kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

さらに続報 ―― 池袋事故、死亡は母娘 運転の87歳「アクセル戻らず」

池袋で起きた、プリウス暴走事件ですが。
ようやく、事件の詳細を伝える続報が出てきました。
しかし、
依然として轢き逃げ犯である87歳運転手の証言らしき情報は
公開されていないようです。
事故直後、
息子に携帯電話で連絡をとったりしているので。
命に関わるような重傷を負ったりはしていないと思うのですが……
病院で一通りの精密検査を受けて、
休息をとってからの事情聴取……という流れで。
まだ、
詳細な取り調べが出来ていない、という事ですかねぇ。
事故直後、
ドライブレコーダーには、
『車のブレーキが戻らなかった』というような説明をしていた、
記録があるそうですが。果たして……
おそらく、
87歳運転手の主観的な世界の中では、
そのような印象なのでしょう。
これまでの情報でハッキリしているのは、
『ブレーキを使った形跡がない』
『ハンドルを切った形跡がなく直進したままゴミ収集車に正面衝突している』
これらの事実から、
87歳運転手当人の意識は鮮明でも、
運動機能はかなり低下していた状態だったのではないのか。
と思います。
というのも、
ゴミ収集車に猛スピードで直進したまま衝突している事実が、
大きなポイントです。
この87歳の運転手は、
まず、
ゴミ収集車と衝突した交差点から200メートルほど手前の地点で、
ガードパイプに接触して弾かれ、
そのまま車線の中央付近で直進、
70メートル進んだ地点にあった最初の横断歩道で
道路を横断中の自転車に乗っていた男性を跳ね飛ばしてます。
この時点で、
87歳の運転手が走っていた車線は赤信号だったのですが、
ブレーキを掛けた形跡はなく、
そのままさらに加速を続けて、
二つ目の横断歩道へ高速のまま侵入。
ここでも信号機は赤表示だったのですが、
ブレーキを使用した形跡はなく、
横断中の自転車を跳ねて(自転車に乗っていた母娘は死亡)
さらに、
そのまま直進して、
交差点に進入してきたゴミ収集車に正面衝突。
その衝撃で暴走車の方が跳ね飛ばされて
勢いあまって反転する形で対向車線へとはみ出し、
赤信号で対向車線に止まっていたトラックにぶつかって、
ここでようやく停止しています。
最初の
ガードレールへの接触事故から、
最期のゴミ収集車への正面衝突までの流れをまとめるとこのような形なのですが。
この間、
ブレーキを使用した形跡も、
ハンドルを切った形跡も、ありません。
この事は、
最初のガードレールの接触事故から、
およそ200メートル先のゴミ収集車に正面衝突して、停止するまで。
87歳の運転手は、まったく車を操作できていなかった。
と推察できます。
というのも
時速100キロで暴走していたとしても、
200メートルを駆け抜けるには5秒ほど掛かります。
100メートルなら2秒ほどでしょうか。
つまり、
ガードレールに接触してから、
最初の自転車を跳ねるまで、およそ2秒ほどの余裕があったハズです。
仮に
意識が混乱していた状態だったとしても、
体が動く状態であれば、
目の前に迫ってくる障害物を見たとたん、
反射的にハンドルを操作して回避行動をとっていたはずです。
しかし、
ガードレールに接触してからざっと2~3秒後に、
最初の自転車を跳ねて、
さらに2~3秒後に母娘の乗った自転車を跳ね飛ばす間、
現場の状況と、目撃者の証言からは、
車がハンドルを切った、事実はありません。
ここからは推測ですが、
最初のガードレールに接触した時点で、
体は防御姿勢を取って、
全身の筋肉に力を込め緊張、
そのまま引き付けを起こしたような具合で、
姿勢が固まってしまったのではないでしょうか。
その後、
すぐ2秒後に自転車を跳ねて、
さらに2秒後にまたも自転車を跳ねて、
そしてゴミ収集車に衝突……ですから。
一連の間、
ずっと緊張しっぱなしで、
姿勢が固定したまま、
アクセルを中途半端に踏み込んだまま、ハンドル位置固定で、
暴走したのだと、
思われます。
おそらく、
この後、
87歳運転手の容態の回復を待って、
落ち着いた状況で事情聴取が始まると思いますが。
警察は、
アクセルの状態よりも、
回避行動を一切取っていなかった理由について追及して、
この辺の事実を明らかにしていくと思われます。
アクセルがロックした状態でも、
回避手段は幾つもあるわけで。ハンドル操作などが挙げられますが、
それらを一切していないのは、
本人が単に気がついていなかった……のではなく、
事態を判断する能力を失っていた、と。
それが原因とされるのではないでしょうか。

