kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

この手の悪質な情報操作は止めて欲しい ―― PCR検査多い国はコロナ死亡率減 千葉大がデータ分析

反日を信条とする
朝日と毎日系列のメディアは、
いまだにしつこく『検査ガー』って騒いでいるのですね。
もう、
この手の現実を無視した『批判するためだけの揚げ足取り』
な主張には
ウンザリなんですけど。
それでも、
この手の記事の見出しに騙される情弱な人が沢山居るので
世の中、困った物です。



さて、
この研究、
一見まともに見えるのですけど。
よく見ると、
『最初から結論在りき』な内容で、
眉唾ものなんですよね。
それとも、
記者がそのように発表した内容をつまみ食いして、
記者の書きたい結論になるよう切り貼りしたのか。
というのも、
まず、
日本の現状について、
日本を含めたアジアでは、
 人口あたりの死亡者が欧米より少ないという
 指摘についても解析したところ、
 感染拡大30日後の感染者・死亡者数は
 約100倍と明確な差があった。
 同グループはその原因について、
 高齢化の程度、予防接種を含んだ厚生制度、
 遺伝の差異などの可能性があるとしている
と。
日本を含むアジアと欧米では環境に極端な差が存在している、
ことを認めつつ。
なのに、
地理要因などで比較しやすい欧米の中で、
 陽性率と1億人あたりの1日の死亡者数を比較したところ、
 積極的に検査をしているノルウェーなど
 陽性率が7%未満の国は7%以上の国と比較して、
 死亡者数は10分の1から5分の1程度だった
という推論を進めています。
いや、
地理的要因だけに注目して、
衛生環境の違いを無視したデータ比較して。
それ、
公衆衛生上なんの意味があるのですか(笑
データの選択が
根本的におかしいですよね。
この手のデータを比較するのなら、
日本の隣国であり、
衛生環境、
病院体系などが
日本と極めて似ている『韓国』のデータと比較するべきなのですけど。
ちなみに、
韓国は、
この手の新型コロナ肺炎の感染状況データ、
検査数は毎日公表していますので。
その数字を使えば、比較できない事はないのですが……
なぜか、
ここには『韓国』の名前は出て来ず、
感染拡大で甚大な被害を受けている欧米のデータ中から、
さらに
研究者にとって都合の良いデータだけがピックアップされています。
それ、
自分の求める結果に合わせて
『データを恣意的に選別して居る』ってことですよね。
普通は、
そう見做しますよ。
で、
韓国の場合だと、
日本の人口の5割弱で、
1日の死者が最大8人だか9人、
ピーク時でも二桁は越えていないはずです。
これ、
人口の割合に対して考えると、
日本よりやや低い程度。
この時、
韓国の陽性率は
すでに10%以下を維持していたハズです。
毎日
検査1万件近くを実施していて。
感染者数1000人越え、ってほとんどありませんでしたから、
大邱での集団感染発生時に1日だけ越えたか。
ってだけですからね。
記録されている中では。



とか見ていくと。
『検査数が多ければ』
『陽性率が低ければ』
死亡率が下がるのか。
死亡者が減るのか。
というと……
韓国の場合を見ると、そうとも言えない。
増えてはいかないのは事実ですが、
日本の現状と大きな差がそこにあるのか。
というと。
そうでもありません。
まあ、
韓国だけと比較して、
それで結論を纏めてしまうのも乱暴なので。
データ数が多い『欧米』を持ち出したのでしょうけど。
それなら、
シンガポールとか
台湾とかも選べばよかったのに。
なぜアジアのデータを使わないのか。
不思議ですよね。



それもまあ、
この研究を見る限り、
アジアはアジアで条件が違うので、
別に新たな検証が必要。
とりあえず、
欧米だとこんな具合。
という見方をするのが正しい、
というか、
研究者はその意図で公表しているものを
朝日新聞の記者が
無理矢理日本に当てはめて
研究結果とは無関係の
記者の主張を書いているだけですよね。

 

 

www.asahi.com

 

PCR検査多い国はコロナ死亡率減 千葉大がデータ分析

 

