昨日と今日で、
感染症の専門家会議があって。
新型コロナ肺炎の現状、
防疫対策などについて、
あれこれ
討議されたそうな。
その中で、
会議の統一見解として。
現状は、
5月末頃から始まった、
『第二波』とも言える
新型コロナの感染拡大激化について。
とりあえず、
拡大のピークは過ぎたのではないか。
おおよそ、
先月7月末頃、
27日とか28日とか
その近辺がピークで。
そこから
感染拡大が下降局面入りした、
勢いが鈍化したように見える。
という。
分析、評価になるらしいのですけど。
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これ、
多分、
専門家の方々が
かなり頭を悩ませた内容だと
思うのですよねぇ。
たしかに、
一日当たりで報告される新規感染者の数、を
グラフとかにプロットしていくと。
先月7月末くらいで頂点を付けていて。
そこから
ジリジリと報告数減少下降しているのですけど。
これが
なかなか悩ましいのです。
数字を見れば
減っている『結果』は間違いない。
では
どうして減少に転じたのか、
と
原因を探してみるのだけど。
それが、
さっぱり見つかりません。
こうなると、
この現状を『拡大鈍化』と評価して良いのかどうか。
長いスパンで見れば、
たまたま出てくる
統計上の数字のブレ、
と
見做すことも出来てしまうわけで。
これが、
何かの対策を実施して。
それが
功を奏した結果、
感染拡大の勢いが鈍化した。
という
流れなら。
『原因』と『結果』の因果関係が明らかになっているので。
評価しやすいのですけど。
原因は不明なまま、
結果だけ出ました。
となると。
『裏付け』部分を説明できないので。
果たして、
見た目の数字を
そのまま受け止めて良いのかどうか。
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私的には、
学生の夏休みが完全に終わる、
つまり、
日本国内のどこの学校も始業する、
9月に入れば。
今の傾向が変わって、
再び感染拡大へ向かうだろう。
と
見ているのですけど。
感染拡大に関して、
学生の移動、人的接触がかなり大きなウェイトを占めているように
思えるのですよねぇ。
前回の
『第一波』のときも、
感染拡大のピークは3月下旬くらいではないか。
と
後からの分析で
そのような評価が出ていましたけど。
これ、
国内学校の全休校、
学生の巣ごもり、というか
家に隔離状態になってから。
だいたい
2~3週間後の話なんです。
政府から休校要請が出たのが、
3月2日ですから。
今回の場合も、
8月上旬が感染拡大のピークだとすると。
これ、
学生が各自バラバラ夏期休暇に入り始めてから。
だいたい
2週間後くらいなんですよねぇ。
まあ、
単に
時期が似通っただけ、とも言えますけど。
この先、
9月以降感染再拡大が始まるようなら。
感染拡大について、
学生たちの行動が及ぼしている影響を
真剣に分析、検討してみる
価値はあるでしょう。
国内の感染者は新たに1184人、死者は11人…小樽市立病院をクラスター認定
国内では20日、新型コロナウイルスの感染者が42都道府県と空港検疫で新たに1184人確認され、2日連続で1000人を超えた。死者は、埼玉、神奈川、大阪などで計11人だった。
新たに339人の感染者が確認された東京都では、20~30歳代が183人で全体の54%を占める一方、70歳以上も32人に上り、直近1週間の平均陽性率は5・4%となった。神奈川県も104人で、5日ぶりに100人を超えた。
北海道では、新たに25人の感染が判明。小樽市立病院では医療従事者や患者ら計17人の感染が確認され、クラスター(感染集団)と認定された。道内の感染者が20人を上回ったのは3日以来、17日ぶり。
熊本県では、九州豪雨の避難所運営に携わった同県芦北町の40歳代の男性職員の感染が判明した。
大阪府では、クラスターが発生した大阪市内の高齢者施設の90歳代女性が死亡し、沖縄県でも、60歳代男性と80歳代女性の死亡が確認された。
感染拡大、7月下旬から8月上旬にピークか…対策分科会で公表
新型コロナウイルス感染症の今回の感染拡大は7月下旬から8月上旬にかけてピークに達し、その後、新たな感染者は減っているとみられるとの分析が、21日の政府の対策分科会で公表された。ただ、再拡大の恐れがあり、感染予防対策を続けることが重要だと指摘している。
分科会委員の押谷仁・東北大教授が感染者を発症日ごとにまとめた分析では、7月下旬を過ぎると減少傾向が鮮明になった。押谷教授は「流行が起これば再び増えるため、安心はできず、引き続き注意が必要だ」と語った。
また、1人の感染者が実質的に何人にうつすかを示す「実効再生産数」は、増加から減少に転じる指標の「1」を、8月上旬に下回ったという。参考人としてオンラインで参加した西浦博・京都大教授が、東京、大阪、愛知、沖縄の分析結果を示した。ただし、まだ「1」に近い水準とみられるため、再拡大の懸念もあるとしている。