何が始まったのか、と言えば。
韓国を制裁対象にするための下準備が開始された、ってことですよ。
まず
アメリカで人権報告書が韓国政府の脱北者に対する人権侵害を報告して
アメリカ政府が正式に非難のコメント出したり。
国連を舞台して
安保理の定例報告書の中で、
北朝鮮の制裁違反を告発する公文書に
文オジサンと金オジサンが仲良くベンツのリムジンに同乗して
二人で手を振っている写真を掲載したり。と。
ここへ来て、
これまでの韓国政府の動きを非難する声が、出てきました。
国連の公文書については、
韓国政府が報告書の草案の情報を入手した段階で、
写真の取り下げを国連に求めたのですけど。
国連はそれを聞き入れず
正式な公文書として写真載りで公表されるに至りました。
これについて、
韓国メディアは
『国際社会からの警告』とか『道義的責任の追及』とか
自分たちに都合の良い生ぬるい解釈を書き並べていますけど。
警告とか、道義的責任の追及などという
責任の所在が曖昧な処置を求めての手段なら、
韓国政府が写真取り下げの要求を出した時点で
そこで協議して、わざわざ公文書として国際社会に公表したりはしません。
国連の公文書として公表した――
ということは、
国際社会に
『韓国は北朝鮮の同盟国』としての警告を発して、
この情報を共有する事を求めた。
そういう意図ですよね。
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とは言え。
今の段階で北朝鮮の協力国、北朝鮮を支援する国……でなくて。
北朝鮮の同盟者、として非難されるべきは、
韓国ではなくて、
『文在寅(ムン・ジェイン)大統領』と彼が率いている現韓国政権である。
今回の国連の動きには、
そのような意図も見て取れます。
ややもすると
個人攻撃にも見られてしまいますが、
文オジサンの写真を国連の公文書に掲載したのは
現時点で
制裁違反の当事者として責任を追求するべき対象となっているのは
文オジサンと彼が率いている政権である、との国連からのメッセージでしょうね。
これで、
韓国人が文オジサンを引きずり下ろして政策を転換するのなら良し、
そうならなければ、
韓国と韓国人を制裁違反の当事者として
北朝鮮と同じレベルの制裁を科していく。
と。
そういう流れではないでしょうかね。
果たして韓国人はそれを理解できますかねぇ。
今回ブックマークを貼った記事を読んだ限りでは。
ほとんど理解できていないように見えますが。
あと、
日本の陰謀論とか出てきそうですし。
でも、
今回の件、同じ時期に
アメリカ政府が人権侵害の非難コメントを出している……という事であれば。
国連の動きも、日本政府よりも、
アメリカ政府の意向を強く反映した内容であるのは明白です。
であれば、
この流れはそうそうな事では止まりませんよね。
そこまで韓国人が理解しているかどうか……
火病を起こして逆恨みするだけだと思うんですけど。
米国務省は13日(現地時間)に発表した2018年版の「国別人権報告書」で、韓国政府が昨年2月に行われた平昌冬季五輪を前に脱北者らに対し、北朝鮮批判ができないようにするなど、脱北者と北朝鮮人権団体に圧力を掛けていると指摘した。ポンペオ米国務長官も同日、人権報告書発表に関する記者会見で「我が国の友好国、同盟、パートナー諸国も人権侵害を犯しており、これを(他の国々と)同等に記録した」と述べた。
米国務省は人権報告書で、韓国に関する記述で「人権じゅうりんに対する国際・非政府的調査に関する政府の態度」と「表現の自由」の項目などで、脱北者らに対する文在寅(ムン・ジェイン)政権の圧力について言及した。韓国政府が脱北者らに対し、北朝鮮への非難や韓国政府の対北朝鮮政策への批判をしないよう求めたことが、事実上の「表現の自由の制限」に当たると判断したわけだ。
また、報告書は「韓国政府が北朝鮮との対話に乗り出す一方で、各脱北者団体は韓国政府から北朝鮮非難をやめるよう直接・間接的に圧力を掛けられていると明かした」として「例えば20年続いた脱北者協会への資金支援を取りやめ、北朝鮮へのビラ飛ばし団体の取り組みを阻止し、警察が(これらの北朝鮮人権)団体を尋ねて金融・行政関連情報を出すよう要請したことが分かった」と具体的事例を挙げた。
とりわけ「言論の自由」という項目では、本紙キム・ミョンソン記者の実名を挙げて、韓国統一部(省に相当)が昨年10月に板門店で行われた南北高官級協議の際、脱北者出身のキム記者に対し取材を認めなかったと記載した。米国政府が北朝鮮の人権問題に関連して韓国政府を公に批判したのは極めて異例のことだ。韓国の国策研究所の関係者は「対北朝鮮交渉戦略という次元でみれば、人権問題への言及を避けたり批判レベルを調整したりすることは必要だが、北朝鮮人権問題に対する批判活動自体を阻止することに関しては「文在寅政権が金正恩(キム・ジョンウン)政権の人権弾圧を支援している」と判断したのだろうと指摘した。
南北首脳リムジン同乗写真、安保理は韓国政府の削除要請を拒否-Chosun online 朝鮮日報
国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会が12日(米国時間)に公表した定例報告書の「制裁違反の事例」を指摘する箇所に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が昨年9月、平壌で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と共にベンツのリムジンに乗った写真が掲載された。「ならず者国家」である北朝鮮への制裁違反を告発する国連の公式文書に、韓国大統領の写真が掲載されるというケースは過去に例がない。南北経済協力を無理に進めようとする韓国政府に対し「前のめりするな」という警告を発したとの見方が支配的だ。
韓国政府は今年1月にこの報告書の草案が作成された際、「報告書に文大統領の写真が掲載される」との情報を入手し、これを阻止するための外交に全力を挙げたという。ある韓国政府筋は「韓国政府は制裁委員会に対し、さまざまなルートを通じて『文大統領がベンツに乗っている写真の削除』あるいは『ベンツだけの写真への変更』を要請したが、これらは最終的に聞き入れられなかった」と明らかにした。
かつて国連で勤務したある外交官は「制裁報告書には過去に北朝鮮関連の事業を行った韓国企業が明記されたことはあるが、韓国大統領の写真が入るのは今回が初めてだ」「国として非常に恥ずかしいことだ」などとコメントした。別の外交官OBは「制裁委員会が問題視しているのは金正恩氏のベンツだが、文大統領のこのベンツに乗った写真が報告書に掲載されてしまうと、国際社会から『韓国は制裁違反の共犯』と認識される恐れがある」と指摘した。国家情報院の元幹部は「制裁委員会が文大統領の写真をあえて掲載したのは、問題のベンツが制裁違反品目であることを文大統領が知っていたにもかかわらず、これを無視したと見なされ、その道義的責任を間接的に問いただす意図があるのではないか」との見方を示した。