十分なPCR検査をしている国ほど新型コロナウイルスによる死亡率は低くなる――。千葉大大学院の研究グループは、こんな解析結果を発表した。ポイントになるのは検査数に占める患者数の割合を示す「陽性率」。7%を超えると死亡者が増えるという。
 研究の中心になったのは、同大学院薬学研究院の樋坂章博教授(臨床薬理学)。PCR検査での感染拡大防止の効果を客観的に示すため、世界49カ国・地域の検査数、陽性者数、死亡者数のデータを入手し、分析した。
 地理要因などで比較しやすい欧米の中で、陽性率と1億人あたりの1日の死亡者数を比較したところ、積極的に検査をしているノルウェーなど陽性率が7%未満の国は7%以上の国と比較して、死亡者数は10分の1から5分の1程度だった。陽性率が7~16・9%、17~28%では死亡者数に差はないことから、「陽性率を7%未満にすることが抑制に重要」としている。
 これまで専門家の間では「検査は症状が出ている人を優先し、軽症者は患者の受け入れ態勢が整ってからにするべきだ」という意見も強かった。
 日本を含めたアジアでは、人口あたりの死亡者が欧米より少ないという指摘についても解析したところ、感染拡大30日後の感染者・死亡者数は約100倍と明確な差があった。同グループはその原因について、高齢化の程度、予防接種を含んだ厚生制度、遺伝の差異などの可能性があるとしている。
 厚生労働省によると、国内の1月15日から4月21日までの陽性率は10・3%。千葉県内は16・2%だった。上昇傾向にあり、同グループは「検査能力を拡大することが急務」としている。
 樋坂教授は「積極的にPCR検査をすると陽性者がかなり増えるので準備が必要だ。ただし、その多くは軽症者。隔離が必要な人は増えるが、その段階を乗り越えて初めて感染終息に至る。現在の東京の感染率は30%を超えており、厳重な警戒が求められる」と話す。

 追記:
ちなみに、
もう少し真面目にコメント付けておくと。
『検査の数を増やしたから陽性率が下がった』
のではなくて。
『感染者の数が減ったから陽性率が下がった』
という結果なのです。
記事の中で
問題なのは、
陽性率と検査件数の間に、
明確な相関関係が認められるのかどうか。
その点で。
それは、
無作為抽出による比較、とかで
実証するべき内容なのですけど。
今回の研究では、
その点には触れられていません。
最初から
陽性率7%以下の事例をピックアップして
陽性率7%以上の事例と比較してますので。
趣旨としては
『陽性率7%が感染拡大の分岐点であり、
 7%未満に抑えた場合、安全圏と見なせる』
という結果を述べてあるだけで。
陽性率と検査件数の関連については、
ほとんど何も述べられていないに
等しい内容になっています。
でも、
メディアは
この研究結果を使って、
『陽性率は検査件数と関連している』

曲解に等しい主張しているのですよ。
『ジャーナリスト』としては
終わってるよね。
ちなみに、
検査能力を拡大しても陽性率は変化しませんよ(笑
無駄ウチ検査回数を増やして、
母数を増やせば見かけ上で陽性率が下がりますけど(笑
それでは、
陽性率7%未満を維持するために、
必要ない検査回数を増やさなければならない。
という
本末転倒の事態になります。
この記事で記者が書いている主張は
まさにこの
本末転倒の主張しているのですが。
当人、判ってるのかな?
判ってないんだろうな(嗤
朝日新聞の記者レベル、
本当に落ちたよねぇ。
地の底突き抜けて
暗黒に潜ってちゃってるよなぁ。
と思ったけど。
教授の発表内容も、
『死亡者数減らすために、
 無駄ウチ検査の数を増やせ』
という
トンデモ説なので。
記者ばかりを責められか(笑
発表内容には、
検査件数と陽性率増加(上昇)の関連性、
とか。
検査件数の閾値とか。
そこについては、
一切言及がないから。
つまり、
隔離政策などをせずに、
移動は一切自由、
自粛も一切無し、
検査の数だけを増やして、
陽性率7%を達成して、
感染拡大を収束した……
って。
そういう現実モデルがあるのなら。
この研究成果も信じられますけど。
他の施策も並行しつつ、
検査件数増やして陽性率7%達成、
した状況の数字も出されても。
それは
検査による成果なのか。
それとも
隔離政策など、
他の施策による効果なのか。
何が効果を発揮して感染者の数が減り、
陽性率7%未満が達成されてのか
断定できませんよね。
そういう数字だけを抜き出して
主張されても。
参考になりません。
そんな研究成果を読んだ
記者の主張がトンデモ内容になるのも
仕方が無いのかなぁ。
ただ、
この分析から
『安全圏』の目安として
『陽性率』が基準の一つにはなるのでしょうね。
私は、
同じコストを掛けるのなら。
個人情報フルオープンによる
感染経路特定。
(協力拒否は厳罰)

隔離者、待機者には罰則付での移動制限。
所在をリアルタイム特定できる処置の実現、

韓国型の方が、
確実だろうな。と考えます。
多分、
社会的にもそちらの方が
疲弊が少ないだろうし。
つまり、
この先、
私たちが考えなければならないのは。
『感染者、感染疑いのある人の権利を極端に制限して。
 社会全体としては自由を維持するスタイル』
か。
『社会全体で自由と権利を等しく制限して、
 ある程度の活動を維持するスタイル……
 今の緊急事態宣言発出状態の維持』
か。
これのどちらかを選択するのか。
決断するべき時期が迫っているのだと、
思うのですよ。
一部の疑わしい人の権利・活動を極端に制限するのか、
それとも、
社会全体の権利・活動をそれなりに制限するのか。
緊急事態宣言発出状態での2ヶ月を、
あと
2回も繰り返したら。
日本経済は持たない、と思うのですよねぇ。