kg_noguの愚痴日記

アラfi親爺が日々の愚痴を綴るブログです。だいたい日韓関係とか。最近はコロナ情報がメイン

予想通りw ―― 「へずまりゅう」起訴 会計前魚食べた罪

新型コロナ肺炎感染お騒がせYouTuber
として
逮捕された直後から
世間の注目と批難を集めていた、
へずまりゅう』氏が
このほど
正式に起訴される運びになりました。



さて、
この件について。
逮捕された直後、
一部では
『罰金刑で済むのではないか』という
比較的安易な観測が流れていたのですけど。
私としては
それはないだろう。予想外に重い刑に問われるかもしれない。

以前(7月12日)に、
アレコレ書いたのですが。
どうやら、
そこで予想した通りの展開になりそうです。
ということで、
前回7月12日には書いてなかった、
細かい点、というか。
なぜ、
予想外の重い刑に問われることになるのか。
私が
そう推測できた、
理由について。
予想通りの結果になったので、
前回は
書かなかった部分について
書いておこう、
と思います。



さて、
私が今回の件で予想出来た理由を
先に述べますと。
店の立場としては
 起訴して貰わないと困るから』
これにつきます。
コレ故に
へずまりゅう氏は
店側が警察に相談した時点で、
警察側の対応として
逮捕→起訴
の流れがほぼ決定していた、

予想出来ました。
って。
これだけだと
大抵の人はワケが判らない、

思いますので。
これから
その点を説明していきます。



そこでまず、
説明しやすくするために、
今回の
『へずまりゅう』氏を『万引き犯』に見做すこととします。
実際の罪状は
店内でお金を払う前に商品を食べてしまった、ということで異なるのですけど。
店側の扱いとしては、
実務上、
万引き犯と変わりませんので。
ここからの
説明ではそのように見做します。
で、
店側としては
当人が自供してきた時点で、
被害額を弁済してもらって。
謝罪してもらい、
初犯なので、
その場で
厳重に注意した。
場合によっては警察に連絡して、
警察からも注意してもらう。
と。
だいたい
このような対応になります。


これは
事件が起きた店独自の対応ではなくて。
だいたい
全国どこの小売店で、
今回の事件が起きた場合でも。
ほぼこのような
同じ対応になる、はずです。
というのも、
この対応の内容については、
店が独自に
勝手に決めているのではなくて。
万引き犯の場合、
どういう行為が刑罰の対象になるのか。
警察に連絡を入れるか、
引き渡すかどうか、
と、
細かい点について
警察からレクチャーを受けて、
その地域の警察署、警官と協議して
ガイドラインをまとめて。
それにそって対応しているからです。
これは、
お店を開いて営業していたら、
警官が巡回してきて、
必ずレクチャーされます。
店舗営業するなら
まず、
避けることは出来ません。
まあ、
商店街の自治会で説明を受けたり。
地域、担当者ごとに
対応の濃淡などで差がある、
とは思いますが。
とにかく、
店毎に
万引き犯の扱いが異なっていたら
困るので。
警察が釘を刺しに来るわけです(笑



で、
今回の
へずまりゅう氏の件に戻りますけど。
店側の対応は、
警察から指導されたガイドラインに沿った、
対応だった、
と思われます。
それで、
その場で
被害額を弁済してもらって、
当人に謝罪してもらって、
済ませた。
と。
店側は、
被害額を弁済してもらった時点で、
この事件は終了した、

考えていました。
ところが、
へずまりゅう氏は
一連の行為を
動画として撮影しており。
その後、
その動画をネットにアップして世間に公開しました。
ここで
今回の事件は
単なる万引き事件ではなくなりました



