kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

どうなるんだコレ ――  青瓦台「米軍基地の早期返還を」

昨日、突然飛び込んできたこのニュース。
内容が内容なので。
即座には信じることが出来ず、
色々と続報を探してみたのですけど……
週末、土日という事で。
メディアも政府機関も休日モード突入なのか。
情報が無いんですよねぇ。



正直、
私は未だに信じられない、というか。
メディアは、
『GSOMIA終了』の件でアメリカが韓国に対して
締め付けを強めている事に対するカウンター。
だとか。
この後始まる、
在韓米軍駐留費交渉を念頭に、
韓国が先んじてプレッシャーをかけた。
とか。
日本が輸出管理で優遇国から韓国を除外した件で、
アメリカを仲裁に引きずり込むためのカードとして切った、とか。
色々と
もっともらしい解説をつけているのですけど。
それ、
どうなんですかね?
私的は、
どれもマユツバにしか見えないのですが。



というのも。
去年の在韓米軍駐留費交渉で、
米韓間にどんなやり取りがあったのか。
さらには、
米軍作戦本部のソウルからの移転の一件とか。
それを思い返すと、
何をどう考えても今回の韓国政府の発表は腑に落ちないのです。
韓国側は数年に渡る、
中長期の契約を望んだのに。
アメリカ側は一年契約、だと。
頑として譲らなかったわけで。
そして、
ソウルに駐在していた韓米連合軍司令部を、
アメリカ側の要望にそって、
在韓米軍基地がある平沢に移設したり。
それも、
韓国側はソウルの国防部へスライド移転を望んでいたのを、
アメリカ側が蹴って。
在韓米軍基地であるキャンプ・ハンフリーズに決まったわけで。
力関係では、
米軍側が圧倒的上位なんですよね。
韓国政府が何を持ち出そうが、
ほとんどが蹴られてしまう……というのが
これまでの米韓間のパワーバランス実績です。
その記録、記憶は、
韓国政府の要人の中にだって残っているはずで。
その中で、
韓国政府が先んじて条件を持ち出しても。
果たして、
どれだけ『実』が伴うのか。
韓国政府からの一方的な通告は、
どう見ても、
いま進行中の米韓関係の悪化にさらに拍車をかけるだけにしか
見えないのですけど。
それをどのように考えているのか……

 

 

 

japanese.joins.com

 

青瓦台(チョンワデ、大統領府)が30日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長の主宰で国家安保会議(NSC)常任委員会を開き、米軍基地の早期返還を積極的に推進することにした。政府はこの日の発表について「定められた手続きに基づいている」という立場だ。しかし韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了決定で韓米関係が冷え込んだ時点に発表されたという点で微妙な波紋を呼ぶと予想される。米軍基地返還問題は韓国が米国を相手に攻勢的に使える「カード」であるからだ。
青瓦台は報道資料を通じて▼移転完了または移転予定の米軍基地26カ所の早期返還▼龍山(ヨンサン)基地返還手続きの年内開始▼基地返還が長期遅延中の基地4カ所の最大限早期返還--を推進すると公開した。
政府はこの日の発表を拡大解釈しないよう強調した。青瓦台の関係者は「いくつか作業をしてきたことをいつか発表しなければならず、それをきょう発表した」と述べた。NSCが定例的に開かれる木曜日でなく金曜日のこの日に開かれたことについては、「昨日は国会予算決算委員会が予定されていたため」と説明した。国防部の当局者も「ほとんどの米軍基地返還事業は予定よりも遅れている。関係部処間で議論が続いてきたが、この日、その結果が公開された」と話した。
国防部によると、韓米が合意した日程に基づき米軍基地26カ所の返還が進行中だ。また龍山基地の場合、韓米連合司令部など一部の区域を除いた残りの敷地の返還手続きを年内に開始する。原州(ウォンジュ)のキャンプロング、キャンプイーグル、仁川富平(プピョン)のキャンプマーケット、東豆川(トンドゥチョン)のキャンプホビーの射撃場はすでに在韓米軍が閉鎖したが、汚染土壌を浄化する作業問題のため未返還状態となっている。
微妙なのは内容(米軍基地の返還)よりもタイミングという分析だ。韓国がGSOMIAを終了した後、米国が「文在寅ムン・ジェイン)政権」「失望」という表現を使って不満を表明し、公開的に韓米が衝突する姿を見せている時期だからだ。特にポンペオ国務長官エスパー国防長官は公開的に「韓国の決定に失望した」と明らかにし、これに対し韓国外交部が29日、ハリス駐韓米国大使を呼んで「GSOMIA終了に失望したという発言を自制してほしい」と要求する事態まで生じた。
パク・ウォンゴン韓東大国際地域学科教授は「米軍基地返還問題は韓米間の揮発性があるイシュー」とし「返還過程だけでなくその後の環境汚染処理をめぐり費用が発生する。韓国が米国に圧力を加えている」と述べた。
韓米両国は2004年、龍山基地をはじめとする全国80カ所の米軍基地を韓国に返還することで合意した。多くの基地は京畿道平沢(ピョンテク)のキャンプ・ハンフリーズに移転する。しかし26カ所がまだ残っている。米軍基地の土壌汚染が相次いで発見されて遅れたところがほとんどだ。
キム・ドンヨプ慶南大極東問題研究所教授は「GSOMIAで一方的に日本の肩を持ち、韓国に向かって露骨に不満を表出する米国に対し、我々も言うべきことは言うというメッセージを米国とわが国民に同時に伝えている」と説明した。また「今後の防衛費分担金交渉を控え、韓国が米軍のために直接間接的にど多くのことを譲歩していて、これによる不便と損害も防衛費分担であることを話している」と分析した。
今回のカードの効用性については見方が分かれる。匿名を求めた外交安保専門家は「在韓米軍基地を米国が非常に重視していると考えるのは進歩の錯覚」と指摘した。 

