近々、
町田に出かける予定があったので。
久しぶりに、
Sガストで「若鶏竜田揚げ」定食でも食べようかなぁ。
と思って。
ネットでメニューを探したみたら。
すかいらーくグループのサイト一覧に
名前が載っていません。
あれ、
変だなぁ、と思って
検索してみると……
なんと、
7月に全店閉店していた、とか。
なんというか、
このチェーン店は、
けっこうなお世話になっていたので。
とても残念です。
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かれこれ、
在宅に移る前だから
10年くらい前の話ですが、
中野で働いていた頃は、
かなりお世話になりました。
鶏肉の竜田揚げ、
上にも書いた、
若鶏竜田揚げ定食がメインの定食屋、
というか
若鶏竜田揚げ2枚とコールスローがのったプレートに、
丼飯と味噌汁がついて
ワンコインで食べられる、
という。
ワンコイン定食をメインに回していた、
定食屋です。
関東一円というか、
東京都と埼玉と、
20店舗くらいにしか存在しない、という。
ローカルチェーンなので。
その場所から離れてしまうと、
なかなかお目にかかれないのですよねぇ。
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アベノミクスで
1ドル=110円近辺になってから、
海外からの鶏肉の仕入れ値段が
ドーンと高騰して。
そこから、
主力商品だった
「若鶏竜田揚げ」
他の「鶏肉」系メニューで採算をとるのが難しくなってきて。
いろいろと、
他の食材を使ったメニューの開発も
進めていたのですけど。
ワンコイン定食を求めてくる客層を
ターゲットにした店作りがコンセプトになっていましたから。
デフレ脱却後の、
円安で原材料が高騰した状況では。
やっぱり、
ワンコイン定食屋として
この先続けていくのが、
難しかったのでしょうねぇ。
かといって、
「吉野屋」とか「すき家」みたいに、
客単価を200円くらい上乗せする商品を提供するには。
キッチンが手狭すぎて。
おいそれと
新メニューの開発もままならない、
という。
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いちおう
系列店のガストにいけば、
似たようなメニューは食べられるのですけどね。
とはいえ、
ガストのメニューは
メインの若鶏竜田揚げに
キャベツの千切りつけただけの
プレートに。
丼飯と味噌汁ドーン、って
いかにも「男飯」みたいな物とは
全くの別物になってしまっていて。
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あの
定食がもう食べられないのは。
本当に残念です。
カウンター席に「ごま塩」が置いてあって。
それを丼飯にふりかけて食べるとか。
そんな定食チェーン、って。
ここしかなかったもの。
レストラン「Sガスト」が全店舗閉店 「さようなら」「涙が止まらない...」惜しむ声相次ぐ
「ガスト」や「バーミヤン」などのファミリーレストランチェーンを展開する、すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)は2020年7月5日、レストラン「Sガスト」の営業を終了した。
同社の広報担当者が8日、Jタウンネットの取材に対して認めた。
Sガストは2001年、1号店となる赤坂店をオープン。以降、約20年にわたって関東を中心に店舗展開してきたが、5日の日吉店(横浜市)の閉店をもって、全店舗の営業を終了した。
同店では定食や丼ものを中心に提供。コスパが良く、手軽に食事を楽しめる店として親しまれてきた。
筆者も前職の時は、神保町のSガスト(現在はから好し)に昼・夜含め何度かお世話になった。ランチタイムは多くのサラリーマンがカウンターに並んでおり、その手軽さが重宝されていたようだった。
すかいらーくホールディングスの広報担当者によれば、閉店後はから揚げ専門店「から好し」やとんかつ店「とんから亭」など、同社が運営する別ブランドに業態を変えている店もある。その場合は、基本的にスタッフもそのままだという。