被害を受けた
店側としては
万引きの件は既に弁済してもらったのだけど。
その一連の場面を
動画として公開されるのは困るので。
動画を差し止めるためには
どうしたら良いのか。
それも含めて、
従来、
警察から指導されていた万引き対応ガイドラインでは
解決できない事例が発生したので、
これにどう対応したら良いのか
今後類似犯が出た場合の対応はどうするべきか。
警察に相談したのでしょう。
そこで、
相談を受けた警察は、
大変困ってしまい
頭を抱えてしまいます。
というのは、
今回の
へずまりゅう氏の件は
これまで警察が作り上げてきた
万引き対応ガイドラインを根本から破壊してしまう、
そういう事例だからです。
これまでの事件は、
弁済後和解したら事件は終了。
その後、犯人が再度事件をほじくり返して迷惑行為に及ぶ、とか。
従来の万引きでは有り得ません。
それは、
再犯になります。
今回の件は、
このまま放置したら
模倣犯が大量発生して
店側が大混乱になるのは火を見るより明らかです。
そうなったら、
警察がこれまで築いてきた
小売り販売店との信頼関係、協力体制、
地域防犯体制が
瓦解してしまいます。
警察として、
それは
絶対に見過ごせません。




では
どうするか。
ここは
『一罰百戒』で、
へずまりゅう氏を見せしめにして。
模倣犯の追随を防がなければならない。
具体的には、
今回のような事例で
動画をネットにアップする行為が
当人に不利益をもたらすだけの結果になる、
という事実を
広く世間に知らしめる。
そのために
どうするのか。
というと。
当人を『逮捕』して『起訴』する。
そうすることで、
当人を数ヶ月の間拘束して、
行動の自由を奪うことで。
このような行動は
不利益な結果にしかならない、と明らかにする。
罰金刑で済ませてしまうと、
100万円程度なら
YouTuberにとっては必要経費で賄えてしまう範囲ですから。
当人を拘束することで、
経済活動を妨害して。
動画を撮影する行為の収支が赤字になる結果を狙う。
と。
警察、検察としては
今回の件、
起訴して裁判に持ち込みましたけど。
実際、
懲役刑の判決が出る、とは考えていないはずです。
罪状は被害総額1000円以下の万引き、で。動画撮影は犯罪になりませんから。
そこで狙いはあくまで
起訴、裁判にまで持ち込んで、
その間、
当人を拘束し。
自由を奪うことで、経済活動に制限を加える。
この点でしょう。
動画1本製作するために、
数ヶ月から1年も拘束されて行動の制限を受ける、
となれば。
YouTuberとしては
大赤字。
さらに
裁判に持ち込んでおけば、
次回、
似た事例で
実刑を科す確率が上がりますからね。
それなりの
抑止効果が見込めます。



とかとか、
店側から相談を受けた
警察は。
ここまで説明したような内容を考えて。
店側に説明して。
店側に納得、安心してもらったはずです。
今回の件で、
警察の狙いは、
店側の信頼を取り付ける、
協力体制を維持する、
この点だろうと思われます。
ここが崩れてしまうと
現在の
地域防犯体制が
根本から瓦解してしまうので。
それは
なんとしても避けたい、

考えていて。
へずまりゅう氏個人への懲罰は、二の次でしょう。

 

 

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「へずまりゅう」起訴 会計前魚食べた罪、名古屋

 名古屋地検岡崎支部は18日、会計前の魚を食べたとして、窃盗の罪で、「へずまりゅう」の名前でユーチューバーとして活動する住所不定、無職、原田将大容疑者(29)を起訴した。原田被告は愛知県警が逮捕後、新型コロナウイルス感染が判明。逮捕、移送した捜査員や勾留中の容疑者に感染が確認される騒ぎになった。
 起訴状によると、5月29日に愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の魚の切り身(約430円相当)を食べて盗んだとしている。店内で食べ、空になった容器を持って行く様子を動画で撮影し、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿していた。
 原田被告は7月11日に愛知県警に逮捕され、岡崎署に勾留。発熱があり、同15日に陽性と判明、同16日から入院していた。
 逮捕前には、マスクを着けずに山口県など各県を訪問しており、山口県では接触した人が次々に感染確認され、山口県の村岡嗣政知事が同被告を非難する一幕もあった。