この事件、
注目していたのですけど。
事件発生から2週間も過ぎたら、
その後は続報がピタリと止んでしまって……
どうなったのかなぁ。
と気にしていたら。
いつの間にか、
捜査が終了してました。
『大量殺人』という結果がだけが残って。
そこに至る過程、
なぜ犯行に及んだのかの出発点すら、
見つからなかった。
という事らしいです……
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これから、
こういうタイプの事件が増えていくかもしれません。
『こういうタイプ』というのは、
世間から隔絶するように、
徹底的に周囲との接触を絶って
孤独な生活の中に埋没し、
誰からも忘れられていた人が。
ある日突然爆発することで、
周囲の社会が混乱する……という。
意図して、
他人との接触を避けていた人の内面を探るには、
何かしらの記録に頼るしかないのですけど。
それすら残っていない、となると。
取り付く島もなくて、
お手上げですよねぇ。
そして、
そういう事例が増えていけば。
理解できない存在……として、
社会全体が『恐怖』の対象と見なし、
排除へと向かう。
そういう将来になりそうです。
川崎市多摩区でスクールバスを待つ私立カリタス小学校の児童ら20人が殺傷された事件で、神奈川県警は2日、殺人と殺人未遂、銃刀法違反の容疑で、自殺した岩崎隆一容疑者(51)を被疑者死亡のまま書類送検した。
捜査関係者によると、岩崎容疑者がカリタス小を計画的に狙った事件だった可能性が高いが、明確な動機などは明らかにならなかった。事件の全容が判然としないまま、捜査は事実上、終結した。
書類送検容疑は、5月28日午前7時40分ごろ、同区登戸新町の路上で、バス待ちの児童らを包丁で襲い保護者の外務省職員、小山智史さん(39)と同小6年、栗林華子さん(11)を殺害し、保護者の女性(45)と児童17人に重軽傷を負わせたとしている。岩崎容疑者は現場で自殺した。
捜査関係者によると、岩崎容疑者は家庭の事情で子供のころ、伯父夫婦に引き取られ、相当長期にわたり自室に引きこもる生活を続けていたとみられる。今年1月、伯父夫婦が将来を案ずる手紙を渡すと「ちゃんと生活している」と反発。その後、2月に外出し、現場に持参した4本の刃物のうち2本を一括購入した疑いが明らかになるなど、事件の計画性も明らかになった。関係者によると、容疑者には、同小に通っていた親族もいることも分かったという。
ただ、捜査関係者は「伯父夫婦の手紙が発端との見方もあるが犯行はその約4カ月後。なぜあの日に犯行に及んだのかも説明できない」としている。
県警は2度にわたり家宅捜索を実施。捜査員延べ約2100人を投入し、関係者ら約390人からも事情を聴いたが、明確な動機は見いだせなかった。