kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

無責任すぎる人達 ―― 東浩紀氏が謝罪 あいちトリエンナーレ「企画アドバイザー」

なんというか、
この程度の事しか出来ない人は、
責任ある立場に就いてはいけません、って。
人に指示を出す、とか。
アドバイスする、とか。
そういう事をしてはダメですよ。
いまだに炎上が続いている『あいちトリエンナーレ』、
統括する立場につけた人選が決定的に間違っていた。というか、
そういう無責任な人達を選任した結果。
破綻し、
こんなバカな炎上騒ぎになってしまったのですね。



私が、
この問題で、一番腹を立てているのは、
『責任ある立場の人が誰も説明責任を果たしていない』
なにより、この点につきます。
今回ブックマークを貼った、
東浩紀氏にしても、
事態の経緯を説明せずに、
自分勝手に謝罪して他人からの質問を全てブロックしてますし。
監督の津田大介氏は、
展示中止を伝えた席で謝罪した後、
引きこもって、これも外部からの質問を全力ブロック中ですし。
愛知県知事や、
名古屋市長も、
自分都合の主張を発信するだけで。
いまだに、
どういう経緯を経て、
展示中止の決断に至ったのか。
その決断に至る詳細な過程、
検討された選択肢、
展示継続の努力について、
どのような手段が検討され、
どういう判断で、不可とされたのか。
それらに対して、
公開された場で、
外部の質問に詳細に答え、
今回の一大事の詳細を説明する機会……
これを未だ一切設けていません。



主催者側が一方的に展示中止を判断して、
それを伝え、
作品の提供者に、形だけの謝罪をして。
口を開いて出てくるのは、
自己弁護の言葉ばかり。
酷すぎますよね。
大事な作品を
そんな自分勝手な扱われ方をされたら嫌気が差すのも当然です。
参加作家から、
展示引き揚げの申し出が相次ぐのも当然ですよ。

……私が書いている内容は、特別無理難題ではありません。
まったく分野は異なりますけど。
喫緊で、
大きな社会問題と化した『吉本興業の闇営業問題』。
あれは吉本興業が、世間から散々な非難をウケましたけども。
それでも、
吉本興業の責任者が、
それなりに時間が経った後ではありますが、
責任者である社長が、
記者会見を開いて。
記者達の質問に、延々と答えていましたよ。
……回答した内容は、
ちょっと意味不明な物がたくさんありましけどね。
それでも、
記者会見を開いたことで、
それまで知られていなかった事実が明らかになり、
事前に拡散していた情報との矛盾が明らかになり、
問題に対する吉本興業の抱えている方針やその問題点、
世間の意識と吉本興業の考え方の違い、などが明らかに浮き彫りになって。
これはこれで、
問題の全体像を把握し、
吉本興業に対して世間がどのように付き合えばいいのか、
それを知るために、
貴重な機会でした。

今回の『あいちトリエンナーレ』では、
そのような機会すら設けられていません。
市民の、国民の税金によって、開催されているイベントなのに。
出資者である納税者の、
市民に対して、
国民に対して、
いっさいの説明がなく。
責任者が次々に逃げ出してます。
この人達は、
説明責任を放棄し、
それを当然のことの様に振る舞っています。
どんな形であれ、
説明責任を果たした吉本興業の社長以下の存在ですよ。
なんで、
こんな無責任な人達を重大な責任ある立場につけてしまったのか。
これは、
なあなあで済ませてはいけません。
絶対に。
二度とこんなバカな炎上騒ぎを繰り返さないために。
既に『失敗』した結果が出てしまった以上、
今、
私たちに出来るのは、
事態の詳細を明らかにして、
問題点を洗い出し、
次回への教訓とする。
それしか、残されていません。
徹底的な調査と検証を望みます。
それに応えることが、
今回のイベントで主導的な役職に就いていた人達に課せられた、
市民に対する、
国民に対する、
最低限の責務です。
その責務すら果たせない無責任な人は、
公的な役職に就く資格はありません。
また、
公的機関が税金を使って、そのような無責任な人を雇うべきでありません。
それは、
納税者である国民に対する『背任』です。
かりに、
そのような『背任』が行われているのなら、
国民は断固追求しなければなりません。

 

 

 

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国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題をめぐり、批評家の東浩紀氏が2019年8月8日、ツイッターで「相談役として役割を果たすことができず、責任を痛感しています」と謝罪した。
東氏は、芸術監督であるジャーナリスト・津田大介氏のもと、「企画アドバイザー」を担当。4月には、津田氏とのネット対談番組「あいちトリエンナーレの裏側を語る」にも出演していた。
物議を醸した展示作品「平和の少女像」や「焼かれるべき絵」、昭和天皇とみられる写真を燃やす映像作品については説明不足だったと反省し、今年度の委嘱料の辞退を申し出たという。以下にツイート全文を転載する。


