kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

これがファイナルアンサー ―― 北朝鮮「弾道ミサイル」2発発射 距離は約380キロ

一昨日、
北朝鮮から発射されたミサイルについて。
本元の北朝鮮からコメントが出されたので、
ミサイル発射を報じた記事と一緒に、
ブックマークを付けました。



今年、北朝鮮のミサイル発射は13件目らしいのですけども。
いやぁ、今回はかなり情報を探しましたよ。
弾道ミサイル』だか、
『放射砲=ロケット砲』だか。
日本と韓国で、
発表が異なっているので。
いったい、
どっちなんだよ……って。
色々調べてみました。
で。
まず、
飛行距離と、
落下地点が日本の排他的経済水域EEZ)外。
そして、
移動・展開式の発射台から発射されたミサイルである。
これについては、
確定みたいです。
さらに、
今回使われた移動式発射台が、
ランチャー形式なので。
北朝鮮や韓国は、
それを指して『ロケット砲だ』と主張している、ようですね。
しかしながら、
日本側が計測した記録では、
高度約100キロに到達した。と。
これ、
高度100キロメートルって、
ほぼ
大気が存在しなくなる高さで。
一般的には
『ここから先は宇宙空間』と区分けされている高さ、だとか。
国際航空連盟』とかいう
ご大層な名前のついた偉い機関が、
世界的にそのように定義している、のだとか。
ちなみに、
米国空軍は、高度80キロから上を『宇宙』と定義している、そうです。
で。
今回
北朝鮮が発射したミサイルは。
そんな高い処まで打ち上げられて、
そこから落下してきた、
と。
山なりの軌跡=弾道を描き飛んで弾着したわけで。
ロケット砲から発射しようが。
実質『弾道ミサイル』なわけです。



で、
弾道ミサイルと、
ロケット砲のミサイル、って何が違うのか。
って。
そこの解説が、
どこのメディアの記事を見ても書いてないので。
なので、
一層混乱するのですが……
ロケット砲のミサイルは、
推力をロケット本体の燃料に頼る仕組みで。
これなら、
まあ迎撃出来るかもしれない。代物なんですね。
でも、
これが
弾道ミサイル』になると。
ロケット本体の燃料による推力の他に、
重力に落下エネルギーが加わって。
加速するので、
迎撃ミサイルで補足して命中させられない。
速すぎて捉えきれない、
迎撃不能、となる代物なんです。
迎撃するなら、
発射時の速度と軌道予測から、
弾道ミサイルの通過点を予想計算して、
そこへ迎撃ミサイルを飛ばして。
計算で命中させる……という。
離れ業で当たるかどうか運任せ。
いちおう、
今盛んに、
そういう迎撃システムを開発して試験を繰り返しているのですけど。
結果は、
成功したんだか、失敗か。
あまり芳しくない状況で。
いまのところは、
実質、迎撃不可能。
だから、
日本政府としては、
北朝鮮がそんな物騒な兵器を開発するのは、
許さない。
という立場、主張なんですよね。
これは、
日本だけでは無くて、
国連の場で決議された内容でもあります。



この辺の、
ミサイル兵器としての仕様の違いは、
今まで何度か説明されてきた内容ではありますけども。
北朝鮮が、
わざわざコメント出しているのだから。
それに合わせて、
解説を加えて欲しかったなぁ。
じゃないと、
日本と北朝鮮で、
何を主張して戦わせているのか、
真意が掴めないでしょ。
私なんか、
調べまくって。
ようやく理解しましたもの。

 

 

www.sankei.com 

 河野太郎防衛相は28日夕、防衛省で記者団に、北朝鮮が午後4時58分に弾道ミサイル2発が発射されたと断定し、いずれも高度約100キロ、飛行距離約380キロと推定されると発表した。韓国との発射情報のやりとりに関しては「日米、日韓、日米韓でしっかり連携して当たる」と答えた。
 弾道ミサイルは日本の排他的経済水域EEZ)の外に落下し、船舶の被害は確認されていない。

 

 

www3.nhk.or.jp 

北朝鮮外務省は、28日発射した弾道ミサイルに関連して談話を発表し、安倍総理大臣を名指ししたうえで「弾道ミサイルが何なのか、遠からず、非常に近くで見ることになるだろう」として、新たなミサイルの発射を示唆してけん制しました。
北朝鮮は28日、東部のハムギョン(咸鏡)南道リョンポ(連浦)付近から日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射し、国営メディアはキム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと「超大型ロケット砲」の発射実験を行ったと伝えました。
北朝鮮外務省の日本担当副局長は30日朝、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し「日本の海域に落ちてもいない砲弾をめぐって『日本のみならず国際社会に対する深刻な挑戦だ』と述べており、ぶざまだ」として安倍総理大臣を繰り返し名指しで批判しました。
そのうえで「本当の弾道ミサイルが何なのか、遠からず、非常に近くで見ることになるだろう」として新たなミサイルの発射を示唆してけん制しました。
さらに、安倍総理大臣が前提条件をつけずにキム委員長と直接向き合う決意を表明していることを念頭に「永遠に向き合わないほうが賢明だという考えが日に日に固まっている」としています。
一方、談話では、28日発射したのは「ロケット砲」で弾道ミサイルではないとしていて、日本政府が弾道ミサイルの発射は国連の安保理決議に違反すると指摘していることを念頭に、こうした批判をかわしたい思惑もありそうです。

それにしても、
ここ最近の展開だと。
日本が怒って、
アメリカがなだめて、
それで北朝鮮と交渉に持ち込む……ってのが、
パターンだったのですけど。
アメリカ政府からの、
それっぽいコメント出ませんねぇ。