韓国の法相親族汚職疑惑、の続報です。
一事は、
裁判所が逮捕状の発行を拒んだりして、
露骨な、捜査妨害に出ていたのですけど……
まあ、
韓国の最高裁判所にあたる大法院の裁判官は、
狂気の文オジサン子飼いのシンパですから。
さもありなん、
とか思って居たら。
いつの間にか、
逮捕状、が出されていたみたいですね。
さてさて、
捜査の本命は、
曺国法相本人とその妻なわけでして。
今回の逮捕劇は、
入り口、ってところでしょう。
まだまだ、
戦いはこれからだ……って具合でしょうか。
韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領の側近、曺国(チョグク)法相の家族の不透明な投資疑惑をめぐり、ソウル中央地検は14日、親族の男性(36)を横領などの疑いで逮捕した。疑惑のカギを握る人物が逮捕されたことで、焦点は曺氏の妻への捜査に移ってきた。
韓国メディアなどによると、男性は疑惑が相次いで報じられた8月末に国外に出国、14日未明に仁川国際空港に帰国したところを検察が逮捕した。少人数の特定投資家を対象にした「私募ファンド」の実質的な運営者とみられている。
ファンドには曺氏の妻を含む家族が投資。曺氏は、公職にあり企業への直接投資が禁じられているため、男性から薦められたファンドに家族が投資したなどと説明している。
ところで、
私的にこの騒動で気になっているのは。
狂気の文オジサンと政権の行方、ではなくて。
狂気の文オジサンが掲げている『検察改革』……について。
これって、
まるっきりに筋違い、というか。
的外れな事をやっているなぁ……と。
韓国政治の問題点が、
検察ではなくて、
他にあるのは明らかなのですけど。
それを誰も指摘しないのが、
なんというか……
『反日親韓』で韓国を煽っている日本のメディア人は、
血も涙も無い冷たいヤツラばかりだなぁ。
と思うのですよ。
韓国政治の問題点、
なぜ大統領が毎回処罰されるのか、
それは原因の一つがハッキリしていて。
『法律が改正されていないから』です。
簡単に言えば、
『コレは賄賂』『コレは寄付だから無罪』
この区分けに代表される、
行政関連の法体系がまったくアップデートされず、
旧態依然のママ。
検察の裁量というか、
警官の裁量というか、
裁判官の裁量というか、
その場の判断に委ねる部分が多いから。
どうにでも罪状をデッチ上げられる、というか。
どこからでも罪に出来る、ってわけですよね。
だいだい、
韓国で汚職関連がニュースになったときに、
日本の『政治資金規正法』みたいな、
『政治家』と『金』を規制する詳細を定めた法律を持ち出して、
アレコレ議論された状況なんて。
これまで見たことありません。マジで、一度も。
毎回
大統領が断罪されて……、
日本人の感覚で言えば、
そのたびに新しい法律なり、
既存法体系の修正、改案議論なり。
そういう『世直し』的な世論が起きて
政治システムが改善されていく……ってのが、
当然の政治的な帰結点になるわけですが。
これは、
別に日本だけの話では無くて、
アメリカでもヨーロッパでも、
それこそ、
形だけなら中国でも、見られる『政治』プロセスなのですけど。
私が、
韓国ウォッチを続けてきた、おおよそ10年間……
リーマンショックの前年から、ぼちぼち初めて。
もう10年以上になるわけですけども。
その間、
たびたび汚職事件がメディアを賑わせたりしてきたのですが。
それで、
法律が抜本的に改正されて。
システムが刷新された……
韓国メディアで、
そういう事例が取り上げられたのを、一度も見たことがありません。
騒ぐだけ騒いで、
裁判で国民の前に引きずり出して『魔女狩り』みたいな断罪をして。
それで、おしまい。
過失の原因、
法律の欠陥などは有耶無耶のまま、
いつの間にか忘れ去られて。
それで、
また似たような事件が発生して……
その繰り返し。
これは果たして
『検察』の問題でしょうか?