kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

哀悼の意を捧げます ―― 作家・眉村卓さん死去

果たして、
今を生きる日本の若者が
この方のお名前を知っていますか、どうか。
昭和生まれの私でさえ、
作品として目を通したものは
なぞの転校生』『ねらわれた学園』『時の旅人』くらいです。
数多ある作品の中の、
わずかにこれだけ。
しかも、
どちらもドラマ化、アニメ化などで
別メディアの原作として取り上げられていて。
私は、
そちらの二次作品から入って原作を当たった始末。
平成に入ってからは、
小説家というよりはエッセー作家として活躍していて。
エッセー風味の短編集である、
『妻に捧げた1778話』
こちらの作品がテレビでも取り上げられたりして、
広く知られていますね。
SFから出発して、
社会問題、時事問題、エッセー、紀行文、下町人情話風味の小話、
などなど……
作家エネルギーの塊みたいな方でした。
闘病中も、
創作活動を続けられ、
最後までペンを離さなかった、のだとか。
怠け者の私には、
その執念がとても羨ましく思えてなりません。
昔風に言えば、
『死ぬのなら畳の上ではなく、戦場で』
という気概なのでしょう。



それで、
改めて思うのは、
こういう先人の方々が礎となり、
道を切り開いて、
今の『クールジャパン』があるのだという実感です。
本当に。


哀悼の意を捧げます

 

 

 

www.sankei.com 

 SF小説「ねらわれた学園」や短編集「妻に捧(ささ)げた1778話」などで知られる作家で、本紙朝刊1面の読者投稿「朝晴れエッセー」の選考委員を務める眉村卓(まゆむら・たく、本名・村上卓児=むらかみ・たくじ)さんが3日午前4時1分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため大阪市内の病院で死去した。85歳だった。通夜は8日午後6時、葬儀・告別式は9日午後0時半、大阪市阿倍野区阿倍野筋4の19の115、やすらぎ天空館で。喪主は長女、知子(ともこ)さん。
 昭和9年、大阪市出身。大阪大学経済学部を卒業後、会社員として勤務する傍らSF同人誌「宇宙塵(じん)」に参加、36年に「下級アイデアマン」が「SFマガジン」の「空想科学小説コンテスト(現ハヤカワSFコンテスト)」に佳作入選し、デビュー。40年から専業作家となり、54年に「消滅の光輪」で泉鏡花文学賞星雲賞を受賞した。
 SF作品にとどまらず、短編やエッセー、中学生向けのジュブナイル小説など多数の作品を発表。「なぞの転校生」「ねらわれた学園」はテレビドラマや映画にもなった。平成16年にはがんで闘病中だった妻にむけて書いた短編集を「妻に捧げた1778話」として出版。ベストセラーとなり、映画化もされた。
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 18年からは、夕刊1面(大阪本社発行)の読者投稿「夕焼けエッセー」の選考委員に。今年4月に朝刊掲載に移行してからも、すべての掲載作品に目を通し選考を続けていた。
 眉村さんは24年に食道がんを患い、30年にはリンパ節転移の再発で放射線治療を受けていた。
 家族によると先月8日に体調を崩し入院。入院中も「朝晴れエッセー」を読み、最後までベッドの上で執筆に取り組んでいたという。

 


私も、
そろそろ50歳。
『天命を知る』歳に至るわけですけど。
未だに迷ってばかりで。
それで
果たしてこれから先に何を残せるのか。