今回は大事にならなかったから良かったけど。
たとえば、
今後、
緊急搬送中の患者が踏切遮断放置による
渋滞に巻き込まれて、
搬送中の車内で死亡してしまった、とか。
そういう事例が発生したら、
当然、
鉄道会社の責任が追及され、賠償問題まで発展すると思うのですよ。
今までが、
『たまたま運が良かった』と言うべきなんでしょうね。
しかし、
この後、鉄道会社はこれらの踏切問題にどのように対処するのでしょうか。
これまではそこにリスクが存在する事が不明だったので、
『渋滞が発生しトラブルが起きることは予測できなかった』と
言い訳することもできたでしょうけど。
今回、
望ましくない形ではありますけれど
このような形でリスクの存在が顕現化したわけで。
今後は、
『渋滞が発生することが予測できなかった』
という言い訳は通じません。
仮に、
上に書いたような緊急搬送中の患者が重体に巻き込まれて死亡してしまった場合、
予見できたトラブルを放置した責任を、
何らかの形で追及されることになるのは必至です。
ですけども……
どうでしょうねぇ。
鉄道会社の経営者が
そこまで深く考えるかなぁ。
何も考えず、
大事故を引き起こすのではないですかねぇ。
千葉県船橋市の京成電鉄の踏切で13日(2019年4月)、事故で30分も閉まったままの踏切に腹を立てた男性が、ノコギリで遮断機のバーを切断、トラックを通す事件があった。 動かぬ証拠の動画があった。午前7時頃、近くで起きた人身事故で電車は運転を見合わせ、踏切は遮断機が下りた状態が続いた。すると踏切に作業衣姿の男が立ち入り、ノコギリでバーをゴリゴリと切り始めた。これが動画で撮影されており、110番通報された。
動画の撮影者は「まじかよと。しばらく閉まったままで、我慢の限界が来たんじゃないか」という。
男は切り取ったバーをのけると、トラックを運転して去ったが、ナンバーから身元が判明、自営業の53歳の男が器物損壊容疑で逮捕された。調べに対し、「仕事があるのに、腹が立ってやってしまった」と容疑を認めている。