kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

韓国型防疫モデル、とは。なんぞや ―― 韓国の新型コロナ感染者 27人増え計1万591人=死者225人に

日課にしている新型コロナ肺炎の感染状況チェック。
韓国の場合はどうか、
と見てみますと。
昨日、
新規に確認された感染者は27人だったそうな。
その大部分が
海外からの流入組、か。
その二次感染者だそうで。
前々日に続いて、
感染の勢いは
ほぼ横這い安定状態。
収束、
というのは難しいですが、
『出口戦略』を考えても良い状況になっている、
という。
評価になりますねぇ。



さて、
これについて、
狂気の文オジサンは、
連日『韓国型防疫モデル』を自画自賛
盛大にホルホル真っ最中。
それは
前に
私のこの愚痴ブログで触れましたけど。
では、
実際、
狂気の文オジサンがホルホルしている
『韓国型防疫モデル』とは
いったいなんなのか。
それについて、
ある程度具体的にまとめてある記事が
韓国メディアに掲載されていましたので。
そちらにも
ブックマークを付けてみました。



記事中では、
現在、
世界中で実施されている、
新型コロナ肺炎対策について。
大きく、
三つに大別にして
コンパクトに解説されています。
その内容は、
私がこれまで見てきた他での情報と照らし合わせても
納得いくものでして。
一見の価値ありです。
ただし、
『韓国モデル』についての評価は、
丸っきりの的外れ。
大嘘、フェイクですけど(笑
それはそれとして、
ここで上げられた三種類のコロナ対策、は。

1)中国、ロシアなどの独裁国家で見られる
 個人のプライバシーを無視した『市民監視型』

2)欧米などに見られる
 個人の権利重視の感染抑制失敗型。

3)韓国のような……と言っているけど丸っきりの大嘘で、
 日本みたいに豊富な医療資源を持ち、
 市中に膨大な病院ネットワークを張り巡らせて、
 そこで感染拡大をコントロールしている
 医療資源依存型。

この三つで。
韓国メディアは、
韓国型防疫モデルを3番目だと評価していますが、
正確には、
『韓国型防疫モデル』は
1番目の『監視型』と3番目の『医療資源依存型』のミックスです。
これは
台湾などもそうなのですけど。
個人携帯端末=スマホなどで、
移動情報を分析して、購買情報を分析して……
それこそ、
いつどんなスーパーに行って何を買ったのか。
とかまで、
個人の行動情報を可能な限り取得して、
感染経路を特定し。
そこでの接触者の行動も、
同じように行動情報を全て取得し、
さらに
周辺の接触者も特定していく。
という。
まさに記事中の1番の『独裁的な監視社会』そのもの、の手法をIT技術を駆使して、
実現した手法で感染経路を特定している、という。
日本で見られるような、
『情報提供の拒否』など一切認められない……
というより存在しない、存在させない、
そういう手法を使いつつ、豊富な医療資源を利用して感染拡大を抑止しているのが、
『韓国型防疫モデル』です。
この手法については、
人権意識が強い、
欧米……とくにヨーロッパから、
たとえばフランスなどから、
厳しい非難の声が出ていますけど。
韓国人は
いつもの韓国クオリティを発揮して、
厳しい評価を
華麗にスルーしています(笑
なので、
欧米から
韓国の防疫モデルに問い合わせがあって、
視察が入ったりして。
それでも、
結局、
韓国型防疫モデルを取り入れた国はどこにもなかった。
という結果になっていたり(笑
現実は、
そのような厳しい評価が出ているのですけど。
それも、
韓国民の中では『無かった』ことになっていたり(嗤



ただ、
この結果は
一つの厳しい現実を突きつけていて。
『個人の権利を尊重していたら感染拡大は抑止出来ない』
という。
これまでは
そのような結果が出ています。
果たして、
日本はそれに対して
どういう答えが出せるのか。

 

 

 

jp.yna.co.kr

 

