kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

殺傷事件の裏に隠れて進む、この話 ――  韓米連合司令部が平沢へ移転、漢江以北は米軍の空白地帯に

日本のメディアは、
川崎で起きた事件や、
それに触発された元農水次官の息子殺害事件で、
炎上しそうな世論の火消しに躍起で
騒がしい今日この頃。
国外の事件となると、
『米中貿易戦争』ばかりに焦点があたって、
そのほかはほどんとスルーな状況が続いていて。
これで大丈夫なのか、
かなり心配になります。
という中で、
気になった記事を見つけましたので。
ブックマークを貼って見ました。
これ、
普通に考えて『ソウル放棄』ですよねぇ。
この話題、
前にも出ていたのですけど。
協議が決着したようです。
日本人的感覚で例えるのなら、
『沖縄から在日米軍が撤退』したくらいの大事ですよ。
その認識は
韓国にもあるようで。
ブックマークを貼った記事に書かれた韓国当局者のコメントに
はっきりと現れています。


「平沢基地に行くということは、
 結局のところ米軍は
 『トリップワイヤ(わなの針金。
 米部隊が攻撃されれば米軍が自動的に介入すること)』である
 陸軍の資源を取り除き、
 有事の際は海軍・空軍中心の『適当な』支援を行うということ」


要は、
『韓国の首都は韓国人で守れよ』って話なんですけど。
私的に
気になるのは、
米軍がいよいよ韓国から手を引く、というか撤退する準備を
露骨に隠しもしなくなった、今。
この後の在韓米軍の動向です。
虎の子のTHAAD部隊を見捨てる、って選択肢はないでしょうから。
となると、
これを駐留させている間は、
引くに引けない……って状況に見えるのですよね。
その代わりなのか、どうかは明らかではありませんけども、
日本にも似たような『イージス・アショア』を
早ければ来年から秋田に配備する手続きが始まる、
とか。
ここへ来て、動きが加速しています。
といっても、
この話、
もう2年以上も前に出ていた話なので。
今では、
ニュースとして取り上げるところはほとんどありませんけど。
地元紙に掲載されていた記事を見つけたので、
ブックマークを貼りました。


時期が被っているのも無関係ではないって事の証でしょう。とまあ、
日本も関係して、
これから色々と忙しいことになりそうです。

 

 

 

 

www.chosunonline.com 

 韓米の国防当局は3日、竜山基地にある韓米連合司令部の本部を平沢米軍基地(キャンプ・ハンフリーズ)に移転する案を承認した。韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と米国のパトリック・シャナハン国防長官代行は3日、ソウルの韓国国防部(省に相当)庁舎で会談を行い、こうした内容からなる共同メディア報道文を発表した。
 韓米両国はこれまで連合司令部の本部の竜山残留問題を巡り、数回にわたって立場を変更してきた。盧武鉉ノ・ムヒョン)政権当時は連合司令部全体の平沢基地移転が推進されていたが、保守政権になると連合司令部の本部の竜山基地残留が決定した。現政権が発足する2017年の安保協議会議(SCM)で連合司令部の本部を竜山米軍基地から国防部の営内に移転する案を検討し、次いで了解覚書(MOU)まで交わしたが、ロバート・エイブラムス在韓米軍司令官の赴任後、平沢基地移転へと急旋回した。国防部は「こうした措置が連合司令部の作戦効率性と連合防衛態勢を向上させるという点でコンセンサスができた」と語った。在韓米軍は全て平沢に移転しているのに司令官だけが竜山にいるというのは非効率的、という趣旨だ。韓国軍関係者は「およそ六つの項目について検討したが、半数以上の項目で平沢基地の方が優れているという結論が出たようだ」と語った。
 問題は、韓国国防部が平沢基地移転の事由として表明した連合司令部の「作戦運用の効率性」が、韓国軍にとっては逆に「非効率」を引き起こすという点だ。連合司令部が平沢に移転したら、作戦・軍需など主な分野の韓国軍将校は平沢で勤務しなければならない。韓国軍の作戦や人事・軍需部門の変化は避けらない。また、これまでは連合司令部が竜山にあることで国防部・合同参謀本部(合参)との協調体制を維持し、北朝鮮の軍事挑発の際には米軍戦略部隊の展開など連合防衛体制の中心的役割を果たしてきた。しかし車で2時間かかる平沢に移転したら、有事の際のコミュニケーションに支障があるという指摘もなされている。これに対し国防部の関係者は「今でも連合司令部はC4I(指揮通信)システムを用いて日々状況報告を行っているので、問題はない」と語った。
 連合司令部が漢江以南の平沢に移転することへの懸念も持ち上がっている。韓国軍関係者は「連合司令部の平沢移転を考慮する際に最も引っ掛かった点は、ソウルなど韓国首都圏の市民の安全保障面での不安」と語った。韓東大学の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は「平沢基地に行くということは、結局のところ米軍は『トリップワイヤ(わなの針金。米部隊が攻撃されれば米軍が自動的に介入すること)』である陸軍の資源を取り除き、有事の際は海軍・空軍中心の『適当な』支援を行うということ」と語った。実際、東豆川の米第210火力旅団が今後平沢基地に移転すると、漢江以北には米軍の戦力がいなくなる。

 一方で韓米は3日、将来韓国軍に移転される戦時作戦統制権を行使する未来連合軍司令官として、別に韓国軍の大将を任命することを決めた。

 

 

 

 

www.kahoku.co.jp 

 防衛省が「イージス・アショア」の配備候補地とする陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)について、適地とする同省の現地調査結果が地元側に伝えられたことを踏まえ、穂積志秋田市長は3日の定例記者会見で、市職員による調査結果の検証チームを設置したと表明した。
 5月31日付で発足したチームは市職員7人で構成する。大学で理工系を専攻した職員らを選んだ。イージス・アショア配備に伴う電波環境やレーダーの運用方法などについて、市民の視点から疑問点を洗い出し、防衛省に回答を求める。
 専門的な知識が必要となった際は随時外部の学識経験者に協力を求め、市議会9月定例会前までに中間報告をまとめる方針だ。
 配備の是非について穂積市長は「まだそういう(判断をする)状況にない」と明言を避けた。防衛省の調査結果の分析・検討や市民からの疑問点集約などに時間が必要だとし、「(判断には)2~3年ぐらいはかかる」と説明した。