kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

なぜ今なのか ―― 安倍首相、プーチン露大統領と会談 3年以内に平和条約締結へ

昨日、というか一昨日の夜に突然飛び込んで来たこのニュース。
あまりにも唐突すぎて、
何が起きたのか、なぜ今なのか、
未だに事情が良く呑み込めないので、
適当な解説記事を探して昨日はいろいろ覗いてみたのですけど。
……ういーん。どれを読んでもシックリ来ません。
今年の9月、ロシアのプーチン大統領からこの議題を振られていた、のは事実です。
それから2ヶ月、
日本国内ではこの議題については特に進展もなく、
誰もが忘れかけていた頃に、いきなりコレです。
間がどのように繋がっているのか。
この情報が今のところいっさい出てこないのですよね。
さらに私が気になるのは、
この問題について、
アメリカがいっさい態度を示していないことです。
だって、
この話がでる前日に安倍首相はアメリカ副大統領と会談しているわけで。
もし、
この時点で今回の日本の意向について
まったくアメリカ側と情報が共有されていない場合、
アメリカは何らかの憂慮、懸念を表明するはず。
それは
必ずしもアメリカ政府からではなく、
マスコミやアメリカの各種シンクタンクのアナリスト達からの意見として。
直接、間接的に
間髪入れず日本に対してアメリカの立場をメッセージとして伝えてくるでしょう。
アメリカとはそういう国の筈なのに、
今のところ、それらしい主張は表に出ていません。
ということは、
この動きはアメリカも承知の上……ということですかね?
だとすると、
アメリカの戦略上、日本とロシアの平和条約締結は許容範囲、
もしくは
ここで突然出てきた、というタイミングを考えると
急に日本とロシアの平和条約締結が必要になった。
場合によっては、
日本とロシアが戦争状態になるかもしれない、
緊迫した情勢を回避するために、
ここで日本とロシアの関係性を確固たる方向付けしておく必要ができた。
ここまで考えると、
私的になんとなく今回の事変の背景が見えてきました。
つまり、
これは、
朝鮮戦争を始めるための下準備なのですね。
今からもう50年以上前になります、
前回の朝鮮戦争では、
北朝鮮ソ連と中国が支援して、
アメリカを中心とした国連軍と戦ったのですが、これと同じ状況の繰り返しになるのは、
アメリカとしては避けたい。
アメリカとしては、
対戦相手は北朝鮮だけに絞りたい。
そのためには、
ロシアが北朝鮮と共同戦線を組まないように、
日米側に引き込む必要がある。
そのためのエサが、
今、このタイミングでの日露平和条約締結への加速。なわけです。
3年以内というのは、
その前に戦争のカタをつけて、
その後交渉を進ませるのも破談させるのも可能な、
ギリギリのタイムスケジュール。ということなのでしょう。
最悪安倍さんが最後まで頑張ったけど、
やっぱりダメでした、条約締結できる内容にまとまらなかった。とバンザイして終わらせる。みたいな。
とまあ、
私的には、
今回の事変の裏事情をそのように推測したのですけど。
さて、
これからどうなりますやら。




シンガポール小川真由美安倍晋三首相は14日夜(日本時間同)、ロシアのプーチン大統領と訪問先のシンガポールで会談し、今後3年以内に日露両国が平和条約を締結することで合意した。また、来年1月にも首相が訪露し、プーチン氏との会談で詰めの協議を行うことも決めた。両首脳が事実上、期限を区切って日露平和条約を結ぶことを決めたことで、戦後70年以上、解決の道筋がつけられなかった北方領土問題は大きな転換点を迎えた。
 首相は会談後、記者団に「戦後70年以上残されてきた課題を次の世代に先送りすることなく、私とプーチン氏の手で必ずや終止符を打つという強い意志を完全に共有した」と語った。
 首相の自民党総裁としての任期は最大でも平成33年9月まで。首相とプーチン氏がともに在任中に平和条約を締結する場合、残された時間は3年を切っている。北方四島の元島民の平均年齢が83歳と高齢であることも考慮した。
 今回の会談は23回目。会談時間は約1時間半で、通訳だけを交えて一対一でも行った。首相は領土問題で具体的な提案をしたとみられる。また、両首脳は日露の防衛当局間の交流加速や8項目の経済協力プランの進展を歓迎した。来月18日に東京で日露貿易経済政府間委員会を開催することを確認した。今月30日からアルゼンチンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた首脳会談のほか、最終的な協議のため首相が来年1月にも訪露することも決めた。
 首相は会談後、「1956(昭和31)年の日ソ共同宣言を基礎として、平和条約交渉を加速させることで合意した」とも述べた。日ソ共同宣言は平和条約締結後に、北方四島のうち、歯舞群島色丹島を日本に引き渡すと明記している。
 ただ、政府高官によると、首相は会談で「北方四島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結する」という日本政府の方針を改めて説明し、プーチン氏も理解を示したという。
 領土問題をめぐっては、プーチン氏が今年9月、ロシア極東ウラジオストクで、首相に「一切の前提条件なしに今年末までの平和条約締結」を提案。首相は直後の非公式協議で「領土問題を解決し、平和条約を締結する」との日本政府の方針を重ねて伝え、プーチン氏の提案を拒否していた。