数日前に派手な映像付きで
ニュースになったこの問題ですが。
その後、
中国当局が強力な情報規制を敷いたためか、
詳報というか、
続報がなかなか出てきません。
一日本国民である私的には、
国外のことではありますけど、
有害な化学物質を扱っていた工場の爆発、ということで。
周辺環境への影響はないのか、
とくに、
危険物がチリとなって上空に撒き上げられて、
それが気流に乗って日本まで流れてくる……そういう可能性はないのか。
とか、
死者が７０名を越えて、
負傷者も合わせれば１００名はくだらないだろう、という大規模な爆発ですから。
ＰＭ２．５の前例もありますし、
かなり気になっているのですけど。
中国当局の情報封じ込めが功を奏しているのか、
見事なまでに影も形もなくなりつつあります。
どんなに対策を立てて、万全の備えをしていても。
ミスはゼロには出来ません。
哀しいことではありますが、
事故は避けられないんですよね。
そのこと自体は
大きな問題ではないのですけど……
いや、
事故の規模が大きければ色々な問題が発生しますけど。
それを隠そうとするのは、
これだけ情報インフラが発達してしまった現代社会では、
もはや不可能でしょう。
人の口に戸は立てられませんよ。
インターネットを完全に遮断して
使用不能にすれば実現できるかもしれませんが。
とまあ、
そんな心づもりで、
続報を探してみたのですけど……。
……情報が出てきませんねぇ。
日本のメディアも
ほとんどのメディアが
綺麗にスルーしてますし。
日本のメディア人はみんな、中国産の毒饅頭を食べて大満足、みたいな。
公式発表に頼り切ったジャーナリズム、とは
そう言うことだと思うのですけど……
【上海時事】中国メディアによると、江蘇省東部・塩城市の化学工場で２１日に発生した爆発事故で、地元当局は２３日、６４人の死亡が確認されたと発表した。さらに２８人が行方不明で、２１人が重体。７３人が重傷を負った。
工場を運営する地元企業は２００７年に設立され、ベンゼンなど農薬の原料を生産していた。ベンゼンは毒性が強く、周辺住民の健康や環境への悪影響も懸念されている。テレビ局は「まるで戦争の痕のようだ」との住民の声を伝えた。
中国メディアによると、工場では以前からずさんな管理が指摘され、２０１６年７月から２年間で、廃棄物管理規制の違反などで７回も行政処分を受けた。また、１８年２月には中央政府の安全当局から、１３項目に及ぶ安全上の不備を指摘されていた。
工場の立地する工業団地では複数の化学工場があり、０７年１１月には８人が死亡する爆発が発生するなど、事故が相次いでいた。
中国の工場で起きた爆発事故で被害が拡大しています。
＊ ＊ ＊ ＊
インターネット上では当局の管理体制を批判する声も上がっていますが、
そうした投稿は次々と削除されています。
中国当局が世論の動向に神経をとがらせている実態が浮き彫りとなっています。
【上海＝吉永亜希子】中国江蘇省塩城の化学工場で２１日に起きた爆発事故で、中国国営新華社通信は２５日、死者が７８人になったと報じた。被害者の救出作業は終了し、現場の復旧作業を始めるという。
中国メディアによると、爆発した工場はベンゼンなど有害物質を取り扱っていたという。地元当局は「飲用水の水源地などは現場周辺になく、問題はない」と強調しているが、インターネット上では環境汚染への疑念が広がっている。
