kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

日本中の平和ボケに愕然としてしまう ―― “トランプ大統領が日米安保条約破棄に言及” 報道は不正確か

うーん……
この議論のもとになっているトランプさんのコメントについて、
これは、
日本政府が集団的自衛権を拡大解釈するまえの方針を元にしたコメントで。
今の日本政府だと、
トランプさんの今回のコメントはそのまま当てはまらない、のですよね。
なんというか、
2014年に安倍内閣が、
武力行使の『新三要件』を閣議決定して。
これに抗議するのに、国会議事堂前に十万人だか三十万人だか、集まって。
派手に騒いだデモをやったのに。
それをマルッと忘れてしまったか、のような
日本国内でのメディア、個人、含めたコメントが続出してて。
私としては、
空恐ろしくなります。
おいおいおいおい……
当事者たる日本国民が自分たちの国の権利と義務について、
きちんと理解してないのですかね。

実際、
今は集団的自衛権について、

>自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する国際法上の権利

防衛省だと、このように解釈的に定義されているわけでして。
防衛省のホームページに『憲法自衛権』という項目が設けられて
(説明が掲載されてます。
もちろん、安保条約には日本の義務条項はないままなのですけど。
政府の方針として、
武力の行使の「新三要件」が対外的にも公表されている以上、
アメリカの艦艇が攻撃された場合に、日本の自衛隊が出動する状況もあり得る、
ホルムズ海峡での戦闘についても、
アメリカの軍艦が攻撃を受けた状況によっては
日本政府の判断で自衛隊が出動する可能性がある……ということを、
武力行使の『新三要件』が閣議決定される前なら、
集団的自衛権の行使には日本の国土、領海、国民など日本への直接攻撃が
(必須条件だったが。
武力行使の『新三要件』ではこれが外れているのです。
これについて日本の政府とメディアがきちんと解説するべきなのですけど。
なぜか、そこは誰も説明を求めない、というか。
一切説明を望まない空気ですよ。不確かなのは日本国民の頭の中です、って。
あの馬鹿騒ぎのデモからまだ5年も経たずにコレとか。
やっぱり日本は政府も国民も
『平和ボケ』を望んでいるのだなぁ。と。
愕然とします。

 

 

www3.nhk.or.jp

 

 

アメリカのメディアはトランプ大統領が最近、私的な会話で日米安全保障条約は不平等だとして破棄に言及したと伝えました。報道について、ホワイトハウスの当局者は「不正確な点が多くある」としています。
アメリカのメディア、ブルームバーグは24日、事情を知る複数の関係者の話として、トランプ大統領が最近、みずからに近い人物との私的な会話で、日米安全保障条約の破棄に言及したと報じました。
記事では、トランプ大統領が条約について「アメリカは日本が攻撃された場合の支援を約束する一方、日本はアメリカを守る義務を負っておらず、あまりに一方的だと考えている」として、不平等だとみなしているとしています。
さらに、沖縄のアメリカ軍基地の返還について「トランプ大統領は土地の横取りととらえ、返還に対する金銭的な補償を求める考えを示した」と伝えています。
一方で、記事ではトランプ大統領は破棄に向けたいかなる措置も取っておらず、複数の政府当局者は「非現実的だと話している」という見方も伝えています。
ただ、トランプ大統領は就任前、日米同盟は不公平だという考えを示していて、発言が事実であれば、私的な会話で持論を展開していた可能性もあります。
この報道について、ホワイトハウスの当局者はNHKの取材に対し「記事は把握しているが、記者には不正確な点が多くあると指摘した」とコメントしています。

 

官房長官は午後の記者会見で、「ご指摘の報道にあるような話は全くない。ホワイトハウスの高官からも『米国政府の立場と相いれないものだ』という確認を受けている」と述べました。
そのうえで「日米同盟は、わが国の外交・安全保障の基軸であり、両国は、わが国、ひいてはインド太平洋地域等の国際社会の平和と安定のため、緊密に連携してきている。日米安全保障条約に基づく安保体制は同盟関係の中核をなすものだ」と述べました。