kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

ちょっと信じられない話 ―― 逆走事故、電気系統の断線確認 運行会社、欠陥認める

うーん、なんだろ、これ。
昨日ではなくて一昨日もちょろちょろと取り上げた、
横浜市シーサイドライン逆走事故の事故原因調査報告、
運行会社からの最終発表が出たのですけど。その内容が……あまりにも酷い。
いくつかのニュースを当たって調べてみたのですけど。
これ、
運行会社が何言っているのか、ちょっと理解出来ないです。
配線のチェックは4年に一度だけで、
しかも目視。とか。
走行中に配線が断線したことを確認するシステムは載せていないとか。
えー……それ、どう考えてもあり得ないのですけど。
この手の公共交通機関
例えば飛行機なんかが代表例ですけど。
『フェイルセーフ』での設計が徹底されていて。
システムでの
『ダブル・チェック』が当然ですよね。
信号を出した → 出した信号を受領装置が受領しました。
って確認する流れが必ず入るはずですが……
あと、
稼働中は回路に常時電流をながしていて、
その流量変化で断線をチェックして。
断線したと検出された場合には、
非常モードへ移行する、とか。
シーサイドライン無人運転なので、
この種の管理は、
各駅、もしくは中央司令室みたいな所轄が、
集中管理しているはずで。
そこへ車体異常を知らせるエラー信号が送られる、はずなのですけど。
管理者無しの『完全な無人』って形態はあり得ませんし。
今回ブックマークを貼った記事の内容、
運行会社の発表内容は、
車体の異常を知らせる自己診断システムを、
まったく積んでいない、って意味なんですかね。
そのレベルは、
まさに『あり得ない』ですよ。
なんで、
こんなモノを作ったんだろう。
というか、よくコレで許可下りたな、と。
当初は、
通常の有人運転で始めて、
途中から、『無人運転』へ拡張しているので。
後付けの不備が出てきた、ってことでしょうかねぇ。

 

 

www.asahi.com

 

 横浜市新交通システムシーサイドライン」の逆走事故で、車両内の電気系統に断線が起きていたと、運行会社の横浜シーサイドラインが6日に公表した。同社や国の運輸安全委員会の調査でわかった。断線のため、進行方向を切り替える指示が各車両に伝わらないまま発進したとみられるという。同社は、運行システムに欠陥があったとの認識を示した。
 シーサイドラインの自動列車運転装置(ATO)は駅側と車両側に付いている装置が信号をやりとりする仕組み。同社によると、事故車両(5両編成)を調べたところ、1号車の電気系統に断線が見つかった。駅側から出した進行方向の切り替え指示は、2号車にあるATO装置から、1号車を通る配線を経由して、モーターの回転方向などを制御する装置に伝えられる。
 断線によって指示が制御装置に伝わらなかった可能性があり、方向転換の指示が各車両に行き渡らないまま発車したため、逆走して車止めに衝突したとみられる。断線を警告するシステムはなかったという。
 断線箇所は1両目の車体下部の外部から見えない場所にあるという。同社では定期的に動作確認をしてきたが、目視での配線の確認は4年に1度。多数の配線をすべて確認するのは困難という。同社は「こうした事態を想定して安全に停止させるシステムがなかった」と運行システムに欠陥があったと認めたうえで「早急な修正が必要」とした。