イタリアで、
新型肺炎の急激な感染拡大に医療現場の対応が追いつかず、
その結果、どうなったのか。
レポートしている記事がありましたので、
ブックマークを付けました。
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だいたい、
予想した通りの内容でしたね。
呼吸困難を起こしている重症患者に対して、
『酸素吸入器』『人工呼吸器』の絶対数が足りていない。
なので、
救命措置をできず、
呼吸困難のまま放置……
とうぜん、
体力がどんどん落ちていく。
免疫力もどんどん下がる。
体の機能が維持出来なくなる。
死に至る。
という。
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多分、
感染拡大初期の武漢でも似たような状況になったのだろう、
と思います。
患者数が、
病院の物理的なキャパシティーを越えてしまった状態。
こればかりは、
医療従事者がどれだけ居ようが、
どうしようもありません。
手の打ちようがない。
中国からのレポートがないので、
いまだ
事実確認は出来てませんけど。
これまでの、
世界中の症例と照らし合わせていくと、
患者の死亡率が極端に上昇する原因として。
もっともあり得そうな状況、条件。
となれば。
こういう事態しかないですから。
医療従事者の方なら、
だいたい想像がつく内容ですよねぇ。
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この点については。
私が以前に予想したとおりの
最悪の現実が
イタリアで実現してしまった。
と。
そういう事のようです。
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で、
日本政府とか専門家会議が
これまで何度か口にしている、
感染者が激増した場合の対策、備え。
って、
つまりは、この部分ですよね。
単に、
『病床確保』にとどまらず、
必要な機材の確保もセットで。
そして、
最悪、
要救護者が機材数を超えてしまった場合の、
トリアージ用マニュアルの作成。
こうなると、
恢復見込みの高い患者を優先して治療し、
見込みの低い人は治療を後回しにする。
つまり、
最悪の段階では、
『高齢者』『持病、基礎疾患持ち』は真っ先に斬り捨てる。
おそらく、
これは武漢で現実にそのような対処が取られていたはずです。
だから、
『高齢者』『持病、基礎疾患持ち』の死亡率が、
群を抜いて特段に高くなる。
それは、
十分な治療が出来なかった結果として、
そうなった。と……いう理由になるわけです。
新型コロナ「人工呼吸器が足りない」「助けられない命に涙」医療崩壊に瀕するイタリアの医師の悲痛な叫び(木村正人) - 個人 - Yahoo!ニュース
ほぼ予想したとおりの結果だなぁ。肺炎で『呼吸困難』となれば、酸素吸入が必須。機材の数までしか救命できない。機材が回らず窒息死に近い死に様を看取るのは地獄絵図だろう。そりゃあツライわ。
2020/03/13 01:37
[ロンドン発]新型コロナウイルスの流行で感染者1万149人、死者631人に達し、10日から全国的に個人の移動制限を発動したイタリアが悲鳴を上げています。新型コロナウイルスによる肺炎の重症・重篤患者に必要な人工呼吸器が圧倒的に不足しているからです。
イタリア北部ミラノ近郊ベルガモにある病院の集中治療室(ICU)で働くダニエル・マッキーニ医師。フェイスブックで自らの経験を共有し、大きな反響を呼んでいます。マッキーニ医師は心肺蘇生法を担当しています。
2月24日
「インフルエンザウイルスは5カ月でピークに達しますが、新型コロナウイルスは1~2カ月しかかかりません。仮に2カ月としてもICUでの治療が必要な人が約30万人発生すると想定されます。ICUのベッド数は4000人分しかないのです。無駄な理由で緊急救命室に来ないで下さい」
3月7日
「長い間考えました。今、医療現場の最前線にいる私たちに起きていることを書くかどうか。黙っているのは責任を果たしたことには全くならないと感じました」「新型コロナウイルスのパンデミックで私たちが経験していることを医師ではない皆さんに伝えようと思います」
「パニックを作ってはならないことは理解していますが、スポーツジムに行けない、サッカーの試合ができないと不平を言っている人にも医療現場で起きている現実を知ってもらいたいのです」
「私自身も先週、敵がまだ影に隠れていた病院全体の再編成を見て驚きました。ベッドが増やされ、ICUには感染防止用のコンテナが持ち込まれたのです」
「今ここで起きている全ての急激な変化は病院に超現実的な沈黙と空虚をもたらしました。私たちはまだそれを理解していません。私を含め多くの人がどんな獰猛(どうもう)さが訪れのかもはっきりとは分からないのです」
