テレビでは、
解放された漁師達へのインタビューコメント映像を
放映してました。
このニュース。
だいたい、
情報が出そろったみたいなので、
ブックマークを付けてみました。
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私は日本人なので。
日本側に立ってロシアの行動を『暴挙』だと。
断罪したい気持ちがあります。
けど、
あの地域の現実の一端を知っている者として。
日本側の漁業者の証言を
そのまま鵜呑みに出来ない……と。
考えてしまうんですよねぇ。
正規の組合員でも、
『密漁』というか。
漁獲高の誤魔化し、とか。
普通にやるんですよ。
『チョロッ』と盛りました。って具合で。
量としては、
目分量で『誤差の範囲』と言えなくもない、
その程度です。
けど。
厳密に計量したら、アウト。
みたいな具合。
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ロシア側の言い分が事実だと、
すると。
これ、
密漁になります。
ロシア側は
今回問題となった漁場で密漁が行われている事実を
かなり前から察知していて。
日本の漁業者を警戒し、
犯人の特定に努めていた。
そして、
確証を得て、
今回、
現行犯逮捕=拿捕に踏み切った。
と。
そういう流れになります。
実際、
現場で漁をしていた日本漁船が一網打尽に
全隻拿捕されていません。
ロシアの警備艇が
手を付けなかった
日本漁船もあった。
それらは、
何事も無く無事に日本へ帰航した、
と。
報じられてますから。
年末のこの時期を狙ったのは、
ちょうど年度末で、
『稼ぎ』がもっとも欲しくなる時期だから。
必ず動くだろう、と。
網を張っていた可能性がありますねぇ。
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ただ、
一方では。
北方領土交渉を進めるに当たって。
ロシアの主権による
治安維持活動の実績づくり。
という見方もありますし。
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裏事情を解説した
続報でるかなぁ。……難しいでしょうねぇ。
この件、
これだけのスピード解決で片付いた、
ってのは。
日本政府もロシア政府も、
大事にはしたくない。
って意志の現れでしょうから。
これ以上の情報は出ないだろうなぁ。
北海道根室市の3漁協に所属する漁船5隻が17日、ロシア国境警備局の臨検を受け、国後島に連行された。漁船は歯舞群島付近の海域で、日露政府間の協定に基づく「安全操業」の枠組みでタコ漁をしていた。取り決めでは臨検や拿捕(だほ)を行わないことになっているが、近年は「見学」と呼ばれる事実上の臨検などが増えていた。
連行されたのは、第62盛昇丸▽第53春海丸=いずれも11トン、落石漁協所属▽第38大友丸▽第55海鷹丸=同9・7トン、根室漁協所属=▽第53ふみ丸=同、歯舞漁協所属=で、各船に4~5人が乗り組んでいた。
根室海上保安部などによると、8隻が同協定に基づいて同群島沖などでタコ漁をしていた。うち5隻は17日午前9時ごろ、チェックポイント(出入域地点)に近い同群島勇留(ゆり)島南側の海域で、同警備局の警備艇の臨検を受け、その後、同群島・水晶島沖に移動。同日夜、国後島古釜布(ふるかまっぷ)港に連行されたという。残る3隻は根室に帰港した。
外務省などによると、ロシア側は漁船5隻の操業日誌に記載されている漁獲量と実際の漁獲量が食い違っている疑いなどがあるとして、連行したとみられる。
日露両政府は、北方領土に関する双方の主権を棚上げしたうえで、ロシアが実効支配する排他的経済水域(EEZ)での日本漁船の安全操業協定を締結していた。
市長「一刻も早く解放を」
連行された漁船5隻が所属する根室市の漁協関係者や乗組員の家族らは「早く解放してほしい」「いつ帰って来るのか」と安否を気遣った。
落石漁協の幹部は、戻って来た3隻の僚船が連行された漁船から「古釜布に行く」という途切れ途切れの無線を受信したのを最後に連絡が途切れたという。「いつもは一晩で帰って来るので、食料などはほとんど積んでいない。持病を持っている乗組員に薬を届けなければならないが、相手が相手だけに難しいかも」と語った。
乗組員の妻は「血圧の薬をなんとか渡してもらえないか」と夫の健康状態を思い、別の乗組員の家族は「安全操業の船なのにどうして」と声を落とした。
一方、根室市の石垣雅敏市長は、18日に開かれた水産関係の審議会で「安全操業の枠組みは拿捕・臨検されないための協定であり、多くの方々の努力のもとに成立したもの」と語った上で、「ご心配されているご家族のためにも、一刻も早く解放を望む」と話した。【本間浩昭】
北方領土周辺の海域でタコ漁をしていた北海道根室市の漁協に所属する漁船5隻がロシアの国境警備局に拿捕(だほ)された問題で、ロシアの裁判所は漁船の船長らに対し、日本円にして1100万円余りの罰金の支払いを命じました。船長や乗組員は罰金を支払って解放され、24日午後にも根室に帰港する見通しです。
漁船5隻は今月17日、北方領土の歯舞群島周辺の海域でロシアの国境警備局による検査を受けて国後島に連行され、拿捕されました。
ロシアの裁判所は、漁船の船長らがロシアの漁獲規則に違反して合わせて7.5トンのタコなどの漁獲物を申告していなかったとして、罰金としておよそ640万ルーブル(1100万円余り)の支払いを命じました。
ロシアの警備当局はNHKの取材に対し、罰金の支払いが確認されたとし、船長や乗組員を日本時間の午前10時すぎに解放したということです。
NHKが入手した国後島のロシア人住民が撮影した映像からは、5隻の漁船がロシアの国境警備局の巡視船に先導されて国後島の古釜布港から離れていく様子がうかがえます。
漁船には日本人合わせて24人が乗り、日ロ両政府の協定に基づいて、双方が北方四島周辺の海域で漁を行う「安全操業」の枠組みでタコ漁を行っていました。
解放された漁船は24日午後にも根室に帰港する見通しです。