kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

さらっと流されていたり、悲しいなぁ ―― 梅原猛さん死去

いや、
華々しく持ち上げるものではないのですけど。

マスコミの扱いとかを見ていると、
市原悦子』女史には遠く及ばない……というか。
テレビでは、
ほとんど取り上げられないのが、なんとも。
まあ、
この辺は『学者』の悲哀とも言うべきか。
日常生活の中で、
顔を見かけたり話を聞く事なんて
ほとんどないですからねぇ。
テレビタレントみたいな
その道に関わっていない人たちでは、
そうそう語れるような話も持ち合わせていないですし。
日常的に
話題にのぼるような出来事もないですしねぇ。
かくいう私は、
かつて日本史を専攻していた時期があったので、
『梅原日本学』とかには、
それなりにお世話になった身なのですけど。
私は、
もっぱら近現代史中心だったので。
この人の著書も、
サラッとかじった程度で。
かなりオカルト的な印象が強くて。
どちらかというと敬遠したい内容が多かったのですけど。
それでも、
天皇史観を把握する中で、
外せない思想家の一人なので。
避けて通れないので大変でした。
まあ、
それはそれとして。
NHKとかで、
特集番組組んでもいいと思うのですけどね。
そのくらいの『知の巨人』として
評価されるべき人だと思うのです。
このまま、
埋もれてしまうのは、悲しいなぁ。

 

 

www.sankei.com

 

 戦後日本を代表する哲学者で12日に死去した梅原猛(うめはらたけし)さんの長男で、芸術学者の賢一郎さん(65)が14日、産経新聞の取材に応じ、「自身の哲学を死においても見事に成し遂げていた。すばらしい大往生だった」と、最期の様子を明かした。 梅原さんは京都市内の自宅で賢一郎さんや長女、孫ら親族に見守られながら息を引き取った。死の直前、孫たちから「いい人生だったね」「おじいちゃん、ありがとう」と言葉をかけられると、満足した表情を浮かべたという。
 古代史や文学、宗教などを横断し「梅原日本学」と呼ばれる独創的な分野を打ち立てた梅原さん。賢一郎さんは、学問に対する厳しい姿が印象に残るとした上で、「異端児と世間では思われているが、実は寛容でおおらかで全てを包み込む、優しさと厳しさを兼ね備えた器の大きな人だった」と偉大な父の死を悼んだ。