 

 

www.asahi.com 

 19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で乗用車が歩行者らを次々とはねた。警視庁によると、自転車で横断歩道を渡っていた無職松永真菜さん(31)=同区東池袋2丁目=と長女の莉子ちゃん(3)が全身を強く打ち死亡した。運転していたのは無職飯塚幸三さん(87)=東京都板橋区弥生町=で、「アクセルが戻らなくなった」と話しているという。同庁は運転操作を誤った可能性があるとみて、詳しい事故原因を調べる。
 交通捜査課によると、ほかの歩行者や乗用車が衝突したごみ収集車の運転手の計6人と、飯塚さん、同乗の80代の妻も負傷した。少なくとも3人が骨折などの重傷を負ったが、命に別条はないという。飯塚さんも入院した。事故の様子が飯塚さんの車のドライブレコーダーに記録されており、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで任意で捜査する。飯塚さんに持病は確認されていない。免許証は2017年に更新していたという。
 ドライブレコーダーには、事故直前、車の左側面がガードパイプに接触した後、速度を上げて約70メートル先の交差点に進入して自転車で横断中の70代男性をはね、さらにその先の交差点で松永さん親子をはねる様子が映っていた。左折で進入してきたごみ収集車に衝突し、ごみ収集車は横転。このはずみで、別の歩行者4人もはね、信号待ちをしていた対向車線のトラックにぶつかって止まったという。警視庁は、いずれも赤信号で進入したとみている。
 また、最初の接触事故の直前、妻が「危ないよ、どうしたの?」と呼びかけ、飯塚さんが「あー、どうしたんだろう」と応じる声も記録されていた。飯塚さんは事故後、息子に「アクセルが戻らなくなって人をいっぱいひいてしまった」と電話。警視庁の調べに対しても同じ説明をしているという。


www.asahi.com 


 東京・池袋で19日昼、87歳の男性が運転する車に通行人が次々とはねられ、31歳の母親と3歳の娘が死亡した。運転していた飯塚幸三さんは周囲に運転をやめる意思を示したことがあったという。
 飯塚さんと同じマンションの住人男性は今年、飯塚さんが駐車場にうまく車を止められず、前後に何度も動かす様子を見たという。「奥さんが外に出て『もっとハンドル切って』などとやっていた」。男性は「事故を心配していた。ショックです」。飯塚さんは1年ほど前、男性に「運転をやめる」と話していたといい、最近は足を悪くし、杖を使って外出していたという。関係者によると、飯塚さんは旧通産省の元工業技術院長で、農機大手クボタの副社長も務めていた。
 目撃者は事故前後の様子を証言した。
 午後0時20分すぎ、近くの自動車販売店に勤務する女性(24)は、「キーッ」というタイヤと路面がこすれるような音を聞いた。店内からガラス越しに、シルバーの乗用車が走っていくのが見えた。「警察にでも追われているのかと思うほど、スピードが出ていた」
 近くに住む会社役員の男性(26)によると、乗用車はごみ収集車と衝突し、2~3メートルはね飛ばされた。区内の美容師の女性(33)は飯塚さんについて「運転席から救急隊員が2人がかりで引っ張り出していた」と語った。両脇を抱えられながら力なく歩いていたが、意識ははっきりしているように見えたという。
 現場近くにいた千葉県松戸市の団体職員の男性(39)は、道路上で複数の人が負傷し、交差点の真ん中で幼い子どもが自転車の後部座席に収まった状態のまま倒れているのを見た。自転車は真っ二つに壊れていたという。「事故の衝撃で吹き飛ばされたんだと思う。自分にも同じ年頃の子がいる。言葉にならない」と話した。