kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

今更か ―― カドカワ、川上社長が辞任 ニコ動が不振、赤字で引責

特定界隈では、
けっこうな衝撃を持って受け止められたニュース、なのですけど。
世間一般では、
カドカワ? ドワンゴ? 川上? 何それ』的な扱いですね。
私的には、
『やっぱりそうなるよなぁ』と。
遅きに失した感が強いですかねぇ。
なんというか、
ここ2~3年のカドカワの迷走ぶりが顕著ですもの。
ニコニコ動画の会員減少とかが上げられていますけど。
あれはもう、
以前から予測されていた事態なので。
経営陣にとっては折り込み済みの事態ですよ。
あとは、
少しずつフェードアウトして、
どうやって手じまいするか。って話でしょう……
……のハズじゃなかったんですかねぇ。
それが
けものフレンズ』(アニメ)の予期せぬヒットで、
たまさか勢いを盛り返してしまったために。
変な欲出してしまって。
それで、
結局、金のタマゴになるハズだったアニメ・プロジェクトそのものを
ぶっ壊してしまう、とか。

他にも
闘会議で懸賞金付きゲーム大会を企画して、
法の壁にぶち当たって。
専門家から叩かれまくってすったもんだしたあげく、
独自のプロゲーマー資格を作って。
開店休業状態にしたり。
製作開始、テレビ放送を発表したアニメ作品が、
中国からの猛烈なクレームにあって、
製作を中止したり。
それだけで終わらず、原作小説の販売も中止する、とか。
あれ、
企画段階で内容に目を通していたら、
この内容で作品化したら炎上するのは一目で分かるレベルなんですけど。
他にも諸々まだまだあるのですけど。
どうみても、
『経営陣がこれで良くゴーサインを出したな』
と首をかしげる内容ばかりで。
その上、
ご本人は、
海賊版サイト問題で、
強硬な意見を主張して。
有識者からフルボッコにされたり。
端から見てても
『おいおい大丈夫なの?』と思うことばかりで。
これ。
中の人からしたら、
『どうしろって言うんだよ』と頭を抱えることばかりだったでしょうねぇ。
ざっと挙げても、
この程度はボロボロ出てくるわけで。
その他にも
私的に気になる点として、
深夜アニメ枠が、
カドカワ以外の提供枠がジリジリ増えてる、こととか。
数年前なら
この手のメディアミックス戦場は、
カドカワとスクエア・エニックス(ガンガン系)の独壇場だったのですけど。
最近だと、
カルチュア・コンビニエンス・クラブヒーロー文庫)系。とか。
オーバーラップ系とか。
DMM系列とか。
カドカワ以外が増えてきて。
スクエア・エニックスはSNSゲーム押しで、
これらの新興勢力に負けていないのですが。
カドカワは……
ブシロード系とタッグを組んで盛り返しを図っているようですけど。
うまく回っているようには見えませんし。
どこもかしこも
後手後手に回って。
同業他社にジリジリとシェアを奪われている、ように見えるんですよ。
カドカワの立ち位置は、
やはり
『プロデューサー』なんで。
プラットフォーマー』ではないんですよね。
傘下にプラットフォーマーを置くのはアリだと思いますけど。
企業全体をプラットフォーマーにするのは、筋違いで。
それでは
カドカワは成り立たない、と思うのです。
そこの違いが、
分かってなかったんじゃないかなぁ。

 

 

www.asahi.com 

 カドカワは13日、川上量生(のぶお)社長(50)が同日付で辞任し、代表権のない取締役になったと発表した。新社長には松原真樹専務(65)が昇格する。川上氏が創業したドワンゴの動画投稿サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」の不振で、親会社のカドカワの2019年3月期の純損益が43億円の赤字に転落する見通しになったことから、降格で責任をとる。
 カドカワによると、ニコ動の新しい課金サービスの収益が想定を下回る見込みとなったほか、位置情報ゲーム「テクテクテクテク」も振るわなかった。
 川上氏はドワンゴの取締役も辞任して顧問に就任した。ドワンゴ荒木隆司社長も退任し、後任に夏野剛取締役が就く。夏野氏はNTTドコモに在籍中、「iモード」を立ち上げた。
 カドカワは川上氏について、「引き続き当社グループの事業戦略立案、新規事業推進の任に当たる」としている。
 カドカワは、ドワンゴと出版大手のKADOKAWAが14年に経営統合してできた持ち株会社。川上氏には、06年に始まり「初音ミク」などのボーカロイドブームを生んだニコ動を中心に、新旧メディア再編を引っ張る役割が期待された。しかし最近は、無料動画サイト「ユーチューブ」などに押されて収益が悪化していた。川上氏は17年にドワンゴの会長職を退いた。(高橋末菜)

 

 

もうちょっと付け足しておくと。
カドカワが目指すべきは『ディズニー』みたいな
マルチプラットフォームを持った総合プロダクションであって。
『ユーチューブ』ではないんですよ。
ようつべを目指すなら、
カドカワの企業規模では、
最低でもアジア全域をカバーして支配するキャパを持ってないと。
企業としてたち行かないでしょ。