【ソウル聯合ニュース】肺炎を引き起こす新型コロナウイルスを巡り、韓国の中央防疫対策本部は15日、この日午前0時現在の韓国での感染者数は前日午前0時の時点から27人増え、計1万591人になったと発表した。死者は前日から3人増え、計225人になった。
 新規感染者のうち、11人は首都圏(ソウル市5人、京畿道6人)で確認された。海外から入国して自主隔離している人の間で感染確認が相次いだ。
 これまでに多くの感染者が出た南東部の大邱市では1人、その周辺の慶尚北道では6人の感染が新たに判明した。
 入国者を対象とした空港の検疫では4人の感染が確認された。
 新規感染者のうち11人は海外からの流入、16人は市中での感染と暫定集計された。
 一方、感染者のうち、完治して隔離措置を解かれた人は前日から82人増え、計7616人となった。

 

 

 

japanese.joins.com

 

1月に中国政府が人口1000万の大都市武漢をまるごと封鎖する強硬策を発表した時、西欧市民の最初の反応はたぶん冷笑的な怪しさだっただろう。そんなことは権威主義の国だから可能なのではないか? だが少しして、米国や欧州でも新型コロナウイルス感染者数が爆発すると、西欧諸国は反自由主義的封鎖措置をこぞって急いだ。文化と外交の都市ウィーンは5人以上の集会を禁止する実質的な通行禁止令を下し、違反者には最大2180ユーロの罰金を科すと公布した。自由主義宗主国という米国では、市民の移動を監視するために地方政府が監視用ドローンを続々と購入しているというニュースが続いている。

戦争は人間の暮らしに最大の悲劇だが戦争を通じて国が進化したり変形したり堕落して行く。21世紀に新型コロナウイルス戦争をし、これまで水面下で揺れ動いていた国の素顔が水面に浮上している。21世紀の国家の新しい顔は大きく3通りに分けられる。最初の経路は中国・ロシアなど既存権威主義国の監視権威主義への進化、2番目はこれまで経済二極化とポピュリズム政治で傷付いていた西欧自由主義の大混乱、3番目はウイルス戦争で相対的に善戦している韓国・台湾などのスマート介入国だ。

このような3通りの道は、単に防疫政策が権威的で抑圧的なのか、あるいは透明で開放的かの問題だけで決まるのではない。実はコロナ戦争を契機に浮上する国の変貌には10余年間の資本主義体制の性格変化というマクロ的流れが作用している。データ資本主義あるいは監視資本主義と呼ばれるほどの新しい経済の利潤と再生産構造はグーグルやフェイスブックなどの恐竜企業がデータ生産者であり、消費者である個人の暮らしを総体的に連結・統合・モニタリングする過程を中心に再編されてきた。
中核となるデータは市民の日常的生活のすべての側面から抽出される。例えば、新型コロナウイルス以降視聴時間が20%も増えたというネットフリックスが企画制作する映画やドラマの大部分が成功する理由は、数億人のネットフリックス加入者の好みと視聴パターンを鋭く把握しているためだ。30~40代の男性はアクション、20代はファンタジーが好きだという程度ではない。アジア地域の30代の女性会員はどんなジャンルの映画のどの部分を見返し、どの部分を2~3倍速で早送りし、どの辺りで飽きるかをネットフリックスは細かく見通している。
映画の好みだけでない。新型コロナ以降、グーグルは国ごとに市民が社会的距離を確保しながら公園にどれだけ頻繁に行ったのか、オンラインショッピングや飲食店の利用率はどのように変化するのか、在宅勤務と事務室勤務の割合はどうなのかをすでに細かく把握している。経営学者ショシャナ・ズボフの表現通りなら、データ企業は人々の食べ物の好み(配達の民族)、文化の好み(ネットフリックス)、消費の好み(アマゾン)、友達同士の対話(フェイスブック)などすべての行為をのぞき見し盗み聞きしながら(Siri)蓄積したビッグデータを備えた21世紀のビッグブラザーだ。


