kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

中国から見た韓国、デモの話題 ―― 韓国のデモは年間9万件!なぜこれほど多いのか

最近は、
毎日『新型肺炎』のニュースを追いかけて
情報を漁っています。
とりあえず、
ネットで見られる範囲は
片っ端から見て回っているのですけども。
その中で、
新型肺炎』とは別に
ちょっと面白い記事を見つけたので
ブックマークを付けてみました。



中国メディアのニュースを
日本語で紹介しているサイト『レコードチャイナ』の記事です。
内容は、
韓国で頻発しているデモについて。
去年は、
とくに過激になった印象があったのですが。
それについて
なかなか
辛辣、的確な分析がなされています。



このような
中国以外の国のデモ事情について、
その弊害を説く記事が出てくる背景事情として
今の時期、
『香港デモ』に悩まされている中国政府の意向が、
存在しているのでしょうねぇ。
ただ、デモの弊害を説く対象として
日本や
アメリカが選ばれなかったのは、
日本やアメリカの場合、
誰の目から見ても『弊害』が明確では無くて、
長所短所、良悪、利点と欠点が混在していて。
一方的に断罪して取り上げるのは、
難しかったのでしょう。
とくに
トランプ政権に対する『デモ』とかは、
中国政府にとって、
その時の立場で
都合が良かったり、悪かったり。
異なりますから。
一方で、
韓国のデモは、
『デモが社会の混乱を招き衰退される』
好事例・
として象徴的で、
『デモの暴徒は社会腐敗の象徴』
みたいな。
とても分かりやすい内容。
だったと。
民主主義の負の側面、
多くの少数集団に分かれて、
己の権利を主張し他者の存在を認めず、
攻撃して排斥する。
行きすぎたデモ活動は、
そのような暴挙なのだ、
と。
ただ、
社会が腐敗して機能不全を起こしているから
国民が直接的なデモへと走るわけで。
そこは、
『鶏が先か卵が先か』的な議論になるのですけどねぇ。



とかとか、
なかなか覚めた目で見ているなぁ。
と思ったり。
今の
韓国政府との間には、
中国政府は大した利害もないんだなぁ、というか。
感じてない、というか。
デモに翻弄される政治体制なら付き合う価値ないだろ、
みたいな。
中国と韓国の間に広がる
けっこうな『距離感』を感じさせる記事でした。


 

 

www.recordchina.co.jp

 

中国メディアの環球網は22日、「韓国の政治体制に危機警報が鳴った」と題する記事を掲載。デモが多発する韓国の国内事情を伝えた。
記事はまず、韓国警察庁の統計で2019年に韓国人が行ったデモが9万件以上に達することが確実になったことを紹介。「これは間違いなく驚くべき数字だ」とした上で、「韓国人のデモはなぜこれほど多いのか。韓国社会にはどんな問題があるのか」と疑問を提起した。
同メディアの韓国駐在記者は「韓国では確かに、毎日のようにさまざまなデモを目にしたり聞いたりする」とし、「経済や社会の不公平さが加速しているほか、韓国社会の異なる価値観の対立がますます顕著になっている。デモの件数が過去最多を更新したことは、韓国の政治体制に対する警報だ」とした。
具体的なデモ件数を見ると、2019年1~11月で8万7426件に達しており、12月も含めると9万件を超えることは確実と見られている。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾があった16年は4万5755件だった。文在寅ムン・ジェイン)政権が誕生した2017年は前年比でやや減少したが、2018年は6万8262件に跳ね上がり、19年はそこからさらに2万件以上増えている。
記事は、デモ件数の増加について「現在の韓国社会のさまざまな不満や対立が、対話や正常なルートで解決できないことを間接的に証明している。だからこそ、集会やデモによって解決しようという社会心理が急速に拡大しているのだ」と指摘した。
その上で、昨年6月末に米国のドナルド・トランプ大統領が訪韓した際は、「ソウルの光化門広場は終日大混乱だった」と説明。保守派と進歩派の民間団体がトランプ氏の訪韓を歓迎、反対する集会が2日間で30件に達したことを挙げ、「光化門広場はすでに二つに分断されている」と表現した。
韓国警察庁の統計によると、19年1~10月のデモで秩序維持に警官隊が投入されたのは1万1385件だった。これは、前年比で45.3%も増加しているそうだ。
韓国でセウォル号事件や慰安婦問題などのデモを取材してきたという環球網の駐在記者は、特に印象に残っているものに朴前大統領に反対するろうそく集会を挙げた。「クリスマスや年越しの時期と重なり、お祭り騒ぎのようだった」「韓国人は風刺的な要素も好きで、デモに連れてきた子犬の首輪に『私が大統領になろうか』と書かれた風船をくくり付けていた」などと説明し、「いずれにしても政治的な色合いが強く、1本の道の両側に保守派と進歩派が分かれ、中央には警官が立つという形だ」と振り返った。
記事は、韓国問題の専門家の話として、「韓国社会は政治理念の衝突と対立が深刻。こうした対立は政界だけでなく市民社会にまで存在する。2つの勢力によるデモは往々にして『口はあるが耳はない』状態だ。自分の要求だけに関心があり、相手陣営の考え方は無視する」と指摘。「韓国社会は“自由民主”で、社会の価値観の多元化を促進し、多くのマイノリティーが権利を主張しているが、彼らがとる方法は基本的にみんなデモになる」とした。
そして、「根本的には、デモの多くは経済と社会の不平等から起こる」とし、「1997年のアジア通貨危機以降、韓国では貧富の差が拡大し続け、ここ数年では階層の固定化が著しい。各種の社会的な対立がうず巻き、民衆の不満は日増しに高まっている」と解説。「朴前大統領の弾劾がろうそく集会の後押しを受けて成功したことによって、もともとデモの伝統があった韓国人がデモは効果があると認識した」とし、「集会の自由が“デモ万能主義”へと変化している」と論じた。