連日、
世間を騒がせていた
横浜の地下貯油タンク跡重機転落事件。
ついに、
昨日の夕方、
行方不明だった重機と作業員が見つかりました。
結果は、
大方の予想通り、
操縦室内での死亡が確認された、のだとか。
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まあねぇ、
高さ30メートルとかからの
転落ですから。
やっぱり
助からないよねぇ。
エアバッグが付いていても
難しいよなぁ。
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それにしても、
落下した重機の重さは20トンほどもあるそうで。
それじゃあ、
タンクの上蓋、崩落しますわ。
現場写真に写っている
地下タンクの上蓋を支えている構造物は、
針金並のスカスカ鉄骨で
鉄板コンクリを支えているだけですもの。
どうみても、
20トン+αの重量を支えられる構造に
なっていません。
20トンって
だいたい通勤電車の車両1両、ほどの重さです。
そんな、
荷重20トンに耐える強度と言ったら、
ちょっとした橋脚並の支えが必要ですよ。
スカスカ鉄骨のアーチ構造だけでは、
とても無理です。
支えきれなくて、
落ちますよ。
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これ、
安全管理とかどうなっていたんだろう?
積載許容量とか、
その辺の見積もり、ちゃんと出していたのかな。
あの、
タンク上蓋の構造を見たら。
20トンの重機に使用許可を出す、とか。
まず
有り得ないと思うのだけど。
4トンダンプカーでも、
荷重と車両あわせて、
総重量8トンくらいですからねぇ。
それの倍、
2台分とか。
うっかり
蓋に載っかってしまったら
蓋ごと落ちてしまうのは確実です。
傍を走るだけでも
内壁面が崩落して
地面ごと横滑りして崩れる可能性がありますし。
穴の位置を示す、
『ポール』とか、
『ロープ』とか、
そういった目印も設置されていなかったようですし。
果たして、
どういう工事計画と安全管理になっていたのか。
これから
捜査が進むのかなぁ。
米軍跡地のタンクで重機の一部発見 排水し不明男性捜索
横浜市金沢区の旧米軍施設「小柴貯油施設跡地」で60代の男性作業員が使っていた重機ごと行方不明になった事故で、横浜市消防局が28日午前、地下の貯油タンク(直径約45メートル、深さ約30メートル)内で重機の一部を発見した。タンク内の水深は約4メートルあり、ダイバー3人が潜って男性を捜索する。
タンクを覆っていた鉄やコンクリート製のふたの一部と、その上にあった土が崩れ落ちており、市消防局などは男性が何らかの原因で転落したとみている。
事故は25日午後4時5分ごろ「重機と人が穴に落ちたかもしれない」という工事関係者からの119番通報で発覚。市消防局などは26日夜から、ポンプ2台を使ってタンク内にたまった水(推定約1万立方メートル、水深約14メートル)の排水を始めた。翌27日からはポンプを最大5台に増設し、24時間態勢で作業を進めた。
28日午前10時45分ごろ、水深は4メートル余りになり、地上から、重機の一部を発見した。
横浜市などによると、現場では、別の建設現場で出た土をダンプカーでタンク付近に運んで仮置きする作業中だった。男性はダンプカーの運転手と2人1組になり、「バックホウ」と呼ばれる重機を運転していた。この作業は「飛島・奈良・センチュリー建設共同企業体」が市から受注した工事の一環だった。
現場は旧日本海軍が燃料貯蔵基地として建設。戦後は米軍が航空機燃料の備蓄基地として使っていた。2005年に日本に返還され、市が公園整備を進めている。
タンクに転落事故、重機の操縦室内で遺体発見
横浜市金沢区の旧米軍施設「小柴貯油施設」跡地内の地下貯油タンク跡(直径45メートル、深さ約30メートル)に重機と操縦していた60歳代男性が転落したとみられる事故で、市消防局は28日、タンク内の泥水の中にあった重機の操縦室内で男性とみられる遺体が見つかったと明らかにした。
市は26日夜から泥水をくみ上げて排出しており、28日午前に重機の走行用ベルトの一部が発見されていた。