仕事柄、気になるのこの案件。
記事が掲載されていたので、ブックマークを貼ってみました。
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なんというか。
世間的には『悪評』高い、この政策ですが。
業界人のはしくれ、としては。
それなりに頑張っているなぁ……と感じております。
この手の
『コンテンツ』系は、
10本種をまいて、そのうちの2~3本が当たれば万々歳、
それで投資全体分を回収できれば『大成功』って。
そういうハイリスク・ハイリターンな分野ですから。
単発では、
まったく採算の目処が立たないのが、当たり前。
だから、
雑誌とか新聞とかテレビとか、
複数のメディアにまたがって、
ソフト単品で売らずに、
複数のタイトル、情報をひとまとめにして、
「合本」形式で商品化して世に送り出す……って形式が常態化しているわけで。
しかも、
単発で発信して終わりでは、
ユーザーにまったく浸透しないので、
まず成功はおぼつかないわけで。
成功させるには、
かなりの回数、期間を経てユーザーの繰り返し接触し、
浸透させることで、
勝負のようやくスタートラインに立てる……という。
なかなかどうして、
金と手間と時間が掛かる『商材』なんですよねぇ。
日本の場合、
これまで放置されていた間に、
コンテンツがじわじわと世界中のユーザーにすこしずつ浸透していたために。
かなり浸透して
市場が醸成されてきた処へ、政府が介入してきたわけですけど。
先行していた積み上げられていた『市場』から、
さらに新しく広げていこうとするなら。
パイオニアとして、
とてつもない金と手間が掛かるのは避けられません。
それはとてもじゃないですが
民間の企業ベースで、短期に成し遂げられることではありません。
そういう、
回収不能を見越した思い切った投資は、
はっきり言えば『博打』に近い投資戦略は民間では不可能です。
そういう『チャレンジ』は、
政府系じゃないと出来ません。
とくに、
海外でイベントを仕掛ける場合に、
『政府保証』がつくのと民間単独での案件であるのと、では。
現地での扱いが、仕事の進み具合がまったく異なりますから。
その点では、
大きな助けになっていました。
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ただ、
いつまでも草創時のまま、
『掛け捨て』の『どんぶり勘定』な
プロジェクトばかり進めているわけにも行きません。
そろそろ、
3年なり5年なりが経過して、
積み立ててきた内容もあるのですから。
ここら辺で、
しっかりと数字目標を立てて、中長期計画を作成し。
政府が手がけるのは、
数字目標が設定できる案件、分野だけ。と、
政府の活動範囲を
具体化した上で限定する、べきでしょう。
というか、
そういう時期になったのだ、と。
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日本の魅力を海外に発信する政府の「クールジャパン戦略」見直し案の全容が1日、判明した。政府の司令塔機能を強化するため、今月中旬にもクールジャパン戦略担当相を議長とし、外務省や経済産業省などの副大臣らで構成する「クールジャパン戦略会議(仮称)」を設立する。
3日にも首相官邸で開く知的財産戦略本部(本部長・安倍晋三首相)で見直し案を決定する。戦略の改訂は平成27年の策定以来、初めて。戦略会議の立ち上げに伴い、内閣府副大臣をトップにした従来の「クールジャパン関係府省連絡・連携会議」は廃止する。
見直し案ではクールジャパンを「日本が世界でもそのプレゼンスや影響力を維持し続ける上で極めて有効な手段」と位置づける。東京・渋谷のスクランブル交差点や弁当箱、路地裏の風景など、外国人から見れば日本人の日常生活は「クール」であり、「無限に拡大していく可能性を秘めている」と明記した。
新たな戦略では外国人が日本に興味を持つ「入り口」と「深み」を広げることを目指す。各省庁や企業が持つ外国人に関する調査結果をクールジャパンの視点から分析する重要性を指摘。会員制交流サイト(SNS)上での日本への共感を人工知能(AI)などを用いて計測、その結果を人材育成を通じて共有する必要があるとした。
クールジャパンに関わる外国人を対象に在留資格の条件緩和も検討。旅行など短期にとどまらず、日本に長期滞在して活動する外国人を増やすため、来年度設置される外国人共生センターなど関係機関と連携を急ぎ、才能ある外国人を受け入れる環境を整える。
地方やものづくりに携わる中小事業者の参画を進めるため、日本に知見のある外国人の紹介や異業種交流など発信力の向上も促す。