「1週間前にPCR検査の結果を待っていた夜の電話を今でも覚えています。考えてみると陽性になるかもしれない1つの症例に不安を覚えるのはほとんどばかげており、不当にも思えます。しかし今、私は何が起きているのかを目撃しているのです」
「状況は劇的という他ありません。他に言葉が思い浮かびません。文字通り戦争が勃発し、戦闘は昼夜を通して続いています。もう、この新型コロナウイルスを悪質なインフルエンザだというのは止めましょう」
「この2年間で私はベルガモの人々が理由もなく緊急救命室に来ないということを理解しました。彼らは今回も正しく行動しています。彼らは熱があったら他の人にうつすのを避けるため外出せずに7~10日間自宅で待機して下さいという指示に全て従っています」
「しかし彼らはもはやその指示には従えません。彼らは十分に呼吸ができないのです。彼らは酸素を必要としています」「ボードにある患者は全てレッドになっています。全て両肺に間質性肺炎を起こしていると診断されています」
「高齢者に限らず、若い人も気管挿管され、ICUにやって来ます。さらに悪い人には体外式膜型人工肺(ECMO、人工肺とポンプを用いた体外循環回路による治療)が使われています」
「ソーシャルメディアでは新型コロナウイルスを恐れず、ルールを無視することを自慢している人がいます。彼らの日常的なライフスタイルは危機をもたらします。疫学的な大惨事が起こりつつあるのです」
「もはや外科医も、泌尿器科医も、整形外科医もありません。私たちは今や単なる医者に過ぎません。私たちを飲み込もうとしている津波に立ち向かう1つのチームの一部でしかないのです」
「入院患者は掛け算で増えています。1日に15~20人の患者が同じ理由で入院してくるのです。PCR検査の結果は全て陽性です。緊急救命室は崩壊しつつあります」
「すでに気管挿管されてICUに行く人。他の人は手遅れです。全ての人工呼吸器は黄金のようになります。現在、緊急でない活動を中断している手術室はICUになります」
「スタッフは疲れ果てています。すでに疲れ果てているにもかかわらず、私がこれまで見たこともない疲労の色を皆、顔に浮かべています。私は私たち全員の連帯を知りました。内科医の同僚に駆け寄って“今あなたのために何ができるのか”と皆、声をかけるのです」
「ベッドを移動して患者を移す医師、看護師の代わりに治療を行う医師。全員を救うことができないので目に涙を浮かべている看護師、そして複数の患者の重要なパラメーターからすでに決められた運命が分かるのです」
「もう余分のシフトや時間はありません。社会生活は中断されています。家族に感染することを恐れて家族と会うこともありません。プロトコルを守っているにもかかわらず、私たちの同僚の何人かは感染しています」
「感染した同僚の中には家族も感染しており、一部の家族はすでに生死を彷徨(さまよ)っています。だから忍耐強くあってほしい。劇場、博物館、ジムに行ってはならないのです。あなたが絶命させてしまう恐れのあるお年寄りを守るために少しだけ我慢して下さい」
「私たちは自分自身を役立てようとしています。あなたも同じことをすべきです。数十人の人々の生死に影響を与えます。あなたと一緒に、さらに多くの人に。このメッセージを共有してください。イタリア全土を襲っていることから」
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのジェイソン・バン・スクール研究員はイタリア北部に住む友人の集中療法士で救命救急部門コンサルタントの話をツイートしています。
「イタリアで何が起こっているのかについて、個人的な最新情報を迅速に提供するようにプレッシャーを感じています。また、何をすべきかについて直接アドバイスをすることもできます」
「ロンバルディア州はイタリアで最も発展した地域であり、非常に優れた医療があります。私はイタリア、イギリス、オーストラリアで働いてきました。これが第三世界で起きていることと勘違いしないで下さい」
「現在の状況は想像するのが難しく、数字は物事を全く説明しません。私たちの病院は新型コロナウイルスに圧倒されており、200%の能力を回転させています」
「全ての日常的な医療活動を停止し、現在、外傷や脳卒中などの他の全ての急患を処理していません。深刻な呼吸障害を起こしている患者が数百人もいて、その多くはリザーバー(付き酸素)マスクを使うことができません」
「65歳以上の患者、基礎疾患のある若者でさえ診察を受けていません。人工呼吸器を着けていないのではなく、診察すら受けてられていないのです。スタッフはできる限り働いていますが、病気になり始め、感情的に圧倒されています」
ミラノの地元紙イル・ジョルナーレも「私たちは全ての患者に気管挿管できない。60歳以上の患者への気管挿管はできない」という医療現場の悲痛な声を伝えています。
同紙によると「多くの人が人工呼吸器を必要としているが、人工呼吸器は不足している」と言います。これがイタリアの医療現場で起きている現実です。イタリアの医療現場ではたくさんの医師や看護師が新型コロナウイルスに感染しています。