やっぱり、
『天災よりも人災』って事なんですかねぇ……
いや、
東京電力を責める気はないのですよ。
常に、
『自分の身を守れるのは自分だけ』
この覚悟と準備を忘れてはいけないのだ。と。
改めて、
実感した、というか。させられた、というか。
関東圏を暴風台風が襲った日から、すでに3日目? 4日目?
一昨日も昨日も、30度超えで。今日も天気予報は30度超え。
私は、
こまめにシャワーを浴びて。汗を流し。
扇風機なりで、
体を冷やして
なんとかやりすごしてますけど。
これが、
『電気使えない』『水道使えない』『ガス使えない』となると。
どうにもお手上げです。
熱中症も防ぎようがありません。
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でも、
ふと考えてみると。
これ、
震災で、豪雨で、
道路が寸断され。家屋は破壊され。停電し。水道、ガスも使えない。
という過去の状況と比べると。
今回の台風被災地は、
幹線道路などの交通インフラは大した被害を受けていないし。
家屋の倒壊も少ないので。
そこまで酷い被害ではない……とも言えるのですよねぇ。
なのに、
それが今回の停電騒動では、
どうしてここまで大事になったのか。
私なりに、考えてみました。
で、
判ったのは。
過去の大きな天災被害が発生した事例では、
即座に……遅くても当日の内に、
『災害派遣要請』がなされて。
自衛隊が数万人規模で投入されているんですよ。
で、
給水車や発動機(発電用)などを、
被災地にどんどん持ち込んで、
救援キャンプを設営。
電気、水道、ガスなどのライフラインが途絶した状態でも、
なんとか生活できる空間を、
行政の手で短時間で作っていたのですね。
そこから、
さらに外部にボランティアを募って、
復旧を加速させていたりしてるのですけど。
ところが、
今回の場合、
なまじ被害が限定されていたために、
『災害派遣要請』は行われず、昨日になって給水車の要請がやっと出されました。
それ以外の停電被災地の支援は、現場の自治体の支援だけで。
被災者個人と民間業者に任せる、という。
その結果、
最低限のライフラインを
なんとか用意できた人と、出来なかった人に
別れてしまいました。
そして、
用意できなかった人の中には、
命を落とす人まで出ました。
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これは、
果たして『社会』として正しい対応だったのか、どうか。
たとえば、
避難場所を簡易シェルターとして、
水、電気などのインフラと。食糧、救護人員を設置して
近隣住人の生活支援をする。
そういう部分限定的な『災害派遣』内容は、あり得ないのか。
そこは、今後の課題として
これから検討、議論、が尽くされるべきではないでしょうか。
台風15号による千葉県を中心とした大規模停電で、東京電力は11日、全面復旧は13日以降になると明らかにした。1週間はかからない見通し。千葉県では11日午後10時現在、依然として約38万6千戸が停電。断水も2万戸あり、市民生活への影響が長期化している。茨城、神奈川、静岡3県の停電は解消された。
東電によると、今回の停電は台風によるものとしては戸数、期間とも同社で過去最大級。千葉市などを含む地域の復旧は12日以降、成田市や木更津市などの地域が13日以降になるという。東電は当初、11日朝までに停電を約12万戸に減らす計画だった。他電力から応援を受けて復旧に当たったが、現地で実際の被害を確認したところ、山間部の電柱などに想定よりも激しい損傷が見つかり、復旧が進まなかった。東電の担当者は会見で「想定が甘く反省している」と語った。
安倍晋三首相は内閣改造後の会見で、大規模停電について「復旧に全力を挙げる。自治体と緊密に連携しながら、住民へのきめ細かな支援を行う」と述べた。