これ、
昨日チラッとニュースで取り上げられていた話題です。
ただ、
一般の人はほとんど関心がない、みたいで。
私は
記事にブックマークを付けましたけど。
ブックマーク数、少ないですねぇ。
10件程度、
まあ、
私みたいに
大学時代に教育行政先行していました、
とか。
特殊な興味関心盛ってないかぎり、
普通の人は気にしないですよねぇ。
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でも、
この話題。
実はかなり以前から議題にされていて、
コツコツと
外部への門戸は少しずつ開かれていたのですけど。
なかなか遅々として進まなかったのが、
ここ最近の、
就職先の教員不人気、定員割れ、で。
一気に
ひっくり返った感じです(笑
以前は、
といっても
今から20年くらい前の話ですけど、
教員免許を持ってない部外者が、
学生に指導するのは、
学校側や文科省が強烈に嫌がっていたのですけどねぇ。
隔世の感があります。
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今から、20年前、って。
ちょうど
日本が
サッカーワールドカップ初出場を目指して。
選手育成、強化に本格的に力を入れ始めた頃です。
そのときに、
ユースの幼年選手、
日本の場合、
学生で部活動でサッカーをしている若手選手、
これをどうやって強化するか。
ってのが、
日本サッカーの底上げするための至上命題として、
議論の的になって。
そこで、
プロ・サイドから
有力校に指導員を派遣する、って話も出たりしたのですけど。
当時の文部省、教育現場の猛烈な反対で、
頓挫したのですよねぇ。
学校の部活動は、
そういうプロ意識を持ち込んで選手育成する場所ではない、
って。
大人側の理屈で。
学生達が、
プロの指導を望んだとしても。
学校側が精神論を振りかざして、
部外者の介入を認めない、
と
取り付く島もないみたいな。
態度で。
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でもねぇ、
時が経つにつれて。
部活動のレベルもどんどん底上げされて。
指導するのも、
教師との兼業だと、
指導レベルに専門的な知識が要求されるようになってくると。
とてもじゃないけど、
手が回らなくなってくるんですよねぇ。
大会で、
成績が残せるように
学生達を成長させるタメには、
専業コーチが必要になってくる。
なにせ、
大会に出場するための基準記録、とか。
予選を勝ち抜くためのチームの技術レベル、戦術レベル、とか。
どんどん底上げされていきますから。
素人の思いつきで調べた程度の
指導、強化では。
本格的に強化している学校には、
まったく太刀打ちが出来ません。
学生だって参加する以上は勝ちたいから。
より専門的な、
プロのコーチングを求め願うようになってきます。
ごく普通の、
そのへんの中学校とか高校の学生とかでも。
それで、
少しずつ門戸開放が進んでいたのですけど。
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今回は、
いよいよ本格的に
部活動の指導は部外者に、
その道のプロのトレーナーたちに
委ねることを
決断するに至った。
と。
ここまで来るのに何年かかったんだろ。
20年? 30年?
いや、
高校野球での諸問題を含めたら、
もっとかかっているかなぁ。
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とはいえ、
まだ『休日』限定なんですよねぇ。
往生際が悪い、というか。
どうして
スパッといかないのかな。
休日の部活動は地域の活動 教員負担軽減の仕組み整備へ 文科省
2020年8月31日 11時45分
長時間労働が問題となっている教員の負担を減らすため、文部科学省は、休日の部活動は地域の活動とすることで、教員が携わらなくてもよくなる仕組みを整備し、3年後から段階的に実施していくとする改革案をまとめました。
文部科学省がまとめた改革案によりますと、部活動はスポーツや芸術などを通じて授業とは異なる意義がある一方、教員の長時間労働の要因や負担となっていて、生徒にとっても望ましい指導が受けられない場合があるとしています。
このため、改革案では、部活動は必ずしも教員が担う必要のない業務だとし、休日に部活動を行う場合、希望しない教員は指導に携わらなくてもよい環境を構築するとしています。
具体的には、休日の部活動は「地域部活動」として地域の活動とし、地域のスポーツクラブなどの団体が管理・運営する仕組みを整備して、3年後の令和5年度から段階的に全国で実施していくとしています。
このため、今後は地域での具体的な事例をもとに研究を進めながら、退職した教員など指導にあたる地域の人材を確保する仕組みや保護者の費用負担の軽減策などを検討するほか、休日も指導を希望する教員には運営団体で指導を行えるよう兼業の在り方を整理するなどとしています。
この改革案は主に公立の中学校が対象で、文部科学省は高校でも同様の取り組みを実施したい考えです。