東氏のツイート全文
7月末からの休暇が終わり、帰国しました。休暇中に、ぼくが「企画アドバイザー」を務めるあいちトリエンナーレ(以下あいトリ)で、大きな問題が起きました。
このアカウントは、7月の参院選直後に、あいトリの問題とはべつの理由で鍵をかけていたものであり、これからもしばらくは鍵は外しません。しかし、このスレッドについては、転記し紹介していただいて結構です。そのときは、一部を切り取らず全体をご紹介ください。
まずは今回のできごとについて、スタッフのひとりとして、愛知県民の皆さま、出展者の皆さま、関係者の皆さまにご迷惑をかけたことを、心よりお詫びいたします。
ぼくの肩書きは「企画アドバイザー」となっていますが、実行委員会から委嘱された業務は、芸術監督のいわば相談役です。業務は監督個人との面談やメールのやりとりがおもで、キュレイター会議には数回しか出席しておらず、作家の選定にも関わっていません。
けれども、問題となった「表現の不自由展・その後」については、慰安婦像のモデルとなった作品が展示されること、天皇制を主題とした作品が展示されることについて、ともに事前に知らされており、問題の発生を予想できる立場にいました。相談役として役割を果たすことができず、責任を痛感しています。
僕は7月末より国外に出ており、騒動の起点になった展示を見ていません。今後も見る機会はなくなってしまいましたが、そのうえで、展示について所感を述べておきます。以下はあくまでも僕個人の、報道や間接情報に基づく意見であり、事務局や監督の考えを代弁するものではないことにご留意ください。
まずは慰安婦像について。いま日韓はたいへんな外交的困難を抱えています。けれども、そのようないまだからこそ、焦点のひとつである慰安婦像に、政治的意味とはべつに芸術的価値もあると提示することには、成功すれば、国際美術展として大きな意義があったと思います。
政治はひとを友と敵に分けるものだといわれます。たしかにそのような側面があります。けれども、人間は政治だけで生きているわけではありません。それを気付かせるのも芸術の役割のひとつです。あいトリがそのような場になる可能性はありました。
ただ、その役割が機能するためには、展示が政治的な扇動にたやすく利用されないように、情報公開や会場設計を含め、もっとていねいな準備と説明が必要だったように思います。その点について、十分な予測ができなかったことを、深く反省しています。
つぎに天皇の肖像を用いた作品について。ぼくは天皇制に反対する立場ではありません。皇室に敬愛の念を抱く多くの人々の感情は、尊重されるべきだと考えます。天皇制と日本文化の分かち難い関係を思えば、ぼく自身がその文化を継承し仕事をしている以上、それを軽々に否定することはできません。
けれども、同時に、「天皇制を批判し否定する人々」の存在を否定し、彼らから表現の場を奪うことも、してはならないと考えます。人々の考えは多様です。できるだけ幅広い多様性を許容できることが、国家の成熟の証です。市民に多様な声の存在に気づいてもらうことは、公共事業の重要な役割です。
しかし、これについても、報道を見るかぎり、その役割を果たすためには、今回の設営はあまりに説明不足であり、皇室を敬愛する多くの人々の感情に対して配慮を欠いていたと感じています。この点についても、役割を果たせなかったことを悔いています。
政治が友と敵を分けるものだとすれば、芸術は友と敵を繋ぐものです。すぐれた作品は、友と敵の対立などどうでもよいものに変えてしまいます。これはどちらがすぐれているということではなく、それが政治と芸術のそれぞれの役割だと考えます。
にもかかわらず、今回の事件においては、芸術こそが友と敵を作り出してしまいました。そしてその対立は、いま、どんどん細かく、深くなっています。それはたいへん心痛む光景であり、また、私たちの社会をますます弱く貧しくするものです。それは、あいトリがもっともしてはならなかったことです。
僕は今回、アドバイザーとして十分な仕事ができませんでした。辞任を検討しましたが、いまは混乱を深めるだけだと考えなおしました。かわりに個人的なけじめとして、今年度の委嘱料辞退の申し出をさせていただきました。今後も微力ながらあいトリの成功に向けて協力させていただければと考えています。
あらためて、このたびは申し訳ありませんでした。力不足を反省しています。そして最後になりましたが、現在拡散されている4月の芸術監督との対談動画において、多くの方々の感情を害する発言を行ってしまったことを、深くお詫びいたします。
(※8月8日18時:一部追記しました。)