日課にしている新型コロナ肺炎の感染状況チェック。
韓国の場合は、
と見てみますと。
昨日、
新規に確認された感染者は78人だったそうな。
再び、
100人未満の二桁台に落ちました。
どうやら、
つい最近新たに発見された集団感染からの感染者は
ほぼ出尽くしたようで、
新規感染者の数が一段と減りました。
ただ、
感染者の内訳を見てみますと、
首都圏から発見された人が全体のほぼ半数を占めていて。
主要な感染源が
首都圏に移ったと見て。
ほぼ
確実の状況になりました。
コレに対する、
韓国政府の対応は、
いまのところ、
『海外からの入国者に対する2週間の隔離措置』のみのようです。
当面は、
それで様子見に徹するのですかねぇ。
私的には、
手遅れになりそうな予感がしているのですが。
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まあ、
それはそれとして。
個人的に興味を惹かれるデータは、
これまでの感染者の統計データですね。
以前から
何度か公表されていたのですが。
韓国の、
ここまでのほぼ1万人近くに及ぶ感染者、
これを年齢別に分けた内訳を見てみると。
若年層……
20代以下がもっとも多くを占めていて。
全体の3割近くを占めているのだとか。
『新型コロナ肺炎』の特徴というと、
高齢者の致死率の高さ、が真っ先に上げられるので。
どうしても
『高齢者の病気』みたいなイメージがありますけども。
実は、
高齢者は致死率が異様に高いだけで。
高齢者の感染者が多いわけじゃないんですよねぇ。
若年層の方が感染する割合が多い、と。
そして
致死率についても、
若年層では
だいたい平均的。
致死率1%くらい。
つまり、
若年層がほぼ中央値で。
高齢者が数値を全体的に少し押し上げている。
と。
そういう具合。
現実には、
若年層の感染者がもっとも多く、
若年層感染者の100人に一人は確実に死んでいる、
という。
ちなみに、比較対象として調べてみたのですが、
インフルエンザの致死率って……0.001%。
調べていて笑っちゃいました。
若年層が新型コロナ肺炎に感染した場合、
死亡する確率は
インフルエンザの1000倍(笑
まあ、
高齢者の方が、
さらに死亡する確率が高いのですけど。
若年層も、
感染したらけっこうな割合でポロポロと死にます。100人に一人ですから。
インフルエンザと同じ程度に考えていたら、
助かりません(嗤
この辺の事実は、
日本ではけっこう見過ごされているのですけど。
韓国では、
惜しげもなく数字を公表してくれるので。
それなりに、
見る価値がありますねぇ。
【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は30日、この日午前0時現在の韓国での感染者数は前日午前0時の時点から78人増え、計9661人になったと発表した。前日の増加数(105人)から大きく低下。新規感染者が2桁になったのは3日ぶり。死者は前日から6人増え計158人になった。 新たに感染が判明した78人のうち、31人が首都圏で確認された。ソウル市が教会での集団感染の影響などで16人、京畿道で15人。また、南東部の大邱市で14人、慶尚北道で11人の感染が確認された。
その他の地域の新規感染者数は、忠清北道が3人、江原道が2人、釜山市が1人、全羅北道が1人、慶尚南道が1人、済州島を行政区域に持つ済州道が1人。
海外からの入国者を対象とした空港などの検疫で感染が確認された人は13人だった。
地域別の累計感染者は大邱市が6624人で最も多く、慶尚北道が1298人と続く。京畿道が463人、ソウル市が426人、忠清南道が127人、釜山市が118人などとなっている。
感染者は女性が5827人(60.3%)で、男性の3834人を上回る。
年齢層別では20代が2630人(27.2%)で最も多く、次いで50代が1812人、40代が1297人、60代が1218人などの順。
この日午前0時現在の死者は前日の同時刻から6人増の計158人となった。平均致死率は1.64%だが、60代で1.72%、70代で7.03%、80代以上は18.31%と、高齢になるほど急激に上昇する。
感染者のうち、完治して隔離措置を解かれた人は前日より195人増え、計5228人となった。
これまでに新型コロナウイルスの検査を受けた人は計39万5194人。このうち37万2002人が陰性で、1万3531人が検査結果を待っている。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナウイルスの感染者数を発表している。