この事件、
結局何が原因で。
何の目的で実行されたのか。
今ひとつ、ハッキリしないのですよねぇ。
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とりあえず
気になっていたので
記事にブックマークを貼ってみたのですけど。
色々と
ネットで情報を探してみても。
今回
ブックマークを貼った記事に書いてある通りの、
通り一遍の内容以外。
詳細な情報が出て来ないのですよ。
解説もないですし。
『裏事情』みたいな……
『怪情報』と言いますか、
陰謀論めいた推測とかも見つからないのです。
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中国の対応を、
『人質外交』と非難、憤慨する記事、というか。
コメントはたくさん見かけるのですけども。
ただ、
日本人が中国で拘束される事件は、
実は、
ちょくちょく起きてます。
過去に有名なヤツだと、
なんだったけ、あれ……
温泉開発に行った日本人技術者が拘束された事件、
とか。
法政大学で教鞭取っていた中国人の教授が、
中国に帰省した時に長期失踪して、拘束を疑われた件、とか。
他にも、
色々。
毎年、何かしら起きてたりするのですよねぇ。
立ち入り禁止区域に近寄っただけで、
すぐに拘束されてしまう。
そういうお国柄なんで。
あと、
撮影禁止区域でスマホ取りだしたり、
それだけで『スパイ』扱い。
とかね。
けっこう厳しい話がゴロゴロありますし。
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ただ、
今回は……
この北大教授の件については、
時期が時期なので……
つまり、
来年の春に
『国賓』として
『習近平主席』が招待される予定になっている、
その直前と言ってもいい、
この時期に。
なぜ、
わざわざ日本国内で
『中国への反感』を掻き立てるような事件を起こしたのか。
中国側が、
国賓招待をぶち壊しにしたくて、この一件を企てた。
というのなら、
筋道通って判るのですけども。
『即解放』に近い対応を見るに、
中国政府は
習近平主席の訪日、
日本の『国賓招待』を予定通り進めて欲しいようですし。
となると……
なぜ、
この時期にわざわざ問題を起こしたのか、
合点がいきません。
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で、
以前どこかで、
この件ついて面白い陰謀論を見たんですよ。
ただ、
それを再度探してみたのですが、
ネット上から削除されてしまったのか。見つけられなかったのですが……
ざっと、
その要旨を纏めるとこんな具合でしょうか。
つまり、
中国政府も一枚岩ではない。
と。
『習近平』の失脚を画策している、対抗勢力がある。
と。
それで、
最近、
香港情勢で、ヘタをうった習近平グループは、
いま苦しい立場にある。
叩くなら今だ。
と。
そう考える輩が、
日中関係、
『習近平』が日本に『国賓招待』されるのを邪魔しようとして。
わざと、
日中間の問題を起こした、のだと。
これで、
『訪日』がご破算になれば、
習近平政権にとって大ダメージ。
そうならなくても、
日本政府が強硬な態度にでて、
それに譲歩する姿勢を見せれば、
やはり、
習近平政権について何らかのダメージ。
習近平の追い落としがやりやすくなる。
という
中国政府の『お家事情』
だとか。
そんな
陰謀論だったのですけども。
果たして、
実情はどうなのでしょうかねぇ。
【北京=西見由章】大量の機密資料を収集したなどとして中国当局が拘束していた北海道大の40代の男性教授が約2カ月ぶりに解放された。中国側は男性教授が容疑を認めた上での保釈だと強調しているが、すでに帰国しており正式逮捕や起訴は見送られる可能性が高い。拘束発覚を受けて日本国内では研究者らの反発が拡大し、日中間の学術交流に深刻な影響が広がっていた。来春に習近平国家主席の国賓訪日を控える中、中国当局が早期の混乱収拾を図った形だ。
関係者によると、元外務省所管の政策シンクタンク「日本国際問題研究所」が11月初旬に北京大で開催を予定していた「日中政策フォーラム」が中止になった。日本側が出席を見送ったためという。同研究所は7日発表の声明で「研究者の間では訪中を控える動きや研究交流を見直すべきとの声も出ている」とし、中国当局に「適切な情報開示と(教授の)速やかな解放」を要求していた。
また国分良成・慶応大名誉教授(防衛大学校長)ら中国研究者47人は「理由を開示せずに人を拘束することは決して国際社会に受け入れられるものではない」と批判。「新しい日中関係を考える研究者の会」(代表幹事・天児慧(あまこ・さとし)早稲田大名誉教授)も約130人の連名で「理由が不明なままの拘束」により「中国のイメージに大きく傷がつき人々の不信感が増長することは避けられない」と訴えた。
当初、中国側の反応は鈍かった。耿爽(こう・そう)外務省報道官は10月末、日本人研究者の声明について「必ずしも真相を理解しているとはかぎらない」と反論。日中間の交流は「個別の事件に影響を受けない」と主張した。訪中予定をキャンセルした日本の国立大教授は「中国側は事の深刻さを理解していないのでは」ともどかしさを隠さなかった。
男性教授の解放を受けて日本側には安堵(あんど)が広がる。ある中国研究者は「日本国内で反発の声が広がり、対日関係の改善を進めている習近平政権も無視できなくなったのではないか」と分析した上で「中国の国家安全当局も、こうした声にあらがって正式逮捕するだけの明確な容疑を示せなかったのだろう」と指摘した。
しかしなぁ……
中国情勢は、
判りづらいですねぇ。
情報統制が厳しくて、
内部事情なんてほとんど表に出てきませんし。
最近は、
現地発のネット情報も、検閲が厳しくなっているようで。
韓国みたいに、
分かり易い……というか。
単純明快、ワンパターン、だと助かるのですけど。
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いや、それもダメだなぁ。
中国が、
韓国のような『カルト国家』になったら。
外交交渉、駆け引きなんて一切通じない
『バケモノ』になってしまうから。
それこそ、
世界大戦の危機だなぁ。