一昨日の豪雨による被害状況が、
時間の経過に伴いだんだんと明らかになってきましたね。
死者は二ケタに達しました。
複数箇所で広範囲への浸水被害も発生しています。
テレビでは、
わずか2時間かそこらで、
浸水が頭上を越える高さになる動画を放映していたり、してましたねぇ。
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それで、
半日の降雨で、10月の平均降水量に達してしまったメカニズムを。
天気予報のコーナーでアレコレと解説してましたが。
これは、
実は『今回だけの特別』な状況ではありません。
梅雨前線とか秋雨前線が発生する時期に、
最近よく出てくる『線状降水帯』……
アレと同じ原理です。
ニュース解説では、
その点に触れていない物が見られますけども。
メカニズム的には同じ仕組みになっています。
実際、
天気予報系の情報サイトでは
『千葉に線状降水帯が発生する』とはっきり書かれてますし。
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ということは。
今回の千葉の降水量、
この先、日本の他の地域で同じような局地的豪雨災害が発生する、
その可能性が非常に高い、
というか。
現状の日本列島では、
ほぼ毎年どこかでこの『線状降水帯』による豪雨災害が発生していて。
それが今回は、
千葉とか福島だった。
と。
その上さらに、
台風被害に重なってしまったため、いっそう被害が拡大してしまった。
と。
そういう評価になるようですね。
つまりは、
今回と同じ事が来年は別の地域で発生する。
この先、
そんな事態が十二分に予想される。
と。
冗談抜きで、
明日は我が身かもしれない。
そんな世の中になったようです。
台風21号や低気圧の影響による関東から東北にかけての記録的な大雨で、千葉市緑区の土砂災害現場や福島県相馬市で26日、新たに6人の死亡が確認され、死者は2県で計10人となった。相馬市では1人が行方不明になった。国土交通省によると、千葉県で15河川が氾濫。これを含め福島など5県の計27河川で堤防から越水するなどの浸水被害が確認された。25日、学校や校外学習先から児童生徒計約1200人が帰宅できず、校舎などに宿泊した。
成田空港では25日夜、約3千人が一夜を明かし、千葉県内では一時1800人以上が避難した。
国交省は今回の大雨でにより、台風19号で堤防が決壊した河川のうち福島県の夏井川など4カ所で水があふれ、浸水被害が発生したと明らかにした。
千葉県によると、26日午後6時時点で41戸の床上浸水と137戸の床下浸水を確認。県内では最大約4700戸が断水した。
千葉県では9人が死亡。うち4人は冠水した道路で車が水没したり、車ごと川に流されたりした。千葉市緑区では25日に土砂崩れが起き住宅3棟が全壊、60代の男女と40代女性の計3人が死亡した。県内では他に長南町で男性2人、長柄町で男性2人、茂原市で男性1人、市原市で女性1人が亡くなった。福島県相馬市では25日夜に60代の女性と30代の息子が乗った軽乗用車が流された。26日に市内の砂浜で女性の遺体が見つかったが息子は行方不明。
交通機関の乱れも続き、JR東日本は千葉県内の総武線などで運転を見合わせた。災害拠点病院の千葉県循環器病センター(市原市)などの医療機関も一部で浸水した。
気象庁によると、千葉県では25日午後には市原市で12時間降水量が280ミリ、佐倉市や鴨川市で240ミリを突破、半日で10月の平年値を超えた。