日本のメディアも、
ちょこちょこと取り上げだした、
北朝鮮のこのニュース。
手頃なまとめ記事が掲載されていたので、
ブックマークを付けてみました。
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クリスマスが過ぎても、
北朝鮮からは
ウンともスンとも情報が出なくなって。
アメリカ発の情報ばかり。
いったいどうした事なんだ、
と
あれこれ探し回ってみて。
ようやく見つけた情報が
これなのですけども。
なんでも、
北朝鮮国内で、
主立った幹部というか部下というか構成要員というか、
国民一同を集めて。
派手な決起集会を開いたのだそうだ。
いちおう名目は
『党全員会議』となっています。
そこで、
今後の闘争方針を披露、というか。
来年の挑発予告を宣言したのだとか。
専門官の分析によれば、
これが、
『クリスマスプレゼント』の代わりなのだとか。
国民の前で
『来年はミサイル撃っちゃうかもしれないぞー!
アメリカよ覚悟しろー!』
との
国家君主としての宣言です。
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でも、
どうなんでしょうかねぇ。
これ、
私的には
今までと大した変化もないように
感じるのですけど。
アメリカ的には、
『んー、口撃だけなら。
現状維持でオーケーだね』
と。
このままダラダラ
『干乾し包囲網』を維持し強化しつつ。
あてのない交渉を続ける、
というのが
最良の選択になりますよねぇ。
北朝鮮としては、
それでは困るので騒ぎ始めたはずで。
となると、
『口撃』以外の、
何か別の手段……
これまでの状況を打ち破る『一手』を打つはずなのですが。
それは、
『次の全員会議で』とか。
言ってますし。
それって、
開催されるのは来年の4月くらいの予定です。
そこまで、
何もしないのですかね?
それは
単なる『期限延長』だと思うのですが。
何か違うのでしょうか。
うーん……
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北朝鮮、
ひょっとして
行き詰まってるのでしょうか?
だとしたら、
日朝首脳会談が実現する可能性、
あるなぁ……
「新しい歴史的転換が起きている重要な時期に(全員会議が)行われている」
新年の韓半島情勢の版図を塗り替える金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の新年の辞の発表が秒読み段階に入った中、北朝鮮が「歴史的転換」に言及し、「新しい道」が最終決定段階に入ったことを明らかにした。朝鮮中央通信は29日、「新しい勝利を準備するための重要な政策的問題が議政に上程された」とし、前日に朝鮮労働党第7期第5回全員会議が開催されたことを報じた。特に北朝鮮が、「核強国」を強調する時に使う表現である「戦略的地位」強化の方針が議論されたことを明らかにし、核・ミサイル実験の中止を宣言した2018年以前に回帰し、米国と「強対強」対立に突入し得ることを示唆した。
●歴代最大規模の党全員会議・・・地方幹部まで招集
北朝鮮が定めた「年末期限」の3日前に開かれた労働党全員会議は28日、正恩氏の執務室がある労働党本部庁舎で開催された。2013年3月に金正恩時代を迎えて、初めて党全員会議が開かれた場所だ。
特に異例にも2日間開かれた今回の全体会議は、史上最大規模と推定される。政治局常務委員と委員および候補委員、そして約200人の党中央委員会委員および候補委員らが参加した通常の全員会議とは違って、今回の会議には各道の人民委員長および市・郡党委員長ら全国各地の官吏まで招集された。朝鮮中央通信が公開した写真を分析した結果、約950人が参加したと推定される。
全員会議が1年に2度開かれたのも異例だ。正恩氏は、昨年には4月に全員会議を一度直接開いた。今年も4月に全員会議を開き、8ヵ月後に再び会議を招集したのだ。北朝鮮が1年に2度、全員会議を開いたのは、金日成(キム・イルソン)政権時代を除いては初めてだという。
北朝鮮が最大規模の全員会議を招集したことから、正恩氏の重大決心がこの会議で北朝鮮指導部に公開されるという観測が流れている。北朝鮮は、正恩氏が顔をしかめた写真と共に会議序盤に使わなかった黒縁のメガネをかけて、強ばった表情で発言する写真を公開した。
さらに通信は、「度重なる苛酷な試練と難関を蹴飛ばし、革命発展を一層加速させ、党の建設と党の活動、国家建設と国防建設に乗り出す重大な問題」を会議の核心案件だと明らかにした。また、「変化した対内外情勢の要求に合わせて、我が国家の戦略的地位と国力をひと際強化するための闘争路線と方法が(全員会議で)提示されるだろう」と予告した。「国防建設」と「戦略的地位の強化」は、米朝対話の局面が続いた昨年と今年4月の全員会議には登場しなかった表現だ。昨年4月の第3回全員会議で、経済建設総力路線を新たな戦略路線と明らかにした北朝鮮が、「核・経済並進路線」への回帰を予告したのではないかと分析されている。統一研究院北朝鮮研究室のホン・ミン室長は、「(「戦略的地位の強化」の表現は)既存の核武力を含め国防力を強化する何か(メッセージが)今後出てくるために登場したとみえる」と話した。慶南(キョンナム)大のイム・ウルチュル教授も、「核・ミサイル強国の建設強化を示唆する意味とみえる」と指摘した。
● 新年から挑発再開の見通し
このため、新年の辞の発表後、北朝鮮が高強度の挑発を継続する可能性があると見通されている。軍関係者は、「(北朝鮮の)戦略的忍耐が終わる新年には、国際社会の関心を一挙に集中させるだけの高強度の挑発を強行する可能性が高い」と話した。北朝鮮が年末までは、「我々は我慢できるだけ我慢している」という大義名分づくりに力を入れ、新年の辞を基点に挑発に乗り出すということだ。
ただし、国際社会が一斉に北朝鮮に「対話復帰」を勧告したことは変数だ。北朝鮮がこの約2年間外交関係の修復に努めてきた中国とロシアも積極的に「挑発自制」のメッセージを発信しており、正恩氏も超高強度の挑発再開に負担を感じている可能性があるということだ。ホン氏は、「中朝と、ロ朝関係がある程度修復された状態なので、北朝鮮がむやみに「マイウェイ」するには多少難しい状況」と分析した。北朝鮮が、トランプ米大統領の国内的位置づけが再び堅固になったと感じた時、「非核化協議」ではなく「核軍縮交渉」を目標に対話に出る可能性も外交関係者の間では引き続き提起されている。