今から2週間程前、でしょうか。
韓国のすぐ目と鼻の先の孤島が、
北朝鮮によって軍事占拠されていること、
それを韓国軍が放置してきた事実が明らかになって。
韓国内が騒然となった、
そういうニュースがあったのですけども。
その孤島……『咸朴島』について、
さらには、
それを放置している韓国政府の対応について、
ここへ来て、
アメリカ政府から苦言が呈された、と。
それを報じるニュース記事があったので、
ブックマークを貼りました……
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で、
この記事を読んで。
私は、クビを傾げてしまいました。
というか、
今更思いついたのです。
アメリカって、朝鮮半島の上に『軍事衛星』と飛ばしているんですよねぇ。
もちろん、
撮影可能な範囲に限りはあって、
北朝鮮の軍事拠点、ミサイル基地を重点的に偵察している、
のだとしても。
数年がかりで、
軍事要塞化していく『咸朴島』の変化に、
これまでまったく気がついてなかった、的なアメリカ政府側の主張は。
ちょっと……いや、かなり変、違和感バリバリなのですよ。
もちろん、
上空から見つけられないように、
北朝鮮が偽装をこらして、要塞化を進めていた。
って事はありますから。
いや、
北朝鮮なら当然そうするでしょうから。
見つけにくかった、のだろう。とは推測できますけども。
アメリカがまったくノーマークだった。
とは考えられないのですねぇ。
というのも、
アメリカだけでなくて、日本の偵察衛星も朝鮮半島をカバーしていて。
その情報は日米間で共有されているはずですから。
朝鮮半島動静に神経をとがらせている日本も含めて、
まったくノーチェックだった、というのは、
ますます考えにくい。
となると
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ひょっとして、
今回の『咸朴島』の件、って。
日米側が先に察知していたのではないでしょうかねぇ?
だとすると、
アメリカが米韓米軍の作戦司令部を米韓連合司令部が置かれているソウル龍山区から、
京畿道平沢市にある在韓米軍ハンフリーズ基地に
移転強行した、のだとか。
……『咸朴島』からの距離的には、
ソウルも平沢市もあまり大きな差がないので。
そこまで考えるのは、
邪推なんでしょうけども。
どうなのかな?
これ、
日米側が先に察知していた。となると……
いよいよ韓国は救いがない、と感じるのですけど。
北朝鮮軍が西海北方限界線(NLL)近くにある咸朴島の要塞(ようさい)化を進めていることについて、10日には米国内でも懸念の声が上がった。韓国軍が咸朴島問題についてあまりにも安易に対応しているとの指摘も強まっている。韓国国防部(省に相当)は咸朴島の軍事施設について「監視用にすぎず、大きな脅威ではない」との立場を示してきた。
米国のシンクタンク・ランド研究所のブルース・ベネット研究員は10日、米政府系放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」に出演し「仁川国際空港は咸朴島からわずか45キロしか離れていないが、これは北朝鮮の240ミリ多連装ロケット砲の射程圏内だ」と指摘した。ベネット氏は現在の状況を「滑りやすい坂道」に例えながら「北朝鮮が何をしても、それをこちらが受け入れてしまえば、北朝鮮は少しずつ状況を悪化させるだろう」とも警告した。その上でベネット氏は「地域の安全保障問題と認識されてきた領域を破壊するいかなる動きに対しても、強い対応を取らねばならない」「韓国と在韓米軍の安全にとって脅威となり得る地域を、韓国軍当局はあまりにもずさんに扱っている」と述べた。
同じく米国のシンクタンク・民主主義防衛財団のデイビッド・マクスウェル研究員は「北朝鮮は咸朴島に通信妨害基地のような軍事施設を設置し、これによって韓国の安全保障に影響を及ぼすことができるだろう」「最も懸念されるケースは、対空ミサイル基地として活用が可能という点だ」などと指摘した。マクスウェル氏は「韓国が自国の安全を守るのに消極的な態度を示せば、米国との交渉でもより多くの防衛費負担を求められるかもしれない」とも主張した。