何の事か、
と言えば。
昨年末、
けっこうな大騒ぎになりました、
北朝鮮の軍事挑発、
についてです。
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昨日は、
旧暦の正月に当たる日……旧正月でした。
今は、
新型肺炎騒動との絡みで、
中国からの旅行者の動向ばかり、を
日本メディアが取り上げていますけども。
昨年末、
北朝鮮がアメリカと
丁々発止で派手な口撃を繰り返していた時。
専門家の間では、
新年
新たな軍事挑発が警戒される、
『危険日』
と目されていた日の一つ、が旧正月でした。
北朝鮮が
国を挙げてのイベントで
国威発揚をもくろむ
『記念日』の一つです。
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それで、
年末年始は
かなり警戒されていた。ハズなのですけど。
アメリカは
頻繁にグローバル・ホークを飛ばして
北朝鮮や韓国から目の敵にされてましたし。
正月も、
そのての物騒な話題、ニュースが
北朝鮮国内のどこそこの施設で
動きがあった、とか。
なんだとか、
チラホラと流れてましたし。
ところが
いざ
蓋を開けてみたら……
何事も
起きませんでしたねぇ(藁
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これって、
やはり新型肺炎の影響、なのでしょうねぇ。
中国が、
武漢での感染者を公表した時期の前後から。
北朝鮮の動きが、
国際舞台の表から姿を消しましたから。
いや、
新型肺炎への注目が集まりすぎて、
北朝鮮関連への情報に
メディアが目を向けなくなった。
という事実もあるのでしょうけど。
それを
割り引いても、
昨年末は
あれだけ忙しかった北朝鮮の軍事挑発行動、
その予兆とかが、
まったく見られなくなったのは確かな事実です。
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これって、
北朝鮮がどれだけ中国の支援に頼っているのか、
中国の後ろ盾を期待しているのか、
その現れ、と見るべきでしょうか。
現状、
中国は
国を挙げて、新型肺炎への対処で、
いっぱいいっぱいの状況で。
香港や台湾への対処すらままならない、
そういう状況ですよ。
そこで、
アメリカとの交渉に挑む
北朝鮮を支援できるのか……
そんな余力は
どこを探してもないでしょう。
いま
北朝鮮が軍事挑発へ踏み切れば、
中国の後ろ盾なしで
アメリカに対峙しなければなりません。
さすがに
そこまでの度胸、覚悟は、
去年、
アメリカとの交渉で大失敗した
いまの北朝鮮には、
無かった、と。
そういう事なんでしょうねぇ。
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は26日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が25日、平壌で旧正月を祝う記念公演を鑑賞し、叔母の金慶喜(キム・ギョンヒ)氏が同席したと報じた。同氏は国家転覆を企んだとして2013年12月に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の妻。公の場に姿を現したのは13年9月以来で、6年4カ月ぶりに健在が確認された。
同通信が公開した写真には、金委員長夫人の妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏のほか、金委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏らも写っている。
金慶喜氏を巡っては粛清説や死亡説も出ていた。韓国の情報機関、国家情報院は2017年8月、平壌近郊で療養中と国会に報告していた。同氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の実妹で、糖尿病やアルコール依存症など持病による問題を抱えているとされていた。
今回、金慶喜氏が金委員長や金与正氏と共に公の場に姿を現したことについては、米朝交渉が行き詰まり、金委員長が「正面突破戦」を唱える中、故金日成(キム・イルソン)主席の直系の「白頭血統」を強調し、内部の結束を図る狙いがあるとの見方もある。
とか、
余裕かましていたら、
ミサイルが太平洋に飛んだりして……