このニュース、
第一報を聞いた時は
かなり驚きました。
香港のデモに参加していた日本人が拘束された、とか
説明が流れたので。
いよいよ来るべき物が来たな。
と。
香港版治安維持法、とも呼べる、
『香港国家安全維持法』は、
中国人以外にも容赦なく適用する、
と
中国共産党政府が公表してましたよねぇ。
それを効いてましたから、
ついに日本人の中から犠牲者がでてしまったのか、
と
愕然としたのですが。
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ところが、その翌日。
すぐに
続報が出て、
無事釈放された、と報告が出たので。
ホッと安心したのも束の間。
よくよく
ニュース記事を見ていくと、
どうも
書いてある内容がオカシイのですよねぇ。
捕まった
日本のジャーナリストは、
『香港出身で、日本で育った』とか書いてあります。
日本の記者証を携行していた、
と
説明があるのですけど。
それは、
日本のマスメディアに就職しているだけで、
国籍は
日本人とは異なるのではないか。
そういう
疑惑が出てきました。
香港出身、と身分が明らかになっていますので。
ということは。
香港籍=中国籍、もしくは英国籍。
36歳という年齢を考えると、
おおよそ
中国籍オンリーでしょうね。
そうなると、
日本メディアが現地で記者契約を結んだ、
現地エージェント、
というのが正しい表現じゃないかなぁ。
と。
そんな疑惑、というか考察が、
ネットの一部界隈で
侃々諤々盛り上がって
大騒ぎになっていたのですが。
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それも影響したのでしょうか。
さらに続報が出て。
逮捕された日本のジャーナリストは、
日本国籍を保有していない事実が公表されました。
ただ、
当初
香港当局から『邦人』との連絡を受けていたので。
それが
混乱を招いた原因だったようです。
これは、
日本の記者証を見て。
香港当局が必要以上に気を回して、
身元確認も見込みだけで、
十分に行わずに
早々に釈放してしまったので。
今回の様な、
情報が錯綜する結果になった、
という解釈で
良いのですかねぇ。
香港当局としては、
出来るだけ
日本とのトラブルを避けたかったので。
処理を焦った結果、
ミスをしてしまった。
と。
そういう事なのかなぁ。
香港で日本のジャーナリスト逮捕 翌日に保釈
【香港=藤本欣也】香港で反政府デモの写真などを撮っている日本のフリージャーナリストの男性(36)が8月31日に逮捕されていたことが3日、分かった。男性は逮捕翌日の1日に保釈された。
男性は香港出身で、日本で育った。2016年から香港に在住し、日本の記者証を携帯しながら、デモ現場で写真や映像を撮っていた。香港の旅券(パスポート)を持っているという。
香港メディアによると、男性は8月31日、エアガンのような模倣銃を所持していたとして逮捕されたという。男性はサバイバルゲームを愛好していた。同日は香港で警察への抗議活動が行われていた。
茂木外相「日本国籍を有していないと判明」 香港で一時拘束された人物
茂木敏充外相は4日の記者会見で、香港で8月31日に現地当局に拘束され、翌9月1日に保釈された人物は、邦人ではなかったと明らかにした。「現地当局などに人定の確認を進めたところ、日本国籍を有していないと判明した」と語った。
菅義偉官房長官は3日の記者会見で、現地当局から邦人を一時拘束したと説明を受けたと発表していた。