香港情勢の続報が出来ました。
というわけで、
数少ない日本メディアの記事を見つけたので。
ブックマークを貼りました。
デモ側が最初から求めていた、というか。
もともとのデモ隊側の要求だった『逃亡犯条例』……
犯罪者を中国本土へ引き渡す法令案の正式撤回が発表されました。
これで、
デモ隊側の要求が公式に通ったことになります。
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しかしながら、
既にこの法令に代わる取締り法令となっている、
『覆面禁止法』が登場していますので。
これを通して、
香港内に設立した『収容所』に皆閉じ込めて。
そこで『思想改造』をしてしまえば。
当初の『逃亡犯条例』が目指していた犯罪者中国本土送り、と。
同じだけの抑止効果が得られるので。
こちらの法案に切り替え、『逃亡犯条例』は廃案になった。
と
そういう見方も出来るのですよねぇ。
当然、
この動きはデモ隊側も予想の範囲で、
『逃亡犯条例』が撤回された後でも、
今度は、
『覆面禁止法』の廃案を要求して。
大規模デモの継続を宣言していますね。
少なくとも、
今ここで目的を一部でも達したので即座に解散、
とはなりそうにありません。
というより、
武装警察が投入され非合法に、デモ隊を鎮圧している、
という噂も現地で流れるほど。
対立がさらに激化しています。
実際、
デモ隊と警察の衝突による犠牲者が、
双方に増えています。
未だ、
一触即発で大規模動乱へと発展しそうな、
そんな緊張感で張り詰めた状況のまま。
これが、
今回の『逃亡犯条例』撤回により、
少しでも改善されるのかどうか。
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そういう現地の空気を感じ取ったのか、
最近は、
日本メディアも、香港情勢に関するニュースを増やしてきましたね。
まだまだ、
ネットで個人が発しているディープな情報に比べますと。
上っ面一辺倒の内容ですが。
それでも、
香港を無視しなくなった。
この一事は。
日本にとって、大きな前進、だと思うのです。
【香港=三塚聖平】香港の立法会(議会)で23日、治安トップの李家超保安局長が、中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を宣言した。香港では同改正案を発端とした政府に対するデモ隊による抗議活動が4カ月以上続くが現在、デモ隊側は普通選挙導入など「5大要求」を掲げて改正案自体は重視しておらず、正式撤回の宣言も抗議活動には大きな影響は与えないとみられる。
逃亡犯条例改正案について、政府は9月4日に撤回を表明。それを受けた正式撤回の宣言は当初、今月16日に立法会で行われる予定だったが、民主派議員が林鄭月娥(りんていげつが)行政長官の辞任を求めるなど抗議の声を上げたため休会となり、延期されていた。
一方、立法会ではデモ参加者にマスクの着用を禁じた「覆面禁止法」の審議が22日から始まった。覆面禁止法は、1997年の香港返還後初めて発動された「緊急状況規則条例」(緊急法)に基づいて立法会の手続きを経ず制定されたが事後的に審議する。
香港メディアによると、22日に行われた立法会に設けられた専門委員会での審議では、香港政府側が覆面禁止法について「臨時の措置」を強調した上で「仮に状況がある程度落ち着けば撤廃する」との考えを示した。デモ隊側は覆面禁止法にも不満が強く、立法会が事後承認すれば抗議活動が激化する可能性もある。
逃亡犯条例改正案は、香港が犯罪人引き渡し協定を締結していない国・地域の要請に基づいて、容疑者引き渡しを可能とするため、香港政府が4月に立法会に提出していた。
逃亡犯条例改正の動きは、昨年2月に香港人の男が台湾で恋人を殺害し、逮捕される前に香港に戻るという事件が発生したのが発端となった。香港政府は犯罪人引き渡し協定がない台湾への身柄移送ができないことを理由に、このような事態を解消するため条例改正が必要だと主張。だが、反対派は中国政府に批判的な活動家らが条例改正により本土に引き渡される恐れがあるとして反対、抗議活動が次第に激化していった。