kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

『ガルウィング』とは懐かしい ―― 【東京モーターショー】レクサスが試作車を初公開

いま、
東京ビッグサイトで開催されている、
東京モーターショー
既に、
業界での中心は、
中国・上海でのモーターショーに移ってしまい、
東京には、
多くの自動車会社が出品を見合わせて。
見た目でも凋落中なのですが。
そこに、
今回はトヨタが、
レクサス・ブランドの新車、
しかも電気自動車の試作車を持ち込んで発表、公開しました。
いちおう、
『日本車』の意地を見せた。通した。ってことですかね。
それとも、
中国で公開した場合
『悪戯』されるのを怖れたのかな。



なんにせよ、
私的には新車発表にはほとんど興味がなく。
いつもなら『あーそうですか』程度で
聞き流している内容なのですけども。
今回は、
ちょっと違います。
だって、
ガルウィング・ドアですよ!
思わず、
記事を見つけた時にブックマークを貼ってしまいました。
いやもう、
見てるだけでワクワクしますよね。
ある種の
私ら世代=アラフィーを狙い撃ちにしたデザイン、
と言えますでしょうか。
ガルウィング・ドア』ってなんなのか、
判らない人は。
映画バック・トゥ・ザ・フューチャーを見ましょう。
あれに出てくる、
主役級のメカ・デロリアンDMC-12、で採用された、
『上にカパッと開けるタイプのドア』デザイン。
これが『ガルウィング・ドア』です。



発表された時は、
『近未来的なデザイン』として注目、賞賛を浴びました
ただ、
普及はしませんでした。
理由は、明らかで。
『使いにくい』のです。物凄く。
人間は、
人体の構造上、
頭の上に物を持ち上げたり、下ろしたり、
そういう動作が得意ではないのです。
むしろ苦手、力を入れにくいのですよね。
もっとも力を入れて物を動かしやすいのが、
腰の高さになります。
だから、
ドアノブとか、引き出しの取っ手とか、は。
だいたい
この腰の高さになるように配置されるのが常です。
車のドアもそうです。
配置を高くしても、
せいぜい胸から肩の高さまで。
そこを超えてしまうと、
使い勝手の悪いデザインになります。
さらに、
ガルウィング』の場合、開閉スペースの問題が発生します。
ドアが半円を描く軌跡で車体左右に跳ね上がるので、
ドアを開けるのに、
車の左右にそれなりのスペースが必要になるのですねぇ。
ちょっと開けて、隙間から乗り込む。
みたいな芸当は出来ません。
駐車スペースを広々と確保しないと。
『ドアが開けられない』って事態が発生します。
日本みたいな、
せせこましい道路事情、
満足に駐車スペースを確保出来ないお国柄では。
とてもではないですけど。
実用的ではありません。



それでも
トヨタはこのデザインをぶつけて来た。ってのは。
やっぱり、
そのデザインにある種の郷愁を抱く、
そういう人達をターゲットに、狙い撃ち……
って意図なんでしょうねぇ。



しかし、
記事には『ガルウィング』って一言も出てこないのね。
やっぱり、
もう死語なのかな。
好きな人は大好きなんですけどねぇ。

 

 

www.sankei.com

 

 自動車メーカーなどが最新技術を競う東京モーターショーが23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)などでの24日の開幕に先立ち、報道陣に公開された。 トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」は、次世代の電動化戦略を象徴する電気自動車(EV)の試作車「LF-30 エレクトリファイド」を初めて公開した。近未来を思わせるデザインと、上向きに開くドアが最大の特徴だ。
 パワートレーン(駆動系)、ハンドル、サスペンション、ブレーキなどを統合的に制御し、走行状況に応じて理想的な車両姿勢を保つという。
 レクサスインターナショナルの沢良宏プレジデントは、「レクサスは電動化技術で走りの楽しさを進化させ、未来の車の在り方を根本から変える」と話した。

ちなみに、
ガルウィング』を『はてなキーワード』で検索かけると。
トヨタセリカ』とか『ランボルギーニカウンタック』が
ガルウィング』車として紹介されているのですが。
これは厳密には間違いです。
形状が違いますので。
『カルウィング』とは『カモメの翼』の意味で、
ドアを開けたシルエットが、車の正面から見ると
『∧_∧』こんな感じに、カモメが翼を広げた姿に見えることから、
名付けられた名称なのです。
なので、
トヨタセリカ』とか『ランボルギーニカウンタック』の様な、
前方斜め上に回転スライドさせるタイプのシルエットは、
コレとは異なるため、『ガルウィング』デザインとは別のカテゴリーになります。
『ポッポアップドア』とか。
さらに詳しく、
シザースドア』とか。
『バタフライドア』とか。
ドアのシルエットによって、それぞれ名称が異なります。
日本国内だと、かなりアバウトな区分け方されてるのですけども。それだけ、みんな車に興味ないんだよね。