いよいよ今日は新元号が発表される記念すべき日なのですけど。
私的には『安』の字は安倍首相がいるので使われないだろう、と予想できてしまって。じゃあもう興味ないなぁ……って感じです。
で、アニメの話題。
とりあえず、
テレビ放送の最終回が終わったので、
感想とか書いておこうかな。
と思ったり。
最終回まで、
アッという間というか。
内容は
ほとんど何にも無い、
とにかく『レシプロ戦闘機で空戦させよう』って、
潔い姿勢のアニメでしたねぇ。
私は、
第1話を見かけて、
監督が『ガールズ・アンド・パンツァー』を手がけた水島努さんだったので。
どんな感じに盛り上げてくるのか、
そこが気になって、
最期まで見続けたのですけど。
あと、
3Dモデリングされた飛行機というか、
『飛燕』とか『隼』とか、
終盤になって『零戦』も出てきますけど。
とにかく、CGは丁寧に作られていて、相当細部まで作り込まれていて。
これがブンブン画面の中を飛び回るのが好きで、
毎回見てました。
ただ、
これは空戦アクションが純粋に楽しみ、というよりは、
技術的にこの映像はどう作っているのかなぁ……みたいな。
ちょっと、
業界人よりの楽しみ方で、見てたので。
ライト・ユーザー的なアニメの楽しみ方ではないですねぇ。
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ライト・ユーザー的には、
このアニメは難しいかなぁ。
一番の疑問は、
『なんでこんなわかりづらい機種を選んじゃったのかな……』
という点でしょうか。
戦闘機とか爆撃機とか、
映像をパッ見て、その瞬間的に、
どっちが強くて弱いのか。
わかりにくいんですよ。
『ガールズ・アンド・パンツァー』
だと、
ドイツの重戦車相手に、
日本の豆戦車が、まともに戦っても勝ち目がない。
ってのは形とか大きさを見ただけで、
一目で分かるので。
有利なのか、ピンチなのか、
すごく分かりやすかったのですけど。
『荒野のコトブキ飛行隊』は、
そういった作劇上配慮された機種選定には見えません、
日本軍限定だと、
どれもペラペラ紙装甲で馬力も似たり寄ったり、機体差なんてあまりありませんし。
そのせいか、
戦闘機同士の戦闘シーンがだいたい毎回同じような展開になってしまって。
いや、
カット割りとかアクションとかカメラワークとか、
色々頑張って工夫凝らしているのは分かるのですけど。
戦車でドリフトする、とか。
戦車の上に戦車を乗っけて動きを封じる、とか。
ああいう、
『アニメ的な遊び』もなくて。
この辺は、
タイアップしているSNSゲーム的な制約なのかなぁ。
それとも3DCGモデリングの問題なのか。
色々と制限がある中で、
丁寧に作っているのが伝わってくるのですけど。
それだけに……
なんで、
こういう機種選定にしてしまったのか。なってしまったのか。
残念でしたねぇ。
あと、
スピード感。
時速400kmとか500kmは出せるわけですから。
というか飛んでいる時はそのくらい速いわけで。そこをもう少し、
アニメらしい演出入れて見せて欲しかった。
キャノピー開いたら、
荒れ狂う風に押されて髪バサバサぁ……みたいな。
そういう
スピード感、風圧の表現とかが
ほとんどなかったので、
いまいち迫力に欠けていた。というか。
『高速』で移動しているイメージが伝わってこなかった、というか。
翼が軋む表現とか、
演出過剰で入れても良かった、と思うのですけど。
全体としてきれいで無難な動きなんです。だからハラハラどきどきしないんですよ。
とかとか色々残念でしたねぇ。