多分、
何十年か後には、
そう言われる事になる、と思うのですよ。
この件は。
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今回のこの大勝負については、
挑戦権を獲得する前の時点から
注目していたのですけど。
ただ、
傍から見ているだけの私のような素人でも。
『このまま天頂を取りそうだな』
と。
判ってしまうほどの
勢いがあったので。
その時が来るまでは、
ヘタな事を言わない方がいいな。
と思って。
じっと
固唾をのんで見守っていました(笑
なんというか、
事実の前には
どんな言葉も無力なんだよな(笑
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しかし、
『まだ17歳ですよ』
と
テレビでやたらと連呼しているのけど。
世界的なアスリートたちとの比較で考えるのなら、
『17歳』って、
だいたい肉体的な成長のピークに近い、
疲労の回復と成長のバランスで言うと、
『絶頂期』なんですよね。
ここから先は、
疲労回復時間が
成長よりも上回ってくる分岐点に近い時期。
なので
身体能力のポテンシャルで言うのなら
疲労回復も含めた身体能力としては、
人生を通した中でピークに近い時期で。
そういう
身体の競技能力が
ストレートに明暗を分かれ目となる、
『陸上』とか『水泳』とか『体操』とか
あと
『柔道』とか『ボクシング』とか
それらの
競技ルールがシンプルかつ連戦前提の競技だと。
トップ選手の年齢は
だいたい、
このくらい~20歳くらいまで。
長くても
20歳台前半。
そこから先は、
経験と技術、戦略によって
勝負の世界を制していく。
で、
ルールが複雑な競技、
あと
インターバルが長く取られて
『駆け引き』が勝負の綾になる競技、
では、
技術と経験による『円熟』で
相手をひっくり返して
勝負を制する機会が多々残されているので。
選手寿命がかなり先まで伸びます。
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将棋は
どちらかというと前者より、
一試合ごとの間隔はかなり長いのですけど
一試合が連戦ですから。
なので、
この先、
加齢による疲労回復の遅れとともに、
コンディション調整の重要性が増して
これまでとは異なる成長が求められる場面が出てきます。
果たして、
そこに対応出来るかどうか。
対応したら、
令和時代を代表する棋士・藤井名人、
として
歴史に名前を刻むことになるでしょう。
それがどうなるか。
横から見ているだけの野次馬としても、
なかなか
楽しみであります。
【ヒューリック杯棋聖戦】藤井七段、新棋聖に 史上最年少タイトルホルダー 30年ぶり更新
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(きせい)(36)=棋王・王将=に挑戦していたタイトル戦「第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第4局が16日午前9時から、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、後手の藤井七段が勝ち、シリーズ3勝1敗で初タイトルとなる棋聖位を獲得した。
17歳11カ月でのタイトル獲得は、屋敷伸之九段(48)が持つ最年少記録(18歳6カ月)を30年ぶりに更新。初の現役高校生のタイトルホルダーとなった。
藤井新棋聖は今シリーズ、17歳10カ月と20日の史上最年少でタイトルに挑戦した。現役最強とされる渡辺前棋聖に対し、相手の得意戦法の矢倉戦で開幕2連勝。初タイトルに王手をかけた第3局では敗れたものの、2勝1敗で迎えた第4局は、連勝した第1、第2局と同様に矢倉戦となったが、三たび勝利し、3勝1敗で初戴冠(たいかん)を成し遂げた。
藤井新棋聖は現在行われている第61期王位戦七番勝負でも木村一基王位(47)に挑戦しており、開幕から2連勝している。
藤井新棋聖は愛知県瀬戸市出身。杉本昌隆八段門下で平成28年10月、史上最年少の14歳2カ月で、5人目の中学生棋士としてプロデビューした。29年6月には史上最多の29連勝を達成。29年度の記録全4部門独占の最年少「四冠王」、史上初の3年連続で勝率8割をマークするなど数多くの記録を打ち立てた。
渡辺前棋聖は初防衛に失敗し、2冠に後退した。