 


ただ、
一つ可能性としてあり得るだろう、と
私的な見立てとしては。
韓国政府が発表した内容は、
実は去年の在韓米軍駐留費の交渉の席で決まっていた内容であって。
韓国政府側、文オジサン大統領が、
これまで韓国民の反発を怖れて、
公表してこなかった内容だった。とか。
つまり
米韓の政府間では既定の事実で
新しい内容は何もない。
そして、
この事実は、
これから始まる次年度の在韓米軍駐留費交渉の場で、
『前提条件』として提示されたところから交渉が始まるわけで。
もはや
隠し通せるものではないので。
国民に対する情報隠蔽を誤魔化しつつ対面を保てるように、
アメリカに対する交渉カードの形を装って
一年前には決定していた事実を、韓国政府と米軍の間の決定事項を、いま公表した。
韓国民の反感を買わない形に整えて……
そう言うことではないでしょうかねぇ?
これは
私の勝手な推測ですけど。
あながち的外れ……というわけでもないと思うのですよ。
というのも、
これだけ一方的な韓国政府の要求に対して。
韓国側の通告から、
丸一日が経ったいま現在で。
米軍側からの、アメリカ政府側からの反応が一切見られません。
韓国政府の要求が、
在韓米軍、ひいてはアメリカ政府の意に沿わない内容であるならば、
『黙って放置』する事は考えられません。
『GSOMIA終了』という、
まったく想定外の事態が発生した現状で。
次のリスクを放置するなんて、
あり得ないでしょう。
即座に、
アメリカ国民に対してハッキリと判る形で、
何かしらのコメントなり、行動なりを示すはずです。
後々の責任問題を回避するためにも、ね。
裏交渉よりも、
まず先に、
アメリカ政府、米軍の立場からの意志表明を出す。
意思表明 → 行動。
という政治プロセスですね。
ところが、
今現在そういう動きは、
アメリカ側には一切見られません。
これは、
韓国側の要求が意表を突きすぎて、
どのような対応を取るべきか検討に時間がかかっているのか
さもなれば、
去年の交渉で既定されていた事実なので。
その内容について、
アメリカ側が今更文句を付ける必要も無いか。
そのどちらかでしょう。
そこで、
私としては、後者ではないか……と考えるのですけど。
果たして、どうなのでしょうか?
直前に米国のソウル安保対話不参加発表があったり。時系列がバタバタしてて。
週明け、
月曜日くらいには因果関係がきちんと整理されてハッキリ判明するのかなぁ。