新型コロナウイルスとの戦いを通じいま一度戦争のリーダーとして出ることになった国家権力がデータ-監視資本主義と会いどのような変化を起こすのか見てみよう。
最初の道は監視権威主義の登場だ。中国・ロシアの権威主義体制はウイルスとの戦争をたどりながら監視権威主義国の姿を本格的に表わしている。監視権威主義はまさにビッグブラザー企業と権威主義国の便利な結合だ。ここで国は市民の生命権を守るという目的の下、市民の居住と移動を統制・許可・処罰するのにとどまらない。
路地ごとに設置された数百万台の監視カメラ、村ごとに飛ばした顔認識ドローン、市民の携帯電話に装着されたアプリを通じて国は市民個人個人の体温、身体的・感情的状態に関するデータを監視・保存することになった。20世紀の全体主義が暴力とテロの恐怖で市民を支配したとすれば、21世紀の監視権威主義は市民の生体情報・感情・行動をモニタリングして統制する権力が極度に集中化された体制だ。このような監視がどこまで進むかはだれにもわからない。


2番目に、米国と欧州各国が新型コロナウイルスで体験している大混乱は自由主義モデルの大混乱だと表現するほかない。長く小さな政府と市民の自由を叫んだ自由主義国家は最近ポピュリズムによってすでに揺れていた。米国のトランプ大統領や英国のジョンソン首相は分裂と経済の二極化に苦しめられる市民にすべての問題の早く単純な解決、指導者中心の団結という甘い約束を掲げて権力を掌握した。
だが公共医療インフラだけでなく、行政インフラまで緩く不充分な自由主義国はウイルスの大空襲の前で混乱に陥っている。ポピュリスト政治家らが掲げた速く単純な解決法とはこの世に存在しないということを市民は凄絶に確認している。
また、ポピュリストがあおってきた分裂とアイデンティティの政治は新型コロナの恐怖の前で社会的信頼の墜落につながっている。結局買い占めが起き、富裕層の都市脱出、中産層・貧困層の都市孤立で分裂は深化し、共同体は揺れる。もちろん一部先進国は先にワクチン開発に成功し、最終的に経済と外交的影響力を回復するだろうが、コロナ戦争がもたらした内部分裂と自信感の傷、国と市民の間の不信は長く残るだろう。


3番目、揺れる西欧自由主義は韓国を含む東アジアをついに羨望の目で眺めることになった。韓国もまた感染者と死亡者数が決して少ないとはいえないが、西欧自由主義が備えられない非常事態対応能力を十分に見せてきた。路地ごとにある1次病院、数万軒の薬局、あちこちに布陣した保健所(残念ながら韓国の大都市に限定された話だ)、全国民が加入する医療保険に支えられ韓国は感染が疑われる人の速い検査と行動追跡、接触経路把握と情報公開を基盤にコロナウイルスを統制している。
膨大な保健行政インフラよりもさらに重要なのは政府と民間の協業が保健戦争時期に作動しているという点だ。薬局を通じて公共マスクを供給するというアイデアはある薬剤師の提案だった。すると民間アプリ開発者は何日も夜を明かしながら全国の薬局別のマスクの在庫をリアルタイムで把握するアプリを開発した(1週間で44種類のサービスが開発された)。ここにネイバーやKTなどがクラウドやウェブサーバーなどを無償支援に出た。結局公共のデータ開放と民間の努力が結合したシビックハッキングを通じマスク大乱は落ち着いた。韓国型防疫の要諦は結局民間の創造力、政府の行政インフラ、市民の信頼という3つの要素がスマートに協業するところにある。
課題は残っている。圧倒的な情報と行政力を備えた国と創意的な民間の協力が非常時には厳重に、平常時には民間主導で作動する柔軟さを確保する時初めてわれわれはスマート介入国のモデルを世界に語れるだろう。