
中国は『紛争中の領土』であることを示すために。
恣意的な行動で世界中にアピールしている……
これは、つまり『外交による日本、及び世界との対話』なんですね。
だから
日本政府は中国に対して、外交チャンネルを通じて抗議して、
日本の主張を中国と世界に向けてアピールする、
ということを繰り返して、
日本と中国は『対話』を繰り返している。
長い時間、首脳会談がなくても、
日本と中国とは『対話』が続いているのです。



私も、最近になって……というか韓国がバカな『徴用工判決』をくれたせいで、
ようやく理解出来るようになったのですけど。
中国が日本に対して仕掛けているのは『外交交渉』で、
韓国が日本に対して仕掛けているのは『力による現状変更』なんですね。
たとえば、
韓国は『東海』という呼称を広めるために、
『東海』と表記したシールを渡して
図書館などに寄贈されている地図の『日本海』の表示頁のところに、勝手に『東海』シールを貼り付けることを推奨しているとか。
これなど、まさに実力行使そのもので、
日本との交渉の余地などどこにもまったく存在していません。
こうしてみると、
なぜ私が
感情的には韓国も中国も嫌っているのに、
中国に対しては一目置いているのか、
中国の主張を理解出来るのか、と自分なりに考えてみると、
中国とは『交渉』することでお互いの立場を理解できる範囲に落ち着いているのに、
韓国とは『交渉』が存在しないため感情による『好悪』でしか判断しようがない。からなんですね。
これは、
私に限らず、多くの日本人が中国と韓国をそのように捉えていると思います。
自覚しているか、無自覚であるか。人によってかなりの差があると思いますが。
そして、
韓国人はこの点について全く無自覚で、すべての理由付けを『日本の右傾化』で片付けていますが。
中国人はかなり的確に理解し、研究していて、
日本を含めた『西側諸国』のルールと交渉術を精緻に研究、解読している筈です。
なので、
韓国で起きた『徴用工裁判』に似た、
損害賠償請求が中国でも現在進行中ですが、中国政府によって凍結されている状態です。
こちらは
おそらく、凍結されたままになると思います。
そこでは、
中国政府が日本との協定を遵守する立場から、
裁判もそれに即した判決になるのではないか……と、私的には予想しています。
そうすることで、
中国は『欧米の契約文化の中で正しく交渉できる国家』であることを
世界にアピールする。
という、
欧米の中に広がりつつある、『中国特異論』を払拭する機会として利用する。
そういう
外交戦術を仕掛けてくる、
(その裏で日本政府にはそれなりの見返りを要求する……
 つまり、企業が個別に和解に応じるように日本政府から働きかけるように圧力をかける、とか
 そんなことやってるのでしょう。
 実際に個別の賠償が進んでますし)
のではないか。と思うのですよ。
で、
韓国人や韓国政府は
このような外交交渉の機微はまったく理解出来ない。
『勝てば官軍』しか理解できない人間なので。
この先、
世界に韓国パッシングが広がっていくでしょう。
それでも、
全部『日本の右傾化による韓国への攻撃』とか、
日本バッシングに終始するのでしょうね。




2018年11月11日 13時20分

沖縄県尖閣諸島の沖合で11日、中国海警局の船4隻がおよそ2時間にわたって日本の領海に侵入し、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、尖閣諸島魚釣島の沖合で中国海警局の船4隻が午前10時すぎから相次いで日本の領海に侵入しました。
4隻は、およそ2時間にわたって日本の領海内を航行したあと、いずれも正午ごろまでに領海を出たということです。
4隻は、正午現在、魚釣島の南西およそ22キロから27キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているということで、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、10月17日以来で、ことしに入ってあわせて19日となります。


もう少し、付け加えて言葉を足すなら、
アメリカによる経済制裁も、
中国にとっては『外交交渉』の一部で、
アメリカもそれを承知の上で仕掛けていて、
中国にそのような形で西側諸国の外交戦術を熟知されてしまったからこその、
『中国脅威論』なのでしょう。