今日は祝祭日なので、
日本国内市場はお休みです。
それで、
昨日はアメリカ市場がお休みでした。
この辺、やはりタイミングを図っていたのでしょうかねぇ。
日本のメディアは
ゴーン氏逮捕のニュース一色で、好き勝手云ってますけど。
今のところ、
表に流れてくるのは、警察発表と日産側のリーク情報ばかりで。
ゴーン氏側からの情報はほとんど見られません。
なので、
日産がゴーン氏を解任したのに対して、
フランス・ルノー側がゴーン氏のＣＥＯ職を維持、留任させるのは当然の処置ではないか、と思います。
これで、
後から『無罪』とか『微罪』でした、と結果がでたら、
逆に会社側が訴えられてしまいますから。
実際、
日本でもそれに近いシチュエーションで、
春先に起きた『アメフト悪質タックル事件』で、
解任された当時の監督が、
大学側の解任を無効として裁判起こしてますし。
……ただ、
こちらは大学の評判をあそこまで貶めて世間を騒がせた結果を持ってすると、
解任は認められると思いますけど。
今回のゴーン騒動では
『有罪容疑』だけで解任まで出来るかどうか、というと。
日産側は訴えた側になりますから、
解任に動くのは分かりますけど。
蚊帳の外のルノーとしては、慎重に構えて事態の推移を見極めてから動くのも当然で、
日産とは立場が異なるの一緒くたに報じる
日本のメディアは迂闊というか、ちょっとニュースの扱い方が雑ではないですかね。
あと、
今のところは、
ゴーン氏にばかり焦点があたっていますけど。
日産社内で関与していたのが、
ゴーン氏とその側近だけ、
ってことはあり得ませんし。
これから、
事件の経緯が明らかになるにつれて、
責任問題が一気に噴出してくるのではないでしょうか。
日本のメディアは、
意図的にその辺りの話題を避けているような素振りが見えますけど。
【パリ＝三井美奈】日産自動車が取締役会でカルロス・ゴーン容疑者の会長を解任したニュースは２２日、各国メディアが速報で伝えた。
日産と連合を組むルノーの本社があるフランスでは、ニュース専門テレビＢＦＭが横浜市の日産本社前から生中継した。記者は「取締役会は４時間半も続き、激しいやりとりがあった」と解説。東京拘置所のゴーン容疑者について「寒い部屋に勾留され、厳しい環境に置かれている」と述べた。仏紙ルモンド（電子版）も速報で、「ゴーン容疑者は会長ではなくなった。日産取締役会の一致で決まった」として、会長留任を決めたルノーとの対応の違いを報じた
