ネットのニュースサイトを回っていた時に
見つけたニュース。
私は、
羽生選手がオリンピック連覇したのに感動して。
ちょくちょく見ている程度の
にわかファンです。が、
この
ザギトワ選手もCMで知ったくらいだし。
なので、
彼女の引退までの経緯については
よくしりません。
けれど、
かなり赤裸々な内容を語っているのが気になって、
色々迷ったけど
ブックマークを付けてみました。
・
・
・
『4回転ジャンプは身につけるなら若いとき』
って。
ハッキリ言ってるなぁ。
肉体の疲労回復、ダメージ回復に
もっとも有利な時期って。
第二性徴期前後の、
身体の成長が急激に進む時期。なんですよ。
この時は、
多少のダメージも
体の成長が飲み込んでくれます。
なので、
かなり無理な訓練をしても、
体にダメージが蓄積されることなく壊れずに済むんです。
日本の少年野球は、
それを過信して。
選手がブッ壊れるまで酷使してしまう、阿呆ですけど。
・
・
・
で。何が気になったのかと言いますと。
私は、中学生の時に、
『体操』やってました。
『ムーンサルト』を習得しようとガンバって、
結局できないまま終わった素人ですけど。
その経験から、
フィギュアスケートの選手の練習見ていると、
どう見ても……
体に無茶な事しているようにしか見えないのです。
だってねぇ。
ガチガチに固められたリンクに着地するんでしょ?
しかも、
4回転とかの高速回転を達成したスピードを
着地の瞬間にゼロにするわけですよ。
……いや、
滑走で逃がす分がありますけど。
スケートリンクはマットと違って、
たわんで衝撃を吸収してくれたりしませんよねぇ。
その衝撃を、
片足1本というか、
片足の足首だけで支える、とか。
無茶です。
どう考えても。
※
ちなみに
体操は選手の進化にあわせて、
常に安全に競技できるように
器具の方も改良が加えられていて。
派手な跳躍技を連発する『床』では、
50年前の床は、
木材の上にウレタン素材のマットを載せ、
その上にじゅうたんを敷いただけの簡素な造りでだったけど。
現在は、
マットの下にスプリングが敷き詰められ、
大きな反発力を生むように進化している。
これ、
マット全体が『板バネ』のような構造になっていて、
着地の衝撃を吸収するように、
器具も進化して。
選手の安全を確保しているのです。
それと比べると、
フィギュアスケートは、
ずっと同じ硬い氷面のまま。
ジャンプ技術だけが過激化し続けている。
・
・
・
まあねぇ、それでも選手は実際に困難を実現してしまうのですけど。
『体操』も今ではG難度を超えて、
遙かその先へ
さらなる新技が開発されているご時世ですから。
I難度とかね。
『ウルトラC』で騒いでいた世代としては、
今の最先端トップレベルの選手達は、
もう、
理解不能な存在ですよ。
同じ人間のカテゴリーに収まっている存在とは
とても思えない。
でも、そういう現場の第一線で活躍していた人が、
こんな『本音』を語ったのだから。
4回転ジャンプの先は、
今の競技環境では
人間にとって
かなりの『危険』を伴うのではないでしょうか。
【モスクワ=小野田雄一】2018年平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ(17)が13日、ロシア国営テレビに出演し、世界選手権など今後の競技会への参加を一時停止すると明らかにした。練習は継続し、アイスショーなどへの出演は続けるという。ロシア国内では、実質的な競技引退宣言だとの見方も出ている。
ザギトワは「私はどこにも行かないが、今後の国内選手権、欧州選手権、世界選手権には参加しない。自分を探し、新しいジャンプに挑戦する。それはとてもいいことだと思う」と話した。
また、「練習が朝6時から夜9時に及ぶこともあった。こうした生活に疲れた」と述べるとともに、「ロシアのスケート界は若年化が進んでいる」とし、若手の台頭が今回の決断の背景にあることも示唆した。
ザギトワは、イタリア・トリノで7日に行われたグランプリファイナル最終日で最下位の6位に終わった。表彰台は初出場のロシア勢が独占した。
イタル・タス通信は「ザギトワは今後、大きな競技会には戻らないだろう。彼女が創造的な人生を送ることを願う」とする露フィギュアスケート界の名コーチ、タチアナ・タラソワさんの見方を報じた。一方、五輪金メダリストのプルシェンコ氏は「ザギトワは、4回転ジャンプを習得して戻ってこられる。諦めてはいけない」と復帰を願った。
2018年平昌五輪フィギュアスケート女子金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ(17)は13日、ロシア国営テレビに出演し、競技会への参加を一時停止すると表明した。発言要旨は次の通り。
一、今月のロシア選手権には出場しない。今後も練習は続け、アイスショーには出る。新たな自分を探すことになる。
一、今まで長い道を共に歩んできたコーチ陣、家族、ファンに感謝している。
一、私は全てに勝利した。平昌冬季五輪で勝った後に、世界選手権でも優勝した。五輪で勝利した時、また一から新しいプログラムを練習しなければならず、やめたいと思ったこともあった。
一、ロシアのスケート界は若年化が進んでいる。私は平昌五輪には、けがをする危険もあったので4回転ジャンプには挑まずに臨み、当時はそれで十分だった。4回転ジャンプは身につけるなら、もっと若いときにしなければならない。(共同)