いやぁ、
権力と財力にモノを言わせて、
庶民を圧迫、どころか脅迫して。
規則を破らせ、
言いなりにする、とか。
これ、
どう見ても、
一頃話題になった『上級国民』様のヤリ口
そのまんま、なのですけど。
あのとき、
やたらと
『上級国民ガー』と
声やかましく騒いでいた人達は、
なぜか
この件については、
いっさい批判しない。
コメントも出さない、とか。
そういう
一貫性がない、
信念のない、
誠実さの欠片もない、
『俺様の正義』ばかり
振りかざした
詭弁ばかり捲し立てて。
そんな態度ばかりで、
彼の言い分って、
今の権力者に変わって、
自分たちが権力の座に着きたくて
揚げ足取りの難癖を付けている、
そんな風にしか
見えないのですよ。
だから、
多くの国民から愛想を尽かされる、
のですよねぇ。
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まあ、
それはそれとして。
やっぱ、
金と権力にモノを言わせて、
圧力掛けてきたら。
一般庶民では、
太刀打ち出来ません。
ゴーン氏みたいな人を
一般庶民と同じように扱って個人の権利を保障しろ、
とか騒ぐのが、
やはり、
そもそも、
おかしな話なんですよ。
それはつまり、
権力者の権力を保障しろ……という。
権力者に対して、
『甘い』『都合のいい』
体制であって。
一般市民には、
優しくないのは、
今回の一事で明らかです。
・
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といっても、
ずっと牢獄に収監しておくわけにも行きませんし。
資産家には、
もっともっと保釈金の上限を、
グーンと引き上げるべき、
だと
思うのですけど。
そうやって、
一方で
抑止力を担保しつつ。
その代わりに、
権利を認める、とか。
まあ、
保釈金の金額を引き上げただけで、
抑止力になるのかどうか。
他にも色々
手段を検討する必要がありますけど。
そういう
バランスのとれた議論が必要でしょう。
少なくとも、
今回の一事で、
単に
現行の規則を緩めて
容疑者の権利を保障するだけでは、
『逃げ得』にしかならない、
という
現実が突きつけられたのですから。
この現実を踏まえた上で、
どうするか考えなければなりません。
現実無視した
理想だけを語るバカは
そろそろ
表舞台から退場して欲しいです。
日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反罪などで起訴=がレバノンに逃亡したのは、自身を監視していた警備業者について刑事告訴する方針を表明し、これを受け業者が監視を中止した直後だったことが3日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、ゴーン被告が監視をやめさせて逃亡を図りやすくするため刑事告訴を悪用した疑いもあるとみて調べている。
弁護人の弘中惇一郎弁護士は昨年7月、ゴーン被告が同4月に保釈されて以降、保釈条件で指定された東京都内の住宅周辺を何者かに見張られたり、外出先まで尾行されたりしていると明らかにし、「重大な人権問題」と訴えた。
その後、弘中氏は同12月25日、弁護団で調べた結果、行動監視していたのは東京都内の警備会社だと判明したと説明した上、ゴーン被告本人から委任状を受け、警備会社を軽犯罪法違反と探偵業法違反の罪で年内に刑事告訴すると表明。「日産が業者を使って保釈条件違反をしないか見張っている」と主張した。
関係者によると、警備会社は日産が依頼したもので、ゴーン被告が日産社員ら事件関係者に接触して口裏合わせなどの証拠隠滅を図ることを防ぐ目的だったという。日産側は、刑事告訴するとの情報を入手し、24時間に近い形で続けていた行動監視を同月29日にいったん中止。ゴーン被告が逃亡するために、住宅を出たのは監視が外れた直後の同日昼ごろだったという。
日産側が行動監視していた背景には、東京地裁が付けた保釈条件では、ゴーン被告が外出先で事件関係者と会うことを制限できないなど、証拠隠滅防止の実効性の乏しさがあったとみられている。
特捜部は入管難民法違反容疑でゴーン被告の住宅を家宅捜索するなど不法出国の経緯を調べている。
【ベイルート=佐藤貴生】日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃亡した事件で、トルコの司法当局は4日までに、逃亡に関与した疑いで拘束した7人のうち、5人を逮捕した。検察当局は2日に操縦士4人、地上勤務員2人など計7人の身柄を拘束していた。
トルコメディアの報道としてロイター通信が伝えたところでは、逮捕された1人はトルコの民間ジェット機運航会社「MNGジェット」の運航マネジャーで、当局の事情聴取に「空港で男を航空機から連れ出して別の機に乗せた。誰かは知らなかった」と述べた。また、「レバノンの知人から『国際的に重要な問題』だと頼まれた。拒否したら家族に被害が及ぶと脅された」と話しているという。
MNGジェットは2機のの運航サービスを提供。1機はアラブ首長国連邦(UAE)から大阪をへてトルコのイスタンブールに、もう1機はイスタンブールからレバノンの首都ベイルートに飛行した。
トルコ内務省報道官は3日、ゴーン被告は航空機を乗り換える際、イスタンブールの空港にある貨物室を通過したとの見方を示した。
前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡した事件で、被告が出国に使ったとみられるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港でエックス線検査を受けていないことが5日、関係者への取材で分かった。
プライベートジェットの保安検査の要否は運航会社や機長の判断に委ねられており、関空関係者は「利用者の多くは搭乗実績が豊富なため保安チェックは甘くなる」と指摘。荷物のエックス線検査はしないケースが大半だといい、手薄な検査態勢の隙を狙った可能性がある。
海外メディアの報道では、ゴーン被告は昨年12月29日夜、関西空港から出国したとみられる。ジェット機の荷物はスーツケースと高さ1メートルを超える大型ケースが数点ずつ。被告が大型ケースに身を隠して機内に入ったとの